スマートフォンだけでYouTube動画投稿を続けるのが難しい理由3選
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2024.08.27

スマートフォンだけでYouTube動画投稿を続けるのが難しい理由3選

この記事ではスマートフォンだけでYouTube動画投稿をするのが難しい理由などについてお伝えしていきます。

「スマートフォンでできる・しやすい作業を知りたい」「スマートフォンで撮影することは可能?」などと気になっている方は多いと思います。

そこで本記事では、PRや企業広報などでも注目される、スマートフォンだけでYouTube動画投稿が実際には難しい理由や、スマートフォンでもできる作業などに関して解説していますので、ぜひ参考にしてください。

スマホでYoutube運営

 

スマートフォンだけでもユーチューバーにはなれますが……

スマートフォンだけでユーチューバーとして活動している人はいますし、中にはチャンネル登録者が10万人以上でも、スマートフォンだけで撮影・編集・アップロードなどをすべてこなしている人もいます。

文字通りスマートな印象があり、「自分もスマートフォンだけでパパっとYouTubeで稼げたら……」と感じるかもしれません。

ですが実際には、スマートフォンオンリーでユーチューバーとして活動し続けることは難しく、スマートフォンを使うとしても「スマートフォン+パソコン」の組み合わせで活動したいものです。

スマートフォンだけでユーチューバーになるのが難しい3つの理由|YouTube事情

それではスマートフォンだけでユーチューバーになる、ユーチューバーとして活動し続けることが難しい理由をいくつか挙げていきます。

理由①「YouTube Studio」などのツールが使いにくい

YouTubeには「YouTube Studio」というツールがあり、自分のチャンネルの詳細設定、データ閲覧などができます。ただ、スマートフォンの小さい画面でこれらを行うのは難しいですし、そもそもスマートフォン版のYouTube Studioは機能が大幅に制限されています。

また、ユーチューバーとして活動し続ける以上は、他のチャンネルの動画チェック、ツールを使用してのキーワード選定、ネットサーフィンを駆使してのネタ探しなども行うことになりますが、これらもパソコンでする方が大幅に楽です。

理由②動画編集がしにくい

動画編集ができるスマートフォンアプリもありますが、やはりパソコン用の編集ソフトの方が圧倒的に使いやすいです。スマートフォン用の動画編集ソフトは機能が制限されていますし、動作も重い場合が多いです。

「そんなに凝った編集はしないからスマートフォンでも問題ない」と感じるかもしれません。しかし「無編集」で投稿しない以上は、スマートフォンアプリによる無理のある編集作業でストレスを溜め続けることになります。

理由③「スマートフォン1台オンリー」ではあらゆる作業がしにくい

実際にユーチューバーとして活動するようになるとわかりますが、「メインの作業をパソコンでしつつ、スマートフォンでサポート的な作業をする」という機会がかなり多くなります。例えば動画のテロップの漢字を調べるとしても、スマートフォンしかない場合は、基本的にいったん「動画編集画面を閉じる」→「漢字を調べる」ということをしなければなりません。

スマートフォンでも十分な作業2つ|スマホを使いこなしてユーチューバー活動を!

ただ、スマートフォンでも十分な作業もありますので紹介します。パソコンと一緒に使いこなして作業効率を上げましょう。

スマートフォンが主役の作業①撮影のみ

編集を含まず「撮影のみ」であればスマートフォンでも十分可能です。近年のスマートフォンは画質もよく、格安のビデオカメラと比較しても高画質な機種さえあるくらいです。また、ビデオカメラの使用経験がない方にも、スマートフォンでの撮影はおすすめできます。

ただ、編集作業はパソコンで行うべきなので、動画データをスマートフォン→パソコンとスムーズに送れる環境を整えておきましょう。

スマートフォンが主役の作業②完成した動画のチェック

パソコンでの編集を終えて完成した動画のチェックは、スマートフォンでもできます。パソコン→スマートフォンでデータを送ってもいいですし、「非公開設定」でYouTube上にアップロードしてからスマートフォンで確認するという方法もあります。

もちろんパソコンでも動画のチェックはできますが、スマートフォンを使えば出勤中などでも確認できるため便利です。特に再生時間の長い動画については、スマートフォン片手にスキマ時間で少しずつ確認するのもいいかもしれません。

なお「パソコン画面での動画の見え方・印象」と「スマートフォン画面での動画の見え方・印象」は異なるため両方でのチェックがおすすめ。YouTube視聴者の80%以上はスマートフォンで動画を観るというデータもあるので、スマホでの見え方を把握することは大事です。

まとめ

スマートフォンはYouTube動画の撮影道具、動画のチェック道具として優秀ですが、動画の編集、YouTube Studioの利用などにはあまりにも向いていません。そのためスマートフォンを使っていくとしても、「パソコン+スマートフォン」と組み合わせて活用することをおすすめします。うまく使えば作業効率がアップしますよ。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事