高い年収ややりがいを求めて、いまや2人に1人が転職すると言われている時代。今働いている仕事の内容や給与、雰囲気などの不満を抱え、近い将来の転職を検討している方も少なくないでしょう。
そんな転職先として注目が集まっているのが人気のPR職や広報職です。超難関の企業ですと、倍率100倍が一般的。弊社でも求人を出せば、1000名近くの応募があります。
まずは書類作成や面接へ出向く前に、PR職や広報職の特徴や将来のイメージ、さらには気になる平均年収や、最高クラス層の年収予想、トップ求人の探し方などをチェックしておきましょう。
*記事を書いた人:「めざましテレビ」「王様のブランチ」元放送作家
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1. PR職・広報職の年収は低い?

転職希望者の声を聞いてみると、PR職、広報職は年収が低いというイメージを持っている方が多いようです。そこで調べてみたところ、PR職、広報職ともに平均年収は約430~470万円となっており、一般企業で働くサラリーマンと同じ程度であることが分かりました。
ただ、年々PR職や広報職の必要性について理解が進み、人材を増やしたり、専門の部門を用意したりと、待遇が良くなっている印象です。大手企業では年収1000万円以上稼ぎ出す敏腕なPR職、広報職の人間も増えているとか。将来期待のホープをあえて広報職につかせるなども。今後ますます楽しみな職種になっていますね。
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2. PR広報職はどんな人材が求められる?
PR職や広報職へ転職する場合、前職の経験よりもその人材が広報に向いているかどうかが重要となります。社内外問わず、多くの人と接する機会が多い仕事ですから、コミュニケーション力は必須と言えるでしょう。
面接では、マニュアル的な受け答えをするのではなく、臨機応変な対応や、物怖じしない態度、好感度の高い笑顔などを意識すると、採用に近づくでしょう。
また人間関係だけでなく、冷静な判断力や分析力も求められます。文系が多いというイメージが強いPR職、広報職ですが、情報収集やデータ解析など理系の能力も大いに役立てられますよ。
とくに近年はデジタルマーケティングと広報戦略の融合が課題となっています。そうした観点から、PRチームにもデータの分析や顧客動向を把握する力が求められているわけです。
3.PR広報職の必要なマインド(性格)は?
PR職や広報職は、見る側の気持ちに立つことも大切です。自分の意見を押し通すのではなく、世論や流行へ、柔軟に寄り添う姿勢を持てると良いですね。
「良い部分を見抜くのが得意」
「コツコツ頑張るのが好き」
「一つひとつ丁寧に作業できる」
「人と会話するのが好き」
「人見知りしない」
「頭を使って働きたい」
「情報は自分で積極的に集めたい」
といったタイプなら、より楽しみながら働けるでしょう。
4.年収が高い求人の探し方が知りたい!
「PR職や広報職が、自分の希望する転職先にぴったり」
そう判断したら、いよいよ転職活動に入ります。
PR職、広報職とまとめがちですが、その内容は企業によって様々ですので、まずは自分のやりたいPR職像、広報職の具体像を決めておくとスムーズでしょう。
PR職であれば、幅広い分野に携わるのか、それとも専門の分野に特化したものであるのか。広報職では、社内広報であるのか、社外広報であるのかなどで、与えられる仕事や役割が大きく変わってきます。
希望の分野が絞り込めたら、実際に求人を探してみましょう。
ハローワーク、転職雑誌、転職サイトなど、様々な方法がありますが、転職の場合、仕事をしながらの求人活動になるため、インターネットを利用するのがおすすめです。
気になる企業を見つけたら、ホームページや経営理念などへもしっかり目を通し、会社の雰囲気を確かめます。第一印象で「何か違う……」と感じる場合は、相性が悪い会社である可能性が高いでしょう。
逆に「この会社で是非働きたい!」と思える企業は、運命の職場に近い傾向があります。このような出会いを見つけたら、逃さないよう入念な書類作成を心がけたいですね。
利用する転職サイトによっては、PR職や広報の仕事が探しにくい場合もあるでしょう。
まだ多くのサイトでは、広報部門がなく、管理や企画、事務職に分けられている例が多いようです。ジャンル選びで迷った時は、これらのジャンルから絞り込んでみて下さい。
「PR職や広報職をやってみたい!」
と感じている憧れの企業がある場合は、求人が出ていないかホームページで確認したり、直接問い合わせてみたりするのも良い方法です。自分のキャリアやスキルをPRシートでまとめることこそ広報のスキル。きちんと評価されれば、直接連絡が来ることもあるでしょう。
フットワークが軽く、やる気に満ちた人材を欲しがっているPR職、広報職の業界ですから直接アピールはかなり効果的!想いが強ければ強いほど、採用担当者へ熱意が響くことは間違いなしです。
5. PR職や広報職の年収上限は?出世後どうなる?
PR職や広報職の転職に成功した後、どのような未来が待っているのでしょうか?
最近ではPR部、広報部として少しずつ部門化されている企業が多いため、まずは課長や部長などの役職につき、後輩の指導や管理を任されていくでしょう。
経験をもとに、難しい案件を任せられる機会も増えていきます。常に最新の情報収集を欠かさず、人脈を大切にしておくとさまざまな場面で役立ちます。
こうなると年収レベルはどんどん上がっていきます。ちなみに、弊社フロンティアコンサルティングの場合ですと年収1000万クラスとなります。他の会社でも独立系コンサルティングファームの場合は、年収基準が高いようです。
いっぽうで、これは仕方のないことですがベクトルやサニーサイドアップのような上場しているようなPR会社ですと、年収ステージが決まっていて、収入がそれほど高くならない傾向も。そのかわり、初任給が高かったりと、別のメリットが得られると思います。
また、企業での出世を目指す道だけでなく、PRや広報のプロとして独立する例もあります。
この先PRや広報といった戦略やマーケティングの分野は、ますます活性化していくと思われますので、タイミングを見て起業を目指し、独自の路線を築き上げていくのも面白そうです。
起業すれば、給与も年収も自分で決めることがただます。ただし、リスクもあるのでその点だけは注意してください。
6. PR広報職の年収は比較的平均的であることが判明

将来が楽しみなPR職や広報職。
求人がまだまだ多い訳ではありませんが、まだその魅力に気付いていない転職者も多いため、狙うなら今がチャンスの職種ともいえます。
自分に合った求人を見つけたら、まずは応募してみませんか? ちなみに、私たちフロンティアコンサルティングでも新しい人財を常に募集しています。興味がある方はメールで直接問い合わせてみてくださいね。
「毎日新しい発見と出会いたい」
「やりがいを感じられる職場を探している」
お金には代えがたい、やりがいや日々の変化がある。PR職や広報職の現場が、そんな想いを満たしてくれるはずです。
*関連サイト:PR広報職に有利に転職するためのスキル一覧