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YouTube(ユーチューブ)で大切な指標となるが視聴維持率です。
このコラムでは、現役の人気ユーチューバー自身が、2年で登録者20万人を達成したリアルなコツや裏技を紹介していきます。
*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー
ビジネスとしてYouTube動画投稿をしている人の多くが、動画の長さを8分以上にしています。なぜなら8分を超えていれば、動画の途中にも広告をつけることができるからです。ただ、せっかく8分動画を作っても「再生中に離脱する人」が多くては収益が低くなってしまいます。これを、「視聴率維持率」と言います。この視聴維持率が低いと、他の動画の関連動画として、レコメンド表示されにくくなります。
そこで、必要なコツを「視聴維持率を伸ばす!8分動画の必勝6段構成」と題して解説していきます。
*こちらも人気:1再生いくら?人気ユーチューバーが本音で解説
動画の開始1秒で、「謎の残る主張」を出してください。あいさつ、自己紹介、オープニングムービーなどを入れたくなるかもしれませんが、率直に言って「誰も興味がない」ので、まずは本題の主張をしてください。
そのあと、入れたければオープニングムービーなどを入れましょう。ただ、あまり長いと鬱陶しいので数秒で終わらせてください。「謎の残る主張」をするためのポイントは、
・結論を言わない(言ったらこれ以上観る必要がなくなり離脱します)
・「え、それってどういうこと?」と思わせる
の2点です。
「誰も興味がない」とは言ったものの、すでに「謎の残る主張」をしてあるので、自己紹介などをしても離脱されにくいです。ここでは「普段から○○ジャンルの動画投稿をしています」など、「他の動画も観たくなる自己紹介」をするのがポイントです。
「チャンネル登録お願いします」などのコメントを動画の最後に出すユーチューバーが少なくありません。ただ、そのタイミングにおける視聴者は、動画への興味が極端に薄れている状態ですからチャンネル登録の催促をしてもほとんど意味がありません。
ですから、「普段から○○ジャンルの動画投稿をしています。ぜひチャンネル登録をお願いします!」などと流れるように、お願いしてしまいましょう。
本題です。「謎の残る主張に対する答え」を出すつもりで内容を作り込みましょう。「あなたの主張を論破しようとしてくる人を説得する」というイメージを持つと動画を作りやすくなります。
例えば、「筋トレは週2回におさめるべき」という主張をする場合、その理由を5つほど挙げるでしょう。しかし、「いやいや○○についてはどうなるんですか?」と聞いてくるはずですから、それを想定してさらに回答します。このように「想定される質問→それに対して答える」という感覚で内容を作っていくと、自然に8分を超えさせやすくなります。
「この動画で言いたかったことは何か」を改めて簡単にまとめます。このタイミングで、「視聴者を100パーセントすっきりさせる」のが理想ですから(あくまで理想ですが)、ここで補足を入れたり、新たな情報を付け加えたりするのはやめましょう。
「本日もありがとうございました。もしよろしければチャンネル登録・高評価お願いします!また次の動画でお会いしましょう!」くらいの簡単なもので構わないので、終わりのあいさつをすることをおすすめします。締めのあいさつが全くないと、親近感を持ちにくいですからね。
駆け出しユーチューバーのうちは、数的に全部対応できるはずです。
投稿した動画についてコメントには全て返信しましょう(スパム、中傷などのコメントは消す)。するとコメントしてくれた人がファンになり、視聴維持率がアップする可能性が高まります。
また、コメント欄を見ている人に「真面目な人だな」と思わせることができ、多少ですが良い影響が出るかもしれません。
YouTube(ユーチューブ)の動画のベストな長さはどれぐらいがいいのででしょうか?
動画は8分以上にすると、動画の途中にも広告(ミッドロール広告)をつけられるようになり収益が上がり、稼ぎやすくなります。そのため、近年のYou Tube動画は「8分○秒」以上のものが多いです。
そこで今回は、「最後まで観てもらいやすい8分動画の作り方」について解説します。
*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー
「8分間ずっと楽しい・面白い内容にしなければならない」という事ではありません。もちろんそうできるのが理想ではあるものの、現実的に考えて厳しいですし、頻繁に動画を投稿する場合はネタも尽きていくかもしれません。
・最後まで視聴されやすい8分以上の動画を作る
・それでいてコンスタントに動画を出す
という両方を満たすためには、「途中で離脱される要素をなくす」と考えることをおすすめします。そもそも8分以上という長い動画を再生する時点で、それなりに興味を持っているはずですから、「ずっとすごい情報を伝え続けないと!」などと身構える必要はありません。
*こちらも人気:1再生いくら?人気ユーチューバーが本音で解説
ただ、単に動画の時間を無理矢理引き延ばせばいいというものではありません。「視聴時間(動画を閉じるまでの時間)」はYouTube側で計測されており、離脱が早ければ早いほど、「他の動画の関連動画」などとして表示されにくくなると言われています。
そこでもっとも大切なコツが以下になります。
1)BGMが大きすぎる
2)音が小さい(対策として、一度イヤホン無しで聞いてみよう)
3)「えーっと」「あー」などが多い
4)テロップが見にくい
5)画面が暗い
などのストレスがあると「もういいや」と離脱する人が多いです。理想は「ぼーっとしながらでも内容が頭に入ってくる動画」です。最初からそのクオリティの動画を作るのは難しいですが、少なくとも「視聴者がなんらかの努力をしないと観にくい動画」を投稿するのはNGです。
視聴者はサムネイルやタイトルを見てから動画を再生します。そして、「サムネイルやタイトルを見て浮かんだ疑問、期待、関心、ワクワク……」などを裏切らない動画内容でなければなりません。
例えば、タイトルに「衝撃」と書いてあるにもかかわらず、ありきたりな内容ではいけませんし、サムネイルで「誰も知らない!」と言っているのに、常識的なことを伝える内容ではすぐに離脱されます。
意外に思えるかもしれませんが、結論を全て先に言ってしまうのは厳禁です。作文であれば、「結論→理由……」という構成が好まれますよね。ですが、YouTube動画でそれをやってしまうと、「へえ、そうなんだ。分かった。じゃあもう観なくていいや」となるだけです。
YouTube視聴者の多くは、「結論」が知りたいだけであって、「その結論に至る細かな理由」にはそこまで興味がありません。と言いますか、「すでに結論を知ったのに、それ以上時間をかけてまで理由を知りたい人」は少ないと考えるべきです。結論をある程度最初に言うのも悪くありませんが、あくまで「ある程度」にしましょう。
例えば、「虫歯防止にはフッ素入りの歯磨き粉を使いましょう」が結論だとすると、動画の冒頭では「虫歯防止には歯磨き粉を使うべきですが、普通の歯磨き粉よりも……」くらいで抑えるようなイメージです。
また、どうしても動画を8分以上にできない場合は、できるだけ再生時間を短くしましょう。
「1分」でも「7分59秒」でも、つけることのできる広告の数は変わりませんから、「再生されやすさ」を考えて動画の時間を短くするべきです。
普段の動画に数秒のOP・EDアニメをつけているのであれば、それを省略してもいいくらいです。「今日はいきなり本題!」などと一言添えておくと自然ですね。
PR会社といえば一昔前まで大手広告代理店や広報戦略の代行業者としてリリースを作成したり、記者クラブ対応をおこなったり、メディアリストを整備するのが仕事でした。
しかし、PR会社を取り巻く環境は2022年現在において、年々驚くほどの進化と変化を遂げています。今や大手PR会社以外にも業界特化した専門性の高い広報PRを行う企業が増え、プレスリリース作成やマスメディアへの訪問、それによるパブリシティ獲得や広告換算値の計算だけではクライアントは満足しません。それらはもはや特殊な業務ではなく、PR会社が提供するサービスコンテンツのひとつにすぎなくなってきているのです。
そんなPR業界の動向や大手PR企業4社の最新情報を紹介。広告との違いから2022年も激変するPR業界全体の変化や役割などをポイントをおさえて紹介してきます。
■この記事はこんな方にオススメです!
*記事を書いた人:「めざましテレビ」「王様のブランチ」元放送作家
モノがあふれる現代では、商品の魅力をメディアやクチコミを通じて知ってもらったり、「PR」によってモノを買いたいと思う空気づくりをするのが非常に重要となっています。
そんなメディアや消費者との接点を創出をするのがPR会社の仕事です。我々フロンティアコンサルティングも創業20年来、一貫してPR戦略の実行支援と広報コンサルティングを提供しています。しかし、意外と「PR会社って何?」といわれると、わからない人が多いものです。そうした疑問を持つ人に向けて、まずは、
以上の点について紹介していきます。この記事を読めばPR会社の基本的なことについては、ほぼ全ての理解が深まることでしょう。
2022年になると、一昔前と違いPRという言葉はだいぶ浸透してきました。PRとは「Public Relations(パブリックリレーションズ)」の略です。パブリックリレーションズは、直訳すると「社会との関係」となりますが、まさにその言葉に本質が隠されています。
PR会社とは、企業や団体が自社の商品やサービスについて、
ための活動をさします。
いっぽうで、PRはしばしば「広告」や「宣伝」と混同されます。どちらも自社の商品やサービスを知ってもらうための活動という意味では共通していますが、大きな違いとなるのは「メディアに料金を支払うかどうか」という点です。
PRでは新聞やテレビというメディアに料金を支払うことはありません。
記事や情報番組に取り上げてもらうことを目的に、プレスリリースを配信したり、イベントを行ったりします。いっぽう、意図したように取り上げてもらえるかどうかは確実ではありません。
しかしながら、客観的な立場からの紹介になるため説得力があり、圧倒的に信頼性が高まります。また、メディアに料金を支払うわけではないので、工夫すれば予算ゼロであっても効果的なPRが可能となります。
さらに「発信したら終わり」というわけではなく、「発信後にさらに拡散した対象(バズ)の情報に耳を傾ける」という行動もPRは含んでいます。PRは一方通行ではなく、クチコミやネットバズを含めた多様なコミュニケーションの形をとるものなのです。
一方、広告や宣伝はメディアに料金を支払って行うものです。
どのように露出させるかは企業の意図に合わせてできますが、情報は主観的なものであるため説得力としては低めです。さらに、数多く露出させるためには莫大な予算が必要となります。
ただ、マス向けに大規模かつスピーディーに認知度を高めたいのであれば、広告宣伝は非常に有効な手段になります。
PR業界についても知識を深めておきましょう。日本のPR業界の歴史は、それほど古くありません。ネット上には多くの企業が存在しますが、じっさい社員の数が20名以上の企業規模になると10社前後でしょう。
なかでも最大手は電通PR・博報堂グループ・ベクトルの3社になります。それ以外に、専門PR会社や独立系コンサルティングファームのPR会社や外資系ファームがあります。
PR会社を正しく選ぶためには、まずその種類を知らなければなりません。
種類は大きく「広告代理店系」「外資エージェンシー」「独立系コンサルティング・ファーム」「専門・小規模」の4つに分かれます。どれが一番よいというわえではなく、予算や課題、目的に応じて使い分けるのがベスト。PR会社のタイプや仕事内容については以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参照にしてください。
⇒参考:PR会社に依頼する前に知っておきたい26の問題解決手法
それでは、よいパートナー企業を選ぶにはどうすれよいでしょうか?
PRの選定を間違えると、コストだけでなく、時間や労力の損失につながりますよね。一度失った機会損出は取り戻すことができません。かといって、どこのPR会社も提案時には社長や役員が総出で訪問してきたり、100枚近くの提案書を作成してくることがあります。担当者の言葉だけでは、そのあとの活動の良し悪しは見分けがつきません。
そこでまず、PR会社を見極めるための3つの選定基準を紹介します。
■ダメなPR会社の3つのパターン
(1)露出がないのに提案もない
(2)プレゼンの内容と実際のコンサルティング内容が違う
(3)最後まで諦めずに活動してくれない
具体的には、担当者に直接会って話を聞くのが一番です。
知識や経験、なにより担当者の情熱は態度や言葉にこそ出てきます。以下の記事ではさらに、業界人としての目線もまじえて公平にズバリ!PR会社選びの5つのポイントを非常にわかりやすく解説しています。
⇒参考:3つの大失敗パターンから見えてくる良いPR会社・悪いPR会社の見分け方
PR会社に相談や委託するタイミングは、企業の持つ問題や成長戦略によって大きく異なります。しかし、実際にPRを依頼するべきかどうかの判断がつかない状況では、それこそ暗闇のなかで手を動かすのに近く、不安も大きいことでしょう。
そこでフロンティアコンサルティングが考える、ステージごとに抱える課題に合わせた依頼内容や目的を明確してみました。主には会社設立時、設立後5~10年、成熟期、上場前後のタイミングには、それぞれ計画的なPRが必要となります。具体的に見ていきましょう。
シーズ(種)から起業までのステージはスリリングであると同時に、常にリスクがつきまといます。このステージでのリスクをデスバレー(死の谷)と表現することもあります。社員はまだそれほど多くありません。社長を含めて幹部が数人しかいないことがほとんど。なにより資金が不足しがちです。そのため、基本的には戦略PRはパッションをもとに経営者みずからが差別化戦略、文脈の作成、リリース配布までをおこないます。
いっぽうで経営者に人脈があれば、それを活用するほどメディアに露出することは可能かも知れません。しかし、このステージならではの戦略的なPRの重要性を認識することも必要です。どのような文脈(コンテキスト)で、どう競合と差別化を図りながら、新しい市場でオンリーワンを創出していくか。
こうした戦略PRの視点を、期限やクオリティを決めて外部ブレーンを活用しながら組み上げていくことはとても有益です。PR会社を活用して露出が広がれば、その後の事業拡大や資金調達の足がかりにもなるでしょう。
PRすべき商材が完成し、自社の価値がじょじょに社会に認められていく時期です。もっとも夢や野心が広がる時期でもあります。
こうしたアーリーステージの立ち上げ期には「人材難」が大きな課題になります。社長や幹部にはほかに経営課題や営業活動というタスクが累計的に増えてくるためです。仕組み化や社員の教育に割く時間もありません。
そうした場合に、経営者の頭脳となって発表資料の作成や投資家へ説明をするためのプレスリリースやファクトブックといった資料を構成するのも広報担当の役目となります。また、記者クラブとのリレーション、問題解決のための戦略ストーリー、トレンドを先取りした広報戦略をゼロから組み上げていく、ある意味起業家マインドと同調するマインドセットやスピリッツもPR会社の担当者には求められます。
ビジネスの大枠が固まり、信用度や知名度のアップとともに大口クライアントが大幅に増えるのがこの時期となります。
この時期では、ほとんどの企業が専任広報か、あるいはそれに近い部門を設置して社内外へのコミュニケーションを円滑となるようにシステム化を考えはじめています。社内に人材がいなければ、積極的にPR会社のような外部ブレーンに依頼したり、コンサルタントの活用と同時並行で採用により高度な専門職を身につけた人材を獲得するとよいでしょう。
この時期、PR広報は成長のための大切なブレイクスルーとなることもあります。ほとんどの急成長企業はPR広報がそのきっかけになっている、というデータもあります。メディアへの影響力、長尺でのテレビ露出、それによる採用や信用に対するパワーは絶大です。具体的には「ワールドビジネスサテライト」「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」「日経新聞本紙」の3つに露出することを優先することで、一気に事業が急拡大するケースがあります。また、小売業や飲食店の場合であれば、同時に「王様のブランチ」「めざましテレビ」「Yahoo!ニュース」「日経MJ」の4媒体は確実に押さえていくとようにします。
会社の規模が拡大して、社員も大勢雇用していくステージです。いっぽうで、社内のコミュニケーション課題が明確になり、トップダウンの意思疎通やPR戦略の抜本的な見直しが図られはじめます。
同様に、この時期に一番多いのが会社全体でのリ・ブランディングであったり、広報部門の立て直しといった相談です。とくに広報部門の人材流失をきっかけにPR会社に相談するケースも増えています。
PR人財はコミュニケーション力が高く、活動的で社交性に富みます。いっぽうで飽きやすく、ひとつの場所に止まるのが苦手です。良い意味で非常に成長意欲が高いため、3年程度で辞職・転職してしまう可能性が高いのです。
同時に、この時期は創業メンバーの入れ替えも連続的に起こります。そのため社長の「ヴィジョン」「想い」「何のための会社が存続しているのか」といった存在価値や社会意義の明文化がとても大切です。そうしたメッセージを的確にPRの文面に活かすことで、会社と組織が実体化したステークホルダー向けの広報施策を打ち出すことが可能となります。
順調に事業が拡大していくと、ベンチャーキャピタルから資金調達をして上場を目指すといった機会が訪れます。上場のさいには、上場専門のPRコンサルタントや危機管理広報がいるほど、その業務にはプロフェッショナル性が求められます。
同時に「自社に適したメディアはどれか?」「価値のない媒体には積極的に露出しない」といった媒体研究、自社FacebookなどのSNSや自社サイト(オウンドメディア)を活用した顧客リレーションについても考える必要が出てきます。自社が所属する業界担当の記者は誰なのか、どんなジャンルの、どのような記事を書いているのか、日々の業務のなかで媒体ごとに確認します。また、場合によってはメディアクリッピングやメディアリストを作成していきます。
株式上場して業界を代表する企業に成長した場合、メディアコミュニケーションそのものは非常にやりやすくなります。戦略PRはむしろ企業が安定して成長するための「武器」であると同時に、「安定剤」としての力が大きくなるでしょう。
加えて、とくに大切になるのが危機管理です。不測の事態が起こってから対処法を探すのでは不十分です。広報部門の役割として事前対応のマニュアルのせ揖斐からリスクマネジメントの手順、緊急時におこなう記者対応対策も守備範囲にしていかなければなりません。万が一、大きなリスクが発生した場合にはすぐに対策室を設けて、ベストな受け答えの原稿を練り、真摯な態度で「事実」を伝えることに徹しましょう。
つづいて、具体的な事例をもとにタイプ別の成功事例や業種別の対応策についてご紹介します。
海外メーカーであるレイコップは日本での販売に苦しんでいました。当初は広告を中心に販促展開をしており、予算が減っていくいっぽうでした。
しかし、ふとんに掃除機をかけるという文化のない日本では、広告を見ても、すぐに購買につながるアクションに結びつけることが難しいそこで、当時のマーケティングプランナーがPRファーストに戦略を切り替えます。私たちも協力してブランディングと広報戦略をゼロから構築し直し、認知を拡大するストーリーを創出して、少しずつメディア露出を広げていきました。結果、当時話題の「家電芸人」の番組で紹介され、一気にブームとなったのです。
ミドリムシの普及をおこなう世界的バイオ企業のユーグレナさまでは、当時、世界に通用する企業となるためのコンセプトメイキングをしていました。
最優先で構築したのが文脈(コンテキスト)です。文章を主体として、世論主である生活者やステークホルダーすべてに共感を与える。かつ、市場優位性も発揮できるコンセプトは、そのまま優れたコンテンツPRの土台になります。そうした広報戦略の設計計画のなかで生まれたのが「ミドリムシが世界を救う」でした。その後、文脈を伝えるストーリーPRに姿を変えて、世界を救うユーグレナの活動は多くの人々の心に伝搬していきました。
ショウワノートさまから依頼は、当初コーポレートブランディングがはじまりでした。その周年イベントのタイミングで歴史の古いジャポニカ学習帳の表紙を変更したわけです。理由は購入者であるお母さんがたの「昆虫の表紙を子供たちがこわがる」でした。
私たちの世代では当たり前の昆虫表紙。これを社会的な時代背景とともにマスコミ各社に一斉にメディアリリース。すると瞬く間にテレビや新聞に露出し、結果、50番組を超えるニュースや情報バラエティーに取り上げられることになったのです。
東証市場に上場したバルビバーニさまでは、その上場3年前から支援がスタートしました。毎年のスケール拡大が急務であり、そのための社内体制は万全でありましたが、さらなるPR戦略とマーケティングに貢献するメディア露出が必要でした。
そこで私たちは、企業内の広報部門と二人三脚で情報のコンテンツを作成。広報部門が多忙で手の回らないメディアに1件1件アプローチを行いました。とくにテレビ局へのキャラバン(訪問)は手厚くしました。結果、ワールドビジネスサテライト、ガイアの夜明け、カンブリア宮殿という3大ビジネス番組への露出を実現しました。
⇒参考:ガイアの夜明け・カンブリア・ワールドビジネスサテライトの3大番組も網羅。その訳は?
PR会社と広告代理店の明確な違いは何か?どちらに依頼したほうがお得なのか?
この議論は、現在においていまだに続いいるのが現状です。実際に問い合わせでも一番よく聞かれます。
そもそもPR会社に依頼した方がよい問題と、広告代理店に直接相談したほうがよい場合もあります。ただ、2022年頃からはPR会社でも広報やタレントのキャスティングだけでなく、動画制作やCM活用、各種デジタルサイネージとの連動が増えてきました。そうして意味においては、両者の業務領域の違いはじょじょに無くなってきていると言えるでしょう。
そうした現状においても、得意・不得意という意味においては、PR会社にも強みや弱みがあれば広告代理店にもあります。
わかりやすく、以下に列挙してみました。
一般的に、広告代理店よりPR会社に相談したほうが効果的なケースは以下です。
PR会社と比較して、広告代理店にも高い優位性があります。特にサポートの充実性やインフルエンサー活用などで主には上記の裏返しとなります。
正直、PR会社に依頼しないほうがよい分野やケースもあります。残念ながら、必ずしもすべてのクライアントさまでPR会社が成果を発揮できるわけではないのです。じっさい私たちも、ご相談の段階で年に2~3件はお断りしています。
こうしてみると、どんなときにPR会社が必要かが見えてきますね。
「PR会社」と「広告代理店」の違いを、ただ単に比較しただけでは何もわからないことがほとんどです。双方とも手の内を明かさないので、強みと弱みを一覧にして可視化するとわかりやすくなります。なお一度相談された案件でも、広告代理店のほうがクライアントにとってメリットがあれば、プロジェクトの途中であっても当社はそのように率直にお話ししています。
続いて、PR会社を探している企業や広報部門には、どんな課題やニーズがあるのでしょうか。
あくまで私たちフロンティアコンサルティングの自社調べになりますが、問合せのニーズの割合はおおよそ次の通りです(複数回答)。なかでも、上場企業やベンチャー企業にかかわらず「テレビに出したい」「戦略を明示したい」というニーズが70%前後と圧倒的に多いようです。
なお、PR会社の学術的な定義については「日本パブリックリレーション協会」「日本広報協会」のサイトに詳しく掲載されています。興味があれば下記URLを参照にしてみると良いかも知れません。
ちなみに、パブリックリレーション協会はその倫理規定にて以下のようにPRの考え方を定めています。
パブリックリレーションズは、ステークホルダーおよび社会との間で健全な価値観を形成し、継続的に信頼関係を築くための活動である。その中心となるものは、相互理解と合意形成、信頼関係を深めるためのコミュニケーションである。
出典元:公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会「倫理規定」より
また、ほかにも世界に通用する広報ビジネスパーソンの育成を目指して、2017年4月には日本初の広報専門職大学機関「社会情報大学院大学」も設立。こちらもPRコンサルタントの地位向上と広報研究の益々の発展が期待されています。さらには「日本広報学会」では、適切なリスクマネジメント社会の在り方や、多様なステークホルダーとの幅広い関係性の構築などを研究。ソーシャル・メディアを含めた広報・コミュニケーションの重要性をアカデミックに研究・発表しています。
*参考サイト:
●公益社団法人日本広報協会
●社会情報大学院大学
●日本広報学会
PR会社が課題解決の担い手として、広告代理店とすみわけを図りながら、これからの時代の新しい価値として提供すべきものはなんでしょうか。当社フロンティアコンサルティングではそれを4つの「PRソリューション・フレームワーク」として考えて、提唱しています。
その1つは「PR戦略」の提示です。2つ目は「デジタルPR」の提供となります。3つ目はそれらをブランディングやデジタルマーケティングと連携させて、確実に実行していく「トータル・インテグレーション能力」。そして、最後の4つ目がクライアント自身をメディア化させる「メディアレップ機能」です。
●PR戦略:戦略の骨子となる目的や社会性を組み上げて、存在感のある文脈をデザインします。また、PDCAを回すための基本となる「仮説」と「指標」と組み立てます。
●デジタルPR:ウェブサイトやセールスと巻き込みながら、自社サイトへの流入や問い合わせ(コンバージョン)につなげるためのデジタルマーケティング環境を提案・整備します。
●トータルインテグレーション:動画やSNSなどの横のつながりとメディアコンテンツを連携させて、消費や購入などの顧客の行動喚起を促すPRを実行していきます。
●メディアレップ:創出したコンテンツを一次情報として有効活用しつつ、コンテンツマーケティングとして展開し自社サイトやオウンドメディアでアーカイブス。Googleの求める権威性・オリジナル性・網羅性を高めていきます。
PRと一口に言っても、実際には多くの方法論が乱立しています。
「とにかくすべてのメディアに通じて、同じように露出してもらおう」という内容では成功させることはできません。企業や広報の目的ごとにゴールがあり、そこに集まる読者やユーザー層、あるいはネットやソーシャル上での情報の拡散ルートなどが違うためです。
ただ、企業の経営者やマーケティングや広報部門の責任者からコンサルティングの依頼をいただき、詳しく話をしていると、ほとんどのケースが4つに集約されます。つまりは自社や広報部門に「PR戦略がない」「(辞めてしまって)前任者のように遂行できない」あるいは「デジタルマーケティングとの連携が図れない」「自社コンテンツを創れない」という悩みです。
ご相談や悩みを聞くかぎり企業の約8割が、この「戦略の無さ」「再現性の難しさ」「PRとデジタルマーケティングの連携」「オンドメディア化」に苦しんでいるようにさえ思います。
そのためのPR会社のベストな「最適解」は、ゴールを明確にして現状をグリップしながら、現場の課題の1つ1つを解決していくことにあります。
⇒参考:PR×デジタルマーケティングにはSNSも必要!4つのエンゲージメント戦略について
PR会社のエージェントやコンサルタントに問題解決を依頼するさい、何を基準にしていますか?
もしかして、「会社規模」や「プレゼン資料」だけで判断していませんか?
それも1つの判断基準ですが、正直、それだけで安心して業務を任せることはできません。
たとえば、税理士。顧問となる税理士事務所を社員数やホームページだけで選んだらどうなるでしょうか?
おそらく、間違いなく失敗します。もちろん、それも大切な要素です。いっぽうでPR業務は税理士や弁護士などと同じ専門知識が問われるプロフェッショナルな領域です。そこには知識、経験、人脈、ソリューション能力、プロジェクトマネジメント、課題設定スキル、危機管理能力、プロフェッショナル性、さらには人柄やコミュニケーションなど会社規模とは関係ない、あるいは反比例する要素もたくさん存在します。
PRコンサルタントなら誰でも、広報の問題が即時解決ができると思ってしまうのも少し間違っています。
たとえば、ほとんどメディア業界経験者やコンサルファーム出身の弊社の場合でも、戦略プラニングを上流から行えるのはごく少数です。まだ入社間もない社員ができないのは、ある意味当然なのです。
とくにPRや広報分野は社内情報の取りまとめからはじまりブランディング、WEB戦略やコンテンツマーケティングとのインテグレーション(連携)など多岐に渡ります。上場を控えている場合、経営戦略や株価対策などをトップダウンから構築する必要もあります。
そうした場合、現在の問題を的確に解決する『広報エージェントのプロフェッショナル力』を選ぶ目利きが選ぶ側にも必要となります。それらを踏まえて、あなただけに教えるPRコンサルタントを選ぶさいに押さえるべき10のポイントを紹介していきます。
PRのような専門性の高い分野では、依頼するエージェントが広報の問題に対して積極的かどうかで大きな違いが生まれます。
正直、相当に優秀な人材でなければ新人や新卒社員に情報戦略のコンサルティングはつとまらないでしょう。単に経験が長いだけではなく、その分野に集中的に取り組み、数多くの実績を残して案件を解決してきたことは絶対条件といえます。
事例が多ければ、過去の事例を参考に最大公約数となる解決方法や、最短の進め方を選ぶことがができます。その結果、期待以上の成果やメディアとの有利なコミュニケーションが構築できます。
また、実績が豊富であれば、あなたの会社の欠点や不利になる点の指摘や改善策なども容易になります。単に広報的な知識が豊富というだけではなく、現場での対応力はそれだけ強みになるわけです。
「何でもかんでも芸能人イベントや記者会見にテレビを呼んで解決しようとする」。最近、よく耳にする話題です。芸能人イベントはコスト負担が大きくなります。狙った番組に強引に出そうとすると、制作サイトへのペイドが必要になります。また、イベントを行えばタレント起用の費用が発生します。また、そこに呼ぶためのテレビクルーもコストに盛り込まれることさえあり、どんどん悪循環に陥ります。
もちろん、最終的な着地が芸能人イベントやテレビ番組であってもかまいません。ただ、そこに至るまでにそれ以外の解決方法を豊富に持ち、自社の損得や都合を一度脇に置いて、クライアントファーストで提案してくれることがベストなPR会社の特徴といえるでしょう。
PR広報ではメディア人脈や有識者同士のネットワークが必要になります。そういった人的ネットワークや専門家との連携を取れるかどうかもとても重要です。
会社規模は、じつはあまり結果を左右しません。それもよりも対応できない問題に対して、専門性を深く掘げて有機的に動けることこそ良いPRコンサルタントの条件といえるでしょう。
完璧なエビデンスを手に入れるためには、専門家の力を借りた方がいいでしょう。ただし、社会的背景やストーリー作りのきっかけであれば、ネット上の「ファクト(事実)」だけで事足りることがほとんどです。
PR会社への依頼は『リテナー契約』が基本になります。が、高すぎると負担になります。だいたい、どれぐらいが相場感になるかというと、依頼する会社規模や条件によって変わってきます。
弊社へのセカンドオピニオンの相談でよくあるのが芸能イベントやプレス資料作成、あるいはBS番組やネット動画配信などの項目が、ペイドパブリシティ(有料広告)と一緒に最初からセットにされた見積になっているケースです。オプション料金が続々と発生してしまうと、本来はPR広報に回すべき予算が削られるばかりか、広告プロモーションと大差がなくなぅていまいます。
これでは、PR会社を活用して予算を最適化するという目的から外れるばかりか、総額金額も相当な額になってしまうでしょう。そして、これに端を発したのがパブリシティのステマ問題でした。そうならないためにも、必要な施策とそうでない施策をしっかりと区別することが必要です。
一方でPR会社が全部悪いいうかというと、一概にもいえません。KPIをコストパフォーマンスや目的からの逆算でなく、露出だけで判断するとなければ、追求の結果として広告のようにメディアを枠として押さえてアウトプットだけを評価するのは正解だからです。結果、PR会社のステマ問題が世間を賑わせることになるのです。
これは、私たちも含めたPR業界全体の問題です。誰かだけがダメージを受ける話ではありません。我々だけが他人の顔をするつもりもありません。ある程度の規模を持ったエージェンシーであれば同じように背筋を凍らせたでしょう。
ただ、少なくとも実施の有無はもちろん、リスクや別の手法ををわかりやすく説明してくれるかどうかがPRエージェンシーやコンサルタントを選ぶ重要なポイントになります。できれば担当のコンサルタントに詳細な説明を求めながら、不必要な施策やインクルードされたペイドメディアがないかは確認しましょう。
⇒参考:PR会社のステマ問題について(出典 週刊ダイヤモンド 記事より)
上記7にも通じることですが、PRや広報の露出や成果に「絶対に」「必ず」という約束はありません。
もしあれば、そこには必ず「ペイドで枠を押さえてあるので」というコンサルタントの心の声があるはずです。それは、100%ペイドパブリシティとなりますし、弊社のコンサルタントは間違ってもそのような発言はしません。とくにPRにおいては確実に露出できる事案でもあっても、リスクは必ず存在しているのです。
PR会社に相談をするさいに、担当するコンサルタントの数にこだわって探す方が多くいます。大勢の担当がつけば、それだけメディア露出が有利であるという考えからくるものです。
しかし、たとえば弊社であれば、メディアアプローチは社内で情報が共有され、組織的に行われております。テレビ局の訪問も1人の担当が数件のリリースを同時にディレクターに説明しています。また、2000名以上の記者やディレクターに、一斉リリースメール配信する独自機能も備えています。数はむしろ邪魔になることが多く、質の高い1,2名のプランナーがいれば十分であり、むしろプロジェクトの話が進みやすいでしょう。
最後になりますが、PRにおいては担当とのコミュニケーションが成果を左右します。そのためにも最終的に担当との相性が一番大切です。担当の情熱が感じられるか、想いを共有できるか、最後まで諦めずに活動して食えるか、をしっかりと確かめながら、あなたの条件を満たす会社や人を選びましょう。
いっぽうで、PR会社も「戦略」という言葉を難しく語りたがります。そのほうがプロフェッショナル性を感じさせることができるからです。しかし、これを一言で表現すると「目的を達成するための準備と計画」です。本当は小学生でもわかるシンプルな意味です。
それがいざ、ビジネスのコンサルティングや情報発信のシーンになると、多くのビジネスパーソンが「市場セグメント」「ターゲティング」「ポジショニング」「ペルソナ」「カスタマージャーニー」などの難しい言葉に捉われ、動きやアウトプットの幅を狭めてしまいます。
それらを踏まえて戦略PRとPRの違い一言で表現すると、戦略PRとは「目的達成の為に主体性と計画性を持って行うPR活動」。⇒参考:戦略PRとは?今さら人に聞けない
比べてPRは「目的を持たずに、受け身でメディア露出を獲得するPR活動」といえます。
たとえばこれらを定義して目指す理想像を決める事で、初めて企業が目指すべき広報や、そのための戦略PRを実施する土台が作れます。
PR会社を活用したあとで、その「セカンドオピニオン的」に弊社に相談されるケースも増えています。そうしたさいに、この「目的部分」があやふやなマーケティング・広報部門が多いという印象をうけます。
PR会社を活用してPR戦略を実践するあたっては、利用する側のクライアントはどのような点を意識すれば良いのでしょうか?
じつは戦略PRを実践するために大切な事は2つしかありません。
何のために広報活動を行うのかという「目的」と、そのためにどのような「イメージ」「文脈」をプラニングし、どれくらいの売り上げ・認知度を、いつまでに獲得するかという「目標」を、いつでもサラッと言葉にできるくらい頭に叩き込む事が大切です。
これもビジネスの現場では、「市場をセグメントして「適切なカスタマージャーニーを用いて」「ペルソナのターゲットに」などと難しく語られます。しかし、大切なのは、人や企業に理想的な行動を取ってもらうための会話を、広報活動としてどうするかです。
例えば、目が悪くなった母親に老眼鏡を薦める場合、
上記のようなコミュニケーションを順番に半年~1年のスパンで取っていきます。
市場セグメントやカスタマージャーニーなど、難しい言葉で理解しようとするから混乱してしまいますが、PR会社がおこなうべき戦略PRのコミュニケーション設計は、本当はとても簡単なことなのです。
⇒参考:地道な広報戦略の先にこそメディアがメディアを呼ぶ情報連鎖がある
さてここからは、実際の広報コンサルティングや戦略策定の活動内容をより深く紹介しながら、PR会社の本質的な活動内容を掘り下げていきたいと思います。
PR会社の活動は、しばしば広告宣伝と混同されるというのは前述の通りです。なぜ混同されるかというと、「人々に自社の商品やサービスを広く認知してもらい、利用につなげたい」という明確なゴールが同じだからです。
また、昨今ではコンテンツマーケティングや記事風広告の登場により、ユーザーに与える影響はかなり近いものになってきています。PR活動にお金をかけるのも、広告にお金をかけるのも、ゴールと成果が似ているのならば、どちらでもかまわないと考える人が増えるのも無理ないことです。
しかし、PR会社の活動と広告宣伝は、本質的には本来違うものがあります。PR会社の活動の本質は、「社会との(よい)関係性を作る」ことです。簡単に言うと「会社自体や商品、サービスなどにファンを作る」こととも言い換えられるでしょう。
そのために、すべきなのが「自分たちはどういう形で、社会との関係性を作っていくかをクリエイティブして表明する」ことです。
ときには、地道にコツコツとユーザーと向き合うことも必要です。ソーシャルネットワーキングが普及した現代では、ブログやSNS、クチコミやファンコミュニティなどを通じて、顧客と対話していくことが必要とされるでしょう。
しっぽう、こうした考え方がアップデートされていないと、PR活動の意義を見出せないこともあるかもしれません。
しかしPR活動の最大の成果は、会社のファンを創出すること。そして、ファンがさらなる熱狂的なファンを生み出すことにあります。そのため、長い目で見ると、PR活動によって企業の大きな財産を得ることになります。
一方、広告の本質は「商品やサービスを認知させ、売り上げをあげる」ことです。お金をかければそのぶん狙った時期に、確実に露出できるため、認知度を高めるにはPR活動より早く結果が出ます。
かわりに、広告は一方的な宣伝となってしまうため、多すぎると「イメージダウン」「うざい」「やらせ」といったマイナス感情をユーザーに持たせてしまいます。
さらに効果は短期的であることが多く、会社のファンを作るのは難しいのも特徴です。そのため長期的なブランディングには不向きといえるでしょう。
PR活動を行う上で、メディアリレーションを構築することは1つのキーポイントになります。
メディアリレーションとは、その名の通り「メディアとの関係を構築すること」です。メディアに取り上げてもらうことは、認知度を高めるために大きなステップとなります。そのためにも、メディアの記者やライターとはより良い関係性を築いておかねばなりません。
また、メディアの方々も全てではないにしても、困ったときに良い情報を提供してくれるPR会社とは仲良くしておきたいと思っています。
特ダネや良質な材料の提供ができる、信頼できる情報源がほしいためです。
ただ、メディアリレーションを考えるときに、注意しなければならないポイントも存在します。
とくに以下の点に注意してください。
メディアは「特定の企業や商品、サービスを宣伝することができないし、したくない」という考えを持っています。そのため、PR活動をする際は、常に念頭に置いておかねばなりません。
メディアは「社会の課題」「読者の話題になりそうな内容」を取り上げたいのであって、特定の企業やサービスに肩入れしているわけではありません。ただ、PR活動をしていると、どうしても「宣伝してほしい」「1社単独で取り上げて欲しい」「自社に有利になるように扱ってほしい」という意識を強く持ってしまいがちです。しかし、それではいけません。メディアに向けて発信するときは、提供する情報がいかに社会の役に立つか、を考えなければならないのです。
セミナーや告知などの「宣伝」をしないというのもメディアの理念です。もちろん、それはCMなどの広告枠以外では、という意味です。それを含め、根本的にメディアの持つ理念を理解しておきましょう。ここの理解がおぼつかないと、的外れなPR活動をしてしまう可能性があります。
メディアの中でも、とくに社会的地位の高い新聞や報道番組といったメディアは「社会を良くしたい」という理念を持っています。なかでも、若い現場の記者ほどそれが顕著です。
2018年、ある東京新聞記者と内閣官房副長官とのいざこざが絶えませんでした。賛否はあれ、これもやはり社会をより良くしたい、という理念からくるものでしょう。そのため、社会を良くするために必要なことは何か?提供する情報は社会にどう影響するか?という視点を持たねばなりません。⇒参考記事:東京新聞社と内閣官房会見のメディア問題(出典 BUSINESS INSIDERより)
とくに現場にいる記者は、「媒体を稼がせるために書く」という意識を持っておらず、ジャーナリズムの動機で動く傾向にあります。そのため、一般の企業が持つ「稼ぎたい」「稼がせたい」というニュアンスを漂わせると、嫌われる可能性が高くなります。
PR活動の本質である、「社会との関係性を築き」「読者の関心を通じて」「社会をより良くする」という方向性を忘れないようにしましょう。
こうした理念を理解していても、メディアの目に留まらなければ取材されることはありません。取材されるために必要なのは、さらにその仕組みを知ることです。
記者は以下のようなルートで情報を入手します。
このうち、PR会社の活動として最も多く使われるのがプレスリリースです。
記者個人への情報網に潜り込むためには相当の年月を要します。
こうした情報源に基づき、記事にする価値があると判断したら、記者は取材を行います。
取材したものがすべて記事になるとは限りませんが、取材されないことにはメディアへ露出する可能性は低いままです。
記者が取材をし、記事になると判断されれば、記者は記事を書きます。
ただ記事になる前に「デスク」と呼ばれる上司にチェックを受けることになります。
デスクの判断で記事掲載が見送られたり、記事のテイストががらりと変わったりすることもあります。
こうした特徴や仕組みを踏まえると、実際にやるべき3つの具体的行動が浮かび上がってきます。
自社利益しか考えていないPRはメディアに嫌われるだけでなく、長い目で見ると行き詰ります。「社会とのよい関係を築くために何をすべきか」というPR活動の本質を忘れてはなりません。
そのためにも、メディアに情報を提供する際には、社会的価値を付加するように意識しましょう。もちろん根本に社会との関係性を意識するのは大切ですが、わかりやすい形で情報をデザインすることも重要です。
メディアリレーションをこれから築くという段階では、プレスリリースが基本的な情報発信手段となります。
プレスリリースはこまめに、継続して送りましょう。粘り強く送ることでいずれ目に留まる日が来ます。
記者も人間です。日ごろから親しくしている人がいたり、役に立つ情報をくれたりする企業や人には恩返しがしたいと思うのが自然な心理です。
むやみやたらに媚を売る必要はありませんが、クオリティの高い情報を提供する、逆に低質な情報は提供を控えるなど、記者との関係性はよくするように努めましょう。
記者にとってより良いPR会社の担当者となることも大切です。記者にとってよいPR担当者とは、質問への答えが明確で、顔が広く、記者の立場に寄り添ってくれる、そんな特徴を持つ人材です。
このようにメディアリレーションは非常に重要ですが、構築にかなりの時間がかかるものです。しかし、一度深い関係性になれば、長く付き合うことができ、お互いに価値を交換し合うことができます。PR活動の成功には欠かせない要素ですから、意識すべきでしょう。
⇒参考:業界タブー!プレスリリースのメリットデメリットを全部教えます
⇒参考:業界20年のベテランが教えるプレスリリースの書き方【決定版】
PR会社は、戦略的に社会的に価値のある情報を発信することを重要視しています。
しかしそれだけではメディアに取り上げられる可能性は低く、取り上げられてもその扱いは小さいものになりがちです。
メディアで大々的に取り上げられるためには、「話題性」が必要だからです。PRを効果的に進めるためには、話題を作ることを意識しなければなりません。そのためには以下の8つを意識しましょう。
PRしたいものと社会との接点を設けて、注目されるようなニュース作りを行いましょう。
どうやってニュース性を持たせるか?を考えるには、アイデアドーナツという方法が有効です。
たとえば、PRしたいものと関係性の強いキーワード、世間が関心を持っているキーワード、ユーザーが常に気にしているキーワード、流行しているキーワードなどを一覧にしてアイデアを膨らませます。
このようなアイデア出しやシミュレーションは、取材獲得のヒントにもなります。
新規ユーザーの獲得と、注目度アップに効果的なのがコラボレーションです。別名ジョイントベンチャーともいいます。
コラボレーションには同業他社とのコラボレーションと、異色のコラボレーションの2種類があります。同業他社とのコラボレーションは大きく外す心配はないですが、お互いの顧客を食い合うおそれがあります。また、注目度としてはそこまで高くありません。
異色のコラボレーションは注目度が高く、新規ユーザーの獲得を狙いやすいですが、既存ユーザーが離れたり大コケしたりするおそれもあります。効果が高いぶん、リスクも相応にあり、諸刃の剣になるといえます。
イベントや大会といった、ある程度の規模がある施策はそれ自体にニュース性があり、メディアの関心はもともと高いものです。ただ費用が掛かるという点、単発的なPRにとどまることが多いという注意点もあります。
イベントや大会の成功だけに目を向けず、その先にある長い目線でのPR活動も意識して行いましょう。うまく活用できればPR戦略の起爆剤ともなり得ます。
しっかりとした信念のもとにPR起点でのブランディングを行い、独自性を磨きぬけば、事業自体にメディアを引き寄せる効果が生まれます。
時間はかかりますが、長く注目されることになるため最終的にはこの方法を目指すのが望ましいです。
PRの手法にも様々なものがあります。フロンティアコンサルティングが過去に推奨してきた手法としては、プレスリリース、イベント、有名人に商品やサービスを使ってもらう、記者会見などの方法があります。
もちろん、今でもそういった方法は健在ですが、最近、特に注目を集めているのがソーシャルメディアや動画を活用したバズPR手法です。
とくにソーシャルメディアの投稿自体や動画を話題化させるという手法が注目を集めています。ネット環境の高速化により、よりリッチでハイスペックな動画も、問題なくターゲットに届けることができるようになりました。
ネット時代である今では、ネットを利用したPR手法を把握しておくことがPRの成否に大きく関係してきます。常に最新のトレンドをリサーチするアンテナを持つ必要があるでしょう。
そのブランドは何を提供していて、何をもって社会に貢献できるのかをしっかり作りこむことも大切です。このコンセプトがぶれていると、いくらPRをおこなっても効果は半減してしまいます。
本来は自社内で行うべきことですが、客観性を持つ第三者(PR会社のスタッフなど)をまじえることで、戦略的で自然なコンセプトの決定がなされることもあります。
続いて考えるべきは戦略のデザイン設計です。ブランドを最も象徴づけるのがイメージやキャッチコピーです。
様々なメディアを通じて発信されるとき、名称とキャッチコピーは一糸乱れぬ統一感がなければなりません。
そのためには、考え抜かれた洗練されたものを作る必要があります。
一目見て、PRコンセプトやメッセージのインパクトが伝わるかが大切です。
コンセプトと代表となるデザイン設計が可能となったら、「誰に」「何を」「いつ」「どのように」情報を発信するのか、「どの媒体に」発信すれば効果的なのかを考え、ストーリーを作ります。
各メディアへのプレスリリース、キャンペーンサイトの制作、プロモーションイベントの企画、SNSを通じた拡散とイベントの企画から運営、記者会見、タレントキャスティングなど、様々な方法を検討しつつ、社会的に浸透・拡散させ、好意的に感じてもらえるようなストーリー作りを行います。
また、一度発信して終わりではなく、SNSの拡散数など効果を測定できるところを探し、効果測定と見直しを繰り返しながらPR手法を磨きぬくことも重要です。
企業の社会責任(CSR)や持続可能な社会づくり(SDGs)など、社会的ミッションや参加意識が消費者の中で高まる連れて、2022年において益々存在意義を高め続けるPR会社。その活動とは企業のなりたい理想像・商品の売り上げ数字を達成するためだめでなく、広くブランディングやデジタルマーケティングを介して「誰に」「どのメディアで」「どんなメッセージを」「いつまでに伝えるか」を計画し実践する活動です。
世の中の広報関連のビジネス書は、どれも難しい言葉で説明されています。しかし、極論をいえば、すごく簡単で単純なことを難しく表現しているだけです!海外に向けたの情報拡散でもそれは同じ。本質はとてもシンプルなんですね。
また、仮に予算が少なくても、今回紹介した点をよく理解していれば効果的なPRは不可能ではありません。広告宣伝と違い、スモールスタートが可能であるというのもPRの大きなメリットです。
ただ、そのためには自分たちの会社のサービスについて、本当に重要なことをきちんと把握しておく必要があります。
あとから後悔しないためにも、PR会社との活動を通じて、自分たちのことをもう一度見つめなおす第一歩とすることも大切なのです。
YouTube(ユーチューブ)を始めた方々の中で、一度は耳にしたことがあるであろうYouTubeを作る際にはサムネイルが大切だというお話。けれど、具体的にはどうすればいいのか効率的、効果的方法はないのか?
今回は、そんな疑問にお応えしていきたいと思います。特に、「良いサムネイルの条件」ではなく、作り方自体の解説がメインとなります。
*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー
あえて最初に紹介しますが、「再生されるサムネイル作り」をしようと思ったら、かなりの勉強が必要になります。ですから、駆け出しのうちからアウトソーシングをしてしまっても構いません。ずっとアウトソーシングを続けてもいいですし、勉強を続けて自分でできるようになったら外注をやめるのもアリです。
「上」を突き詰めていくとキリがありませんが、アウトソーシングサイトを使えば、1枚1000~1500円くらいでサムネイルを作ってもらうことができます。そのため、サムネイル作成に1時間以上かかるのであれば検討してもいいのではないでしょうか。
そしてアウトソーシングサイトにも色々ありますが、特にサービス出品者の情報が分かりやすい「ココナラ」を使うことをおすすめします。中には一度に複数枚依頼すると値引きしてくれるクリエイターもいますし、毎回同じクリエイターに頼むようにすればコミュニケーションの煩わしさが減ります。
【補足】
この手のデザインが得意な友人がいるとしても依頼するのはおすすめしません。なぜなら相手が友人だとどことなく緊張感がなくなり、納期を破ったり、報酬の支払いをきちんとしなくなったりする可能性があるからです。
また、上手くいっていてもどこかで揉めるかもしれません。だからこそ、ココナラなどを使って「顔も知らないプロフェッショナル」に任せるのがおすすめです。
普段動画を作っている動画編集ソフトを使い、「サムネイルにしたいシーン」で停止し、スクリーンショットを撮れば、そのままサムネイルとして利用することができます。また、「画像書き出し機能」のある動画編集ソフトを使えば、この作業がとても楽になります。
ただ、動画の内容によっては「場面をそのままサムネイルにする」ということができない場合もあるでしょう。そういったケースでは、自分でソフトやツールを使って作るしかありません。以下、2つのソフト・ツールを紹介します。
こちらはブラウザ上で利用できる画像作成ツールです。動画サムネイルだけでなく、YouTubeチャンネルのトップページバナー、アイコンなどを作ることもできます。テンプレートやフォントも多種多様ですから、初心者のうちはCanvaだけでも十分でしょう(Canva一本で活動しているベテランユーチューバーもいます)。
ただ、「文字装飾」のバリエーションは意外と少なく、どうしてもサムネイルがシンプルな印象になりやすいです。特にユーチューブの動画を多く観ている人の場合、(Canvaのことは知らなくても)「なんだか、こういう感じのサムネイルよく見るよなあ……」という感覚になる可能性があります(だからといって再生しないとは限りませんが、あまり良いことではありません)。
サムネイルの質を追求したい人にはPhotoshopをおすすめします。ただ、Canvaに比べると使いこなすのが難しいですから、覚悟した上で契約しましょう。また、プランによりますが料金は月額2500~6500円ほどです。
こちらはスマートフォンでサムネイルを作りたい人のためのツールです。「スマートフォン」と聞くとこじんまりした印象を受けるかもしれませんが、文字装飾のバリエーションが豊富ですから、Canvaに比べて表現の自由度が高いです。ただ、そもそもスマートフォンの小さい画面では操作が難しいかもしれません。(サムネイル作り以外も楽になりますから、できればパソコンを調達しましょう)
*こちらも人気:1再生いくら?人気ユーチューバーが本音で解説
最後に、下記youtubeのサムネイルを作る際の方法とツールを再度確認したいと思います。
1.アウトソーシングする
2.動画編集ソフトでスクショを撮る
3.Canva
4.Photoshop
5.Phonto
皆さんも便利ツールで効率化を図ってきましょう。
YouTube(ユーチューバー)においては、どれだけ動画の内容が優れていても、再生されなくては意味がありません。
そして再生されるかどうかを決めるのはYouTubeのサムネイルです。そこで今回はサムネイル作りのNG事項を7つ紹介していきます。
*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー
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説明されれば「そんなことは知っているよ」と感じるかもしれませんが、7要素とも高品質でこなしているユーチューバーは非常に少ないです。今からお伝えする7選は当たり前のことかもしれませんが、実行することで他の方々と大きく差をつけられること間違い無いでしょう。
恐らく一番多い失敗がこれです。
・文字が小さすぎる(自分で作成している時点では意外と気づかないものです)
・パソコンでは読めても、スマホの画面では文字が読めない
・文字の色と背景の色が似ていて読みにくい
・文字は大きいが、細い
・文字数が多すぎる
文字の存在感を可能な限り強めるためにも、サイズを大きくし、太いフォントにし、背景と同化しない色にしましょう。さらに文字にアウトラインをつけたり、影を入れたりするのも有効です。また、基本的に文字数は1文字でも少ないほうがいいです。
例えば「初心者の皆さんにおすすめ!」ではなく、「初心者におすすめ!」にしましょう。「おすすめ」という言葉にはある種のパワーがありますから迷うところですが、「初心者向け!」などでも良いでしょう。
できるだけ目立たせようと思って、カラフルな色をたくさん使う人もいます。確かに「目立つ」のですが、単に目立つだけであって、ごちゃごちゃして情報が伝わりにくくなります。YouTube動画のサムネイル作りでは、「白+黒+灰色+他1色」にすることをおすすめします。
「文字+フリーイラスト」のようなサムネイルを作る場合はほとんど心配はいりませんが、「写真メイン」のサムネイルを作成するのであれば、画像が汚くならないように気を付ける必要があります。
最も多いのは、「暗い場所で、遠くのものを撮影し、画像が荒くなる」というものです。スマートフォンでもきれいな写真を撮影することはできますから、「基本的に明るくする」「あまり遠くならないようする」などのことを意識して撮りましょう。
・おしゃれな写真にティッシュ箱が入り込む
・ダイエット系のサムネイルにお菓子の空き箱
など、雰囲気に合わないものが写り込まないようにしましょう。基本的に「生活感のあるもの」はどんなサムネイルにも入らないほうがいいです。
「1サムネイルにつき1メッセージ」が基本です。文字に重点を置くのであれば、写真は単なる背景であるべきですし、写真自体にメッセージがある場合、文字はあえて「読まなくていいレベルの文字列」にするのがおすすめです。逆に、
・写真と文字をしっかり見ないと何が言いたいのか分からない
・複数の写真がある
・2文以上ある
などのサムネイルは良くありません。
ここまでの5つに比べるとやっている人はさすがに少ないですが、たまに顔のアップをサムネイルにしてしまう方がいます。もちろん本人の方針次第では顔を入れるのも悪くありませんが、「サムネイルの中で最も目立つのが顔」という画面にはならないようにしましょう。「顔自体にはメッセージ性がない」ということもそうですし、そもそもよほどの美男美女でないと残念ながら不気味でしかありません。
もし、「自分の姿」によってキャラクター性を作りたいのであれば、例えば「いつも白い服を着る」「毎回同じ帽子をかぶる」などのやり方があります。これなら顔を写さなくても、キャラクター性を印象づけることができます。
動画内の音楽などには気を遣っていても、なぜかサムネイルとなると権利関係への意識が向かなくなる人が多いです。駆け出しのうちはサムネイルなどで権利侵害をしていても見逃されるかもしれませんが、ある程度チャンネルが成長すると目をつけられます。
再生されるためにやってはいけないNG7選をご紹介してきました。最後にNGなYoutubeサムネイル7選をまとめて終わりたいと思います。
1.文字が目立たない(その他文字関連の失敗)
2.色が多すぎる
3.画像が汚い
4.無駄なものが入っている
5.情報過多
6.自分の顔のアップ
7.権利侵害
当たり前のことですが、特別熱心に行うことで他のユーチューバーからの差別化になります。皆さんのチャンネル運営がより充実し、ユーチューバーライフを満喫してください。
Youtube番組1本あたりの最適な尺の長さってあるの?
このように、よくいただく質問に、Youtubeの1本あたりの番組のながさについてがあります。
Youtubeには色々な再生時間の動画が投稿されています。よく、Youtubeを始めようとする方の中での質問があります。それは、「ユーチューバーとして稼ぐ」という視点に立った場合、動画の長さはどれくらいにするべきなのでしょうか。今回はこの質問に対してのノウハウをお伝えしていきます。
*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー
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ズバリ動画の長さは8分以上にしましょう。なぜなら動画の前後だけでなく、中間にも広告をつけられるようになるからです。ちなみに中間に設定する広告のことを「ミッドロール広告」と言います。
以降は動画の再生時間が長くなるほど、つけられる動画の数が多くなっていきます。例えば、人気ユーチューバーの「1本1時間の動画」が数百万回再生されたとすれば、それだけでも数十万円~数百万円の収入になる可能性があります。
もちろん動画のジャンルや内容によっては、長さを8分以上にすることができないはずです。その場合は、可能な限り動画の再生時間を短くしましょう。「広告をつけられるか」という視点で考えた場合、「1分の動画」でも「7分59秒の動画」でも価値は同じ(ミッドロール広告をつけられない)だからです。
短い動画には
・作る側の労力も少なくなりやすい
・「これくらいの時間なら観てもいいかな」と考える視聴者が増えやすい
というメリットがあります。具体的には1~3分にすることをおすすめします。人気ユーチューバーの中には、早口にしてでも動画の時間をこれくらいにおさめている人が少なくありません。
それでは動画の長さを8分以上にするものとして、その場合のポイントを紹介していきます。
たまに動画を8分以上にするために、
・ムダな世間話を入れる(雑談動画であればセーフですが)
・不必要にゆっくり喋る
・動画のラスト数分をブラックアウト画面にする
などの手法を実行してしまっているユーチューバーがいます。特に3番目については信じられないかもしれませんが、本当に存在します。これらの禁じ手を使えば、楽に8分以上にすることができるでしょう。ですが、そのせいで視聴者に「ムダが多くてつまらない」「テンポが悪い」「露骨な金稼ぎをしていて感じが悪い」などと思われて、人が離れていってしまえば本末転倒ですよね。
ですからできる限り、1本の動画の内容を充実させてください。それでも8分以上にするのが無理なのであれば、先ほどお伝えした通り、「できるだけ短くする」という方向性で動画を作りましょう。
また、性質的に動画の時間を8分以上にしにくいジャンルもあります。その代表格が「歌」です。もちろん8分以上の歌なんてそうそうありませんし、1本の動画で2曲以上歌っても、1曲ずつが注目されにくくなるため、ファンがつきにくいと言えます。
また、「歌」の動画である以上、「歌」にファンはつきますが、「歌っている人」にはファンはつきにくいですから、雑談などで時間を稼いでもウケません。逆にトップクラスで8分以上にしやすいジャンルは「ゲーム実況」です。これについては8分未満にすると、むしろ視聴者から「短すぎる!」と不満が出ることでしょう。いずれにせよ8分以上にしにくいジャンルは基本的に避けましょう。
裏ワザですが、「過去の動画をつなげただけの総集編を作る」という手法があります。特に1~5分程度の動画を頻繁に投稿しているユーチューバーによく見られるやり方ですね。総集編動画そのものの投稿頻度は半月~1か月くらいのチャンネルが多いです。
また、4分以上の動画を投稿しているチャンネルの場合、「後半は振り返り動画です」などと言って、過去の人気動画を繋げて8分以上にするケースもあります。ただ、やり方によってはチャンネルのイメージが悪くなります。もし総集編動画を作成するのであれば、「客観的に考えて、チャンネル登録をしている【濃い視聴者】が嬉しくなる」と確信できるようなものにしましょう。
Youtube動画を再生するかどうかの最大の決め手は「サムネイル」です。
ユーザーは「サムネイル→動画タイトル」の順に確認しますから、まずはサムネイルが魅力的でないと勝負になりません。そこでここでは、ユーチューブ動画のサムネイルの作り方について解説します。
*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー
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顔出し系ユーチューバーの場合、サムネイルは基本的に「動画内の一場面」になるでしょうから、「動画撮影→サムネイル作り」という順になるでしょう。ですが顔を出さないのであれば、サムネイルは完全に個別に作るでしょうから、「サムネイル作成→動画作成」の順番にすることをおすすめします。
・先に動画を作ってしまうとサムネイル作成の自由度が下がる
・そもそも「動画内容」よりもサムネイルのほうが重要(魅力的な動画内容でも再生されなければ意味がない)
このような理由があるからです。また、最初にサムネイルを作っておいたほうが、「サムネイル・タイトル・動画内容」にズレが生じにくくなります。
さらに特に駆け出しユーチューバーの場合は、再生されるかどうかも分からないので、Youtube活動自体のモチベーションが上がりにくいものです。
しかし先にサムネイルを作ってしまえば、「サムネイルを無駄にしないためにも」ということでやる気が出やすくなります。
それでは魅力的なサムネイルを作るためのポイントを4つ紹介します。
「スクロールの手を一瞬止めるようなサムネイル」が理想です。小綺麗で見やすい「だけ」のサムネイルでは再生されません。「やりすぎるくらいがちょうどいい」と考えて、少しでもインパクトの強いサムネイルを作ってください。もしかしたら「あまりにも『再生数狙い』すぎて嫌な感じがする……」と思うかもしれませんが、結局のところそういったサムネイルが再生されますから納得しましょう。
インパクトだけでは再生されません。「文字のフォントやサイズを揃える」「画像の切り抜きをきれいに行う」などの基本的なことは最低限守りましょう。「動画の内容の一部分のクオリティが低い」ということがあっても、動画内容の他の部分がハイクオリティであればカバーできます。
しかし、サムネイルは「一枚勝負」ですから他でカバーすることができません。また、サムネイルのクオリティが低いと、それだけで「内容も大したことないのだろう」と思えてしまうものです。
例えば「元気に筋トレをしましょう!」というノリのチャンネル・動画であるのに、暗い雰囲気のサムネイルでは動画が台無しになってしまいます。また、「インテリ感のある知識発信チャンネル」であるのに、コメディ的な雰囲気のサムネイルにするわけにもいきません。
例えば、1分ほどの動画(最近こういった短時間動画も人気ですね)で、「ダイエットに良い食材は、A、B、C、D、Eの5つです!」と伝えるとしましょう。このときサムネイルに「ダイエットに効く食材はA B C D E!」などと書いてしまうと、それだけで完結してしまうので再生されません。
再生させるためには、「ダイエットに効く5つの食材とは?」「ダイエットに効く食材はピーマン、ニンジン、○○、○○、○○」などとして、サムネイルだけで全ての情報を発信しないようにすることが大事です。
また、「結末が予想できるサムネイルにしない」ことも大事です。例えば、「脂肪を燃やすのは、有酸素運動・無酸素運動のどっち?」というサムネイルでは、誰しも「ああ、有酸素運動でしょ」となってしまいますから再生されません。(そもそも薄すぎるので、動画内容としても問題がありますが……)
特に情報発信系のチャンネルでは、「再生すると、サムネイルを見た時点で抱いた疑問が解決される」ということを意識して、サムネイル・動画を作ることをおすすめします。
すでに人気のあるYoutubeチャンネルの場合は、あまりタイトル決めに気を遣わなくても再生されます。
極端に言えば「実は」という2文字だけのタイトルでも、ファンが「なんだろう?」と疑問に思って再生してくれます。ですが、無名のユーチューバーがそこで奇をてらっても再生数を稼ぐことはできません。とにかく、「王道のタイトル付け」をすることを心がけてください。
*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー
*こちらも人気:1再生いくら?人気ユーチューバーが本音で解説
それではYoutube動画のタイトル付けのポイントを3つ挙げていきます。
Youtube視聴者の大半は、「サムネイル→タイトル」という順番で確認します(意識してそうしているわけではなく無意識に)。
そのためまずは分かりやすいサムネイルを作り、それに合ったタイトルをつけましょう。また、動画の内容に合ったタイトルにすることも大事です。「再生してみたけれど、動画の内容がズレている……」と思われてしまうと、その人はファンになってくれません。
例えば、
・カルボナーラの作り方
・【簡単10分!】誰でも作れる!超絶品カルボナーラの作り方
という二種類のタイトルがあれば、誰でも後者のタイトルの動画に興味を持つはずです。どちらのタイトルも「カルボナーラの作り方の解説をする動画です」と宣言していることに変わりはありませんが、
・簡単10分
・誰でも作れる
・超絶品
というワードで関心を持たせています。単に「動画内容の説明をするタイトル」ではなく、「動画内容の説明をしつつ、興味を持たせるタイトル」を作る必要があります。
「カルボナーラ 作り方」で検索するユーザーは多くても、「カルボナーラ 調理手順」で検索する視聴者は少ないですから、タイトルには「作り方」を入れるべきです。
また、ライバルが例えば「【決め手は牛乳】カルボナーラの作り方」というタイトルの動画を投稿している場合は、あなたも「牛乳 カルボナーラ 作り方」というキーワードの入った動画を投稿するべきです。このように視聴者のことだけでなく、ユーチューブのアルゴリズムのことも意識してタイトルを作ることが大事です。
それではYoutube動画のタイトルを決める具体的な手順を紹介します。もちろん他にもやり方はありますが、慣れるまではこの方法で決めると楽だと思います。
例:【簡単10分!】誰でも作れる!超絶品カルボナーラの作り方
ここでは「このタイトルをどのように決めたのか」を例にして解説します。
【】内の言葉は、「視聴者にインパクトを与える言葉」にしましょう。
【簡単10分!】であれば、「カルボナーラを10分で作れるの?」と驚きますよね。その他、よくある例としては【閲覧注意】【衝撃】【2022年最新版】【永久保存版】【神回】……などがあります。またライバルの動画がある場合は、その動画の【】と全く同じ言葉を使うことをおすすめします。ちなみに【】という記号自体が目立ちますから、必ず使いましょう。「」などにしてしまうのはもったいないです。
例:【簡単10分!】誰でも作れる!超絶品カルボナーラの作り方
「誰でも作れる!」の部分です。思わず「見たい!」と感じさせるワードですよね。「初心者におすすめ」「小学生でも作れる」などでもいいでしょう。また、カルボナーラの作り方を紹介する場合は使いにくいワードかもしれませんが、
「○○を使うだけで」
「たった○分で」
「○選」
「99%の人が誤解している」
などもおすすめです。とにかく「見たい!」「ん?どういうこと?」「え、私の認識って間違っているの?」などと視聴者に思わせることを意識しましょう。
例:【簡単10分!】誰でも作れる!超絶品カルボナーラの作り方
「超絶品カルボナーラの作り方」の部分ですね。キーワードを盛ることに気を取られすぎて例えば、
例:【簡単10分!】誰でも作れる!超絶品カルボナーラの真実
などのタイトルにしてしまうと、「作り方ではなくて、カルボナーラのトリビアを教える動画なのかな?」などと思われてしまいます。きちんと動画内容も説明するタイトルにしてください。
例:【簡単10分!】誰でも作れる!超絶品カルボナーラの作り方
ひとまず上記のタイトルを作ったとします。ですが、例えばライバル動画で「時短」というワードが使われているのであれば、「【時短10分!】」に変えたほうがいいかもしれません。「カルボナーラ 牛乳」の検索数が多いのであれば、
例:【簡単10分!】牛乳で誰でも作れる!超絶品カルボナーラの作り方
に変更するべきかもしれません。このように妥協せずにタイトルを調整しましょう。
「簡単 カルボナーラ 牛乳 作り方 絶品 とろとろ」などのタイトルにしてしまうということです。確かに検索で引っ掛かりやすくなりますが、せっかく引っ掛かっても視聴者からすれば、「つまりどういう動画なの?」としかなりませんから再生されません。
今のところYoutube動画のタイトルの文字数は最長で100文字です。ただ、実際には30字くらいにするのがベストです。人間が一瞬で読める文字数はこれくらいですし、そもそも長すぎても検索結果に全て表示されるわけではありません。
例:【簡単】初心者向け!カルボナーラの作り方
これで20字くらいです。「すっきり読めて良い」と感じるかもしれませんが、あと10字くらいはキーワードを詰めましょう。「文章表現の美しさ」よりも「再生数を稼ぐこと」を意識してください。
Youtube初心者だからこそ投稿しがちな「デメリットが大きすぎて、Youtubeチャンネルの伸びに悪影響を与えかねない動画の種類」を6つ紹介していきます。
「チャンネル運営をしている○○です」「このチャンネルでは○○な動画を投稿していきます」などの動画のことですね。
これに関してですがほぼ全ての視聴者は、「動画の内容にだけ興味があって、運営者には一切興味がない」「楽しい・ためになる動画を観たいだけであって、どんなチャンネルなのかはどうでもいい」ですから投稿する意味がありません。(そもそもいくつかの動画のサムネイルを見るだけで、どんなチャンネルなのかが分かるような運営をするべきです)。
たまにYoutubeチャンネルのトップに「自己紹介動画・チャンネル紹介動画」を固定して、アクセスすると勝手に再生される状態にしているチャンネルもあります。
視聴者からすると、アクセスしただけで「こんにちは!○○チャンネルの○○です!」などと聞こえてくるわけですから非常に鬱陶しいです。常連からしても「もう何回、この挨拶を聞かされたか分からない……」ということになります。
これも不要です。誰も興味がありません。それでもチャンネル登録者数が1万人以上くらいなのであれば報告するべきかもしれません。
しかし、そうでなければ、数少ないファンに「いきなり何言ってるんだこの人」と呆れられるだけです。勝手に運営方針を変更し、コメント欄などで「最近何か変えましたか?」と言われたときに個別に返信すればいいだけです。
また、動画の更新を楽しみにしてくれている人からすれば、「なんだよ……。今日はどうでもいい報告動画か……」とがっかりすることになります。
例えば、サムネイル:「謝罪します」という大きな文字動画の内容:動画の投稿時刻を午後7時から午後8時に変更しますなどですね。確かに少ない労力で再生回数を伸ばせるかもしれませんが、信頼を失うことになりますから絶対にやめましょう。
「サムネイル釣り」が許されるのは、それも「芸風」として受け入れられているようなチャンネルと、「そもそも人気があるチャンネル(目安として登録者数10万人以上)」だけです。
・他のユーチューバーの悪口を言う
・ヘイトスピーチをする
・「世間の常識的な意見」の逆張りをする
などですね。これをすると手っ取り早く再生回数を稼げますし、「喋り」が上手ければYoutubeチャンネル登録者数も伸びるでしょう。ですが、そもそもこのジャンル(特にヘイトスピーチ)の動画・チャンネルには「広告」がつかない可能性が高いです。(ついても広告単価が低い)
また、例えば「Aさんの不祥事に関する動画」で伸びた場合、Aさんの話題への注目度が下がってしまえば、チャンネルへの注目度も下がり、再生回数などが激減することになります。
例えば、「ダイエット系のチャンネル」なのに、いきなり「芸能人のゴシップネタの動画」を投稿してはいけないということです。
まず、視聴者が混乱します。また、チャンネル登録者の中に「ダイエット系の動画を再生するけれど、芸能ネタは再生しない視聴者」が増えてしまえば、「チャンネル登録者数と、平均再生回数の比率」が下がり、チャンネル自体が大ダメージを受けることになります。
初心者ほど「視聴者のためにも、動画の中に複数のテーマを盛り込みたい」と考えがちです。しかし、それをしてしまうと大抵は「どれか1つのテーマしか印象に残らない」ということになります。複数のテーマ(ネタ)があるときは、素直に別々の動画で扱いましょう。結果的にそのほうが視聴者のためにもなります。
また、「本人的には1つのテーマを扱っているつもりでも、視聴者から見れば2つ以上のテーマになっている」ということのないようにしましょう。
下記6選のデメリットを理解した上で、
1.自己紹介動画・チャンネル紹介動画
2.「チャンネルの運営方針を変更します」という報告動画
3.サムネイルで釣る動画
4.炎上系の動画
5.チャンネルのジャンルから外れている動画
6.1本の動画に複数のテーマが入っている
を意識して、長期的本質的なYoutubeチャンネルの動画運営を行なってみてください。
ここでは、Youtubeを始めたばかりの初心者ユーチューバーが見落としやすいチャンネルの設定を5つ紹介していきます。
*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー
*こちらも人気:1再生いくら?人気ユーチューバーが本音で解説
いずれも「設定しなくても動画投稿そのものはできる」ため忘れやすいですが、
・視聴者をチャンネル登録に誘導する
・ファンを獲得する
・Youtube側のレコメンドを獲得する
ためにとても重要ですので、1つずつチェックしていただければ幸いです。
チャンネル内の「設定」をクリック→設定画面の「チャンネル」→「ステータスと機能」→「機能の利用資格」→「制限時間を超える動画」のところの「有効にする」を選択。そして、次の画面で電話番号認証をすることができます。
電話番号認証をしないと15分以上の動画できません。また、認証が済んでからでないと「動画のサムネイル」を好きに設定することできません。(動画内のキャプチャー画像が使用されることになります)
チャンネル内の「設定」をクリック→設定画面の「チャンネル」→「詳細設定」→「いいえ~、子供向けではない」を選択。つまりは「子供向けチャンネル」にするかどうかということです。
「子供向けチャンネル」に設定してしまうと規制が厳しくなりやすいですし、広告単価が下がる可能性もあるので、基本的に「子供向けではない」を選択しましょう。「そもそもキッズチャンネルをやりたい」という人もいるかもしれませんが、「稼ぐ」という目的でユーチューバーになる場合はおすすめしません。
チャンネル内の「設定」をクリック→設定画面の「チャンネル」→「ブランディング」→「画像を選択」から使う画像を選ぶ。動画の右下に「チャンネル登録はコチラ」などのマークを出しているチャンネルは少なくありません。このマークにマウスカーソルを合わせると、「チャンネル登録ボタン」が出るので誘導することができます。
劇的に効果があるわけではありませんが、あって損するわけでもありませんから設定しておくことをおすすめします。ただ、例えば「幻想的な雰囲気をウリにしている動画」などにつけると違和感が強くなるかもしれません。
チャンネル内の「設定」をクリック→設定画面の「チャンネル」→「詳細設定」→下にスクロールして「チャンネル登録者数を表示する」のチェックを外す。これでチャンネル登録者数の表示を隠すことができます。特に「チャンネル登録者数に比べて、かなりの再生数があるチャンネル」の場合は、チャンネル登録者数を隠したほうが、視聴者からすれば「すごいチャンネル」に見えて登録されやすいものです。
また、チャンネル登録者数が少ないと、たとえ「動画を再生して、面白いと思った人」であっても、「たいしたチャンネルではないから登録しなくていい」などと考えてしまう可能性もあります。そのため3000~5000人くらいまではチャンネル登録者数を隠しておくのも一つの手です。
各動画下には「説明欄」があり、かなり長く文章やURLを入れることができます。ここを空白、もしくは2~3行で済ませているユーチューバーも少なくありませんが、もったいないので有効活用することをおすすめします。説明欄に最低限入れたい項目は以下の通りです。
・(あれば)商品やサービス、外部ブログ、SNSなどの宣伝
・自己アピールの文章
・動画内のタイムテーブル(例 0:00はじめに 0:43本日のテーマ 1:34 1個目の解説……などなど)
・ハッシュタグ(#○○)
・他の動画への誘導(動画タイトルやURL)
・チャンネル登録への誘導
などなど。動画内タイムテーブルがあると、動画の再生バーから目当ての時間にスキップしやすくなります。視聴者にとってはかなりありがたいですから、必ず設定しておきましょう。