1再生いくら?ユーチューブで1再生あたりの単価が高くなるジャンル10選
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2022.08.14

1再生いくら?ユーチューブで1再生あたりの単価が高くなるジャンル10選

少しユーチューブに詳しい人であれば、世間でよく言われている「ユーチューブは1再生0.1円」というのが間違っているということはご存じだと思います。ですが、1再生何円なのかは知りたい」というのが本音なのではないでしょうか。

そこで、2年で登録者を約20万人に伸ばした現役ビジネス系youtubeが、本当のことろを解説

Youtubeの再生単価

気になる方は、ぜひ「お金の増やし方」「資産運用」「年収アップ」をテーマにした私のチャンネルも研究してみて下さい。ジャンルやターゲットの絞り方、サムネイルやタイトルの付け方など、参考になる部分もあるはずですよ。

*記事を書いた人:2年で登録者20万人!チャンネル著者のチャンネルはこちら

 

ユーチューブは1再生につき0.05~0.7円程度です

色々なニュースの話や体験談から総合すると、ズバリ「1再生につき0.05~0.7円」ほどです。
1万再生されて7000円稼げるチャンネルもあれば、500円ほどしか獲得できないチャンネルもあります。なぜこれほどまでに差が出るのでしょうか。それは、「チャンネル(動画)」のジャンルによるところが大きいです。

 

ジャンルによって報酬単価が変わる理由は?

ユーチューブの広告は、テレビのコマーシャルと違って「出稿対象」をかなり絞り込むことができます。

広告を出す企業としては、「自分の会社の商品・サービスに興味がありそうな人に見てほしい」と考えます。

逆に「広告を出してもあまり意味(広告のクリック・購入など)がなさそう」なのであれば、広告を出したがりません。そして広告単価は入札によって決まります。そのため、競争の激しいジャンルのほうが広告単価は高くなるのですね。

 

報酬単価の高いジャンル10選

・ゲーム実況

・ビジネス

・都市伝説

・考察

・スポーツ

・料理

・美容

・歴史

・車

・学習

これらのジャンルであれば1再生につき0.3~0.7円程度稼げてもおかしくありません。

例えば「ゲーム実況動画」にスマホゲームの動画が表示されれば、クリックされやすいですよね。他のジャンルについても、広告動画を観た人が「あ、興味ある」と感じてクリックしやすいですから、広告単価が高くなる傾向にあります。また、上記のジャンルに関しては「企業にマイナスイメージを植えつける動画」も出にくいです。つまり、広告主からすれば安心して広告を出せるのですね。

 

ゲーム実況が稼ぎやすい2つの理由

特に稼ぎやすいジャンルとして「ゲーム実況」が知られています。1再生あたり0.5円以上となってもおかしくありません。収益が多くなりやすい理由を知っておくと、他のジャンルで勝負するユーチューバーにとっても参考になりますよ。

1.一つの動画を長くしても視聴されやすい

動画が長ければ、つけられる動画広告が多くなります。そして、ゲーム実況は「ゲームプレイを観ること」が前提になっていますから、一つの動画の再生時間が長くても、最初から最後まで再生されやすいです。

むしろゲーム実況動画であるにもかかわらず、一つ一つの動画の再生時間が短すぎると、ファンからすれば「もっと長く楽しませてよ!」という気持ちになります。ゲーム実況動画を投稿するのであれば、最低でも「1動画10分以上」にしましょう。

2.過去の投稿動画も視聴されやすい

例えば「○○(ゲーム名)をレベル1縛りでプレイしてみた~パート20~」という動画があったとしましょう。パート20から視聴した人が気に入れば、当然パート1からさかのぼって観てくれる可能性が高いですよね。ユーチューブの投稿動画には「一度投稿すれば、その人の資産になる」という側面がありますが、ゲーム実況チャンネルは特にその傾向が強いと言えます。

他のジャンルの場合、人気ユーチューバーでも過去の動画はあまり再生回数が伸びないケースが多いです。しかし、ゲーム実況チャンネルであればかなり伸びる可能性が高いです(もちろん最新の動画ほど再生されるわけではありませんが)。ちなみにいわゆる「時事ネタ系動画」は、極端に過去の動画が再生されにくいです。誰も1年も前のニュースなんて知りたくありませんからね。つまりゲーム実況に限らず、

・再生時間が長くても視聴者が受け入れやすい動画

・過去の動画もさかのぼって観たくなるようなチャンネル

にすると収益が上がりやすくなるということですね。ただ、もちろん今回挙げたゲーム実況を含む10ジャンルは競争率が高いです。工夫して運営しないと埋もれてしまうという事も覚えておきましょう。ですが継続していけば、1本の動画の再生回数が1万回以下でもかなりの収益になる可能性を秘めています。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
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③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事