これからの企業と人を結びつける「PRの架け橋」の役割について
コラム
経営戦略×PR
2019.10.22

これからの企業と人を結びつける「PRの架け橋」の役割について

経営者にイメージ

そもそもPRとは?もう一度おさらい

これからを知りたいときに、一番わかりやすい法則は
まずは、PRの歴史を知るということです。

PRという言葉は、私たちの生活の中で使われている自己PR、地域PR、なんとなく「プロモーション」かなにかの略だと思っている方もいると思いますが、実は「パブリックリレーションズ(Public Relations)」の略です。

■下記引用

”ブリックリレーションズ(Public Relations)は
20世紀初頭からアメリカで発展した、組織とその組織を取り巻く人間(個人・集団・社会)
との望ましい関係をつくり出すための考え方および行動のあり方である。
日本には第2次世界大戦後の1940年代後半、米国から導入され、行政では「広報」と訳されたのに対し、
民間企業では「PR(ピーアール)」という略語が使われてきた。
しかしその後「PR」は「宣伝」とほとんど同じ意味で使われるようになり、
本来持っていた意味から離れてしまった。
そのため多くの組織では、その職務を「広報」と呼ぶことが多くなっている。
ただ広報という言葉は、組織と社会あるいは公衆(パブリック)とのよい関係づくりという意味が失われ、
組織の一方的な情報発信と受け取られがちである。
パブリックリレーションズが本来持っていた〈よい関係づくり〉という点を忘れてはならない。”

※日本パブリックリレーションズ協会「パブリックリレーションズとは」より

 

今、巷で流行っているバズるという言葉であったり、エンゲージメントを高めましょう、
または、コミュニティでいうオンラインサロンなど、時間とともに様々な形や言語で変容していきますが、
技術が変わろうと、時代が変わろうと、PR=パブリックリレーションなので、PRとは良い関係づくりということです。

 

これからはストーリーの時代

戦略プロセスシーン

あえて「これから」という表現を使いましたが、企業組織のこれまでの変化の流れを見ると、
これからはストーリーの時代になります。

日本が高度経済成長を遂げた時代、これは「大量生産の時代」と言えます。
代表的な企業は松下電器、フォード社の時代。

この時には、他松下電器における水道哲学、
つまり良いものを安く、大量に作るという時代です。

テイラー・フォードが作り出した、フォード社に関しても、黒くて頑丈な車を、
少しでも多く世の中に普及するということがミッションとされていました。

ある程度の生活水準が担保されてくると次に台頭してきたのが「選択の時代です」。
例えば、車を購入する際に、人と同じ色の車ではなく、他の色合い他と違うものが欲しいという
選択の多様性が生まれてくる時代です。

そして現在は「認識の時代」と言われています。

水準、選択が満たされてきた後の時代で、わかりやすい企業でいうとAppleのような会社です。
商品CMの際に一切商品を載せず、会社のブランディングイメージのみを「Think Different」というキャンペーンとともに打ち出したり、

商品発表の際に当時CEOのステーブジョブズが冒頭「我々は世界に風穴を開けるためにこの会社を作った」
などというような、ストーリーに人々がより強い関心や購買の意欲などを示すようになってきた。

購買を求めない認識とは、人がまだ考えていなかった概念を新しく作り出す(企業の理念やミッション)に、
人が共感するようなストーリーを打ち出すこと、ここに人々の共感が集まる時代になりました。

ストーリーという視点に立つと現在の消費者インサイトという言葉も
類義語としてあげることができますが、

ここまでが、フロンティアコンサルティング代表の書籍、共感PRにおける8×3の法則における8の部分で
企業の方々が気づいているけど気づかない普遍的な部分を言語化するプロセスになります。

*PRコンサルティングに欠かせない要素「8×3の法則」を知ろう

 

時代の潮流を読むこと

共感PR 引用画像

これは先ほど紹介した8×3の法則における3の部分社会、人(ターゲット)、メディアの視点
を組み合わせることになります。(詳しくは上記コラムをご覧下さいね)

 

核になる部分を明確化し、ストーリーを作った上で、社会=大衆=人が何を求めているか?
ということと、メディア側の視点を取り入れた物であるかを明確化していきます。

社会の潮流を読む関しては、これはスタジオジブリの名プロデューサーである鈴木敏夫氏は企画やPRする際に、必ず半径3メートル以内
のことから着想を得ているそうです。

ジブリ史上最大のヒット作と言われている「千と千尋の神隠し」では、実際にヒロインの千尋という少女はジブリスタジオにいるスタッフ
の親戚の女の子がモデルとされていたり、歴代の作品の主要人物はいずれも、必ず身近なモデルが存在するそうでこれは企業のコアな部分やミッション、ビジョンと置き換えられると思います。

また、当時の映画業界の潮流としても、以前は恋愛や社会問題などが題材として旬だったところから、
個人の心の中の葛藤や成長など大衆のニーズとしても変化があったと言います。

社会は一人一人の人間の集合体なので、企画やPRの要素は、
個人の深いテーマやニーズ置き換えると、半径3メートル以内に人のニーズが転がっているという着想に繋がるということになります。

メディア視点に関しては、今の話題性、ブレイク寸前といった”旬”の分野が含まれているか、
特にメディアの視点に立つと、そのストーリーがなぜ今打ち出す必要があるのか、
メディア的に絵になる要素かということが重要になってきます。

 

4スコトーマを言語化する

スコトーマとはコーチングの世界で使われる言葉ですが、
ギリシャ語で盲点という意味合いになります。

ある絵を見て、これが何に見えるかを想像してください、という設問があるとします。
著作権の問題でここではその絵を見せることは出来ませんが、

1、器
2、人の顔が向かい合っている

一般的に、2つの解が出てきます。
これを身近な場面に例えると、時間がない時に、自宅の鍵をなくしてしまい、
鍵がない、鍵がないと思い自宅を探し回ったが、
実は自分の元いた場所の近くの机に置いてあったなどという状態は、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

 

最上流のコンサルティング

コンサルティング

先ほどのスコトーマの話からわかることは、企業様とお話をする中で、大衆やターゲットを
意識する上で、核になることが言語化できていなかったり、
時代の潮流を意識するあまり、ターゲットが曖昧になり購買者の感情が洗い出されていないという場面が考えられたりするため、

これらの内容を踏まえる、最上流のPRコンサルティングを定義すると

①企業の核となるもの
②時代の潮流

2つの事柄のスコトーマ(盲点)を言語化し、架け橋となること(結果良い関係づくりを増進すること)と、
言い換えることができます。

このことに関しては、常に終わりということはなく、
①の企業の核となるものでいうと、企業の発展の段階や、打ち出すプロダクトによって変化するものになりますし、
②時代の潮流に関していうと、現代のような情報社会では、時代の潮流に関してはより早い速度で変化していくもの
になるため、変化し続けるものになります。

 

以上となります。

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