意外と知らない?PR会社と広告代理店の「超基本」を押さえよう
PR戦略とは
3分で分かる「PRの基本」
2019.08.08

意外と知らない?PR会社と広告代理店の「超基本」を押さえよう

PRと新聞

PR会社というと「PRする会社」だから広告代理店と同じだと考えている人もいるかもしれません。

しかしながら、PR会社は広報の専門とする会社であり、広告代理店は広告が放送や出版、掲載されるまでの手続きを行う会社なので、明確な違いがあります。

今回は、そんなPR会社と広告代理店の明確な違いを詳しく解説していきます。

 

PRとはPublic Relationsのこと

和製英語の「PR」という言葉は、宣伝するというニュアンスが日本語にはあります。そのため、勘違いしやすいのですがPRは「Public Relations」の略であり、自己宣伝という意味はありません。Public Relationは、社会の人々から理解してもらい、信頼関係を築きあげ、最終的にはファンになってもらうために行う行為です。そのため、日本語に訳すと「宣伝」よりも「広報」に近い意味になります。

 

広告代理店とPR会社の超基本「知識」をまずは押さえよう

情報の拡散画像

◎PRと広告の違いはお金が発生するかどうか

PRも広告も、企業や組織・団体の商品・サービスを知ってもらうための活動であり、そのためにマスメディアを中心に活用します。マスメディアを利用する場合、PRと広告の大きな違いは、メディアに掲載してもらうためにメディアに対してお金が発生するかどうかです。PRの場合、メディアに価値がある情報だと認識してもらうことに力を注ぎます。一方、広告は掲載元にお金を払うことで掲載してもらいます。

◎PR会社はクライアント企業の広報を担当

PR会社は、クライアント企業の宣伝というよりも広報を担当しているといっていいでしょう。PR会社はクライアント企業に対し、メディアに取り上げてもらえる効果的な方法をアドバイスしたり、メディアに対してクライアント企業が取り上げてもらえるような働きかけをしたりします。メディアに対して影響力を出せるプレスリリース能力や、ノウハウを持っているかがPR会社の強みになります。

◎広告代理店はクライアント企業の広告を担当

広告代理店は、クライアント企業の広告を制作、そして実際に放送、出版、掲載されるまでのプロセスを代行するのが仕事です。広告を利用した宣伝活動は、テレビのコマーシャルや新聞・雑誌紙面、インターネット上にある広告のバナーなどの広告枠を購入することで行います。購入するにあたって仲介を果たすのが広告代理店の仕事です。

*関連リンク:上流の「広報戦略」を理解しよう!

 

PR会社と広告代理店の明確な違い

会議をする人々

PR会社と広告代理店では、取り扱っているフィールドが違います。広告代理店の主な仕事内容としてはこのようなものがあります。

  1. 商品発売の報道発表
  2. 新聞広告の作成と出稿
  3. ネット広告の作成と出稿
  4. テレビCMの作成と出稿
  5. ラジオCMの作成と出稿
  6. 屋外広告の作成と出稿
  7. 雑誌広告の作成と出稿
  8. コンビニでの店頭キャンペーン
  9. 量販店での店頭キャンペーン

 

一方、PR会社の主な仕事は以下のようなものです。

  1. ニュースリリース発表
  2. PRイベントの実施
  3. 商品発売の報道発表
  4. 雑誌コラムへの取材依頼
  5. ラジオ番組でのプレゼント企画提案
  6. バラエティー番組への取材依頼
  7. コラムニストへのサンプリング
  8. 生活ジャーナリストへのサンプリング
  9. 各記事の論調分析
  10. 報道からの取材対応窓口

 

このように、自社の商品・サービスを広めていく上で、「広報PR」と「広告」はまったく別物のであるという認識が必要です。
PR会社の得意分野は段階的な情報発信。一方、広告代理店の得意分野は瞬間風速を上げる情報発信です。PR会社は時間をかけ、段階的にニュース発信をして話題を作っていくことが可能です、広告代理店は、短期間に認知をあげるなどのインパクトのある広告展開が得意です。

また、各PR会社、各広告代理店によっても強みは違います。インターネット広告に強みをもっている会社、ある媒体で話題を作るのが得意なPR会社などがあります。ですので、できるだけ多くの会社から自分にあったPR会社、広告代理店を選択するとよいでしょう。

◎PRを活用した広報活動は余計なコストがかからない

PR会社を活用することのメリットは明確です。

・メディアに対してコストがかからない
・客観的な評価がされやすい

以上はPR会社を活用をすることで、おそらくもっとも大きな恩恵であり、メリットとして享受することができます。メディア側から、記事にしたい、取り上げて欲しいという依頼がくることでメディアに費用を払うことなく掲載してもらえます。PR会社に依頼することにより、外部からみた自社の魅力を明確にして、効果をあげることが可能です。

一方、デメリットもあります。

・メディアに露出する時期を指定できない
・メディアに掲載してもらえるかの保証がない

つまり、露出の費用は基本的にかかりませんが、メディア露出のコントロールができません。

◎広告を利用すれば確実に露出できる

広告を利用した活動は、

・企業が露出したいタイミングで行うことができる。

というメリットがあります。

一方、デメリットは、

・広告枠を購入するためコストがかかる。
・企業と広告代理店で認識のズレが発生することがある

があります。

自社のタイミングで行うためには、それなりの費用が発生します。また、広告の内容を広告代理店が作る場合、自社で考えていたイメージと違う広告ができてしまうということも考えられます。そのためには、綿密に連絡を取る必要があります。

 

まとめ PR会社は信頼を獲得することを重点に置いている

PRは前述していますが、社会の人々から理解してもらい、信頼関係を築きあげ、最終的にはファンになってもらうために行う行為です。

信頼されるためにも、誤解を与えるようなことはできません。PR会社が行う、プレスリリースは事実のみしか書くことができません。また、信頼を得るためには適切な対応が必要です。例えば事故や不祥事が起きた時です。そのような場合、どのように対応していくかで企業の存続が変わっていく場合もありますが、このような仕事もPR会社の役割です。

一方、広告はインパクトを出すために、ある特徴部分を強調した宣伝をすることもあります。もちろん、決められた範囲内での表現方法だとは思いますが、広告とPRのアプローチは違うのです。

*関連リンク:PR会社の4つのデメリットとは?

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