「パパママ広報担当者」が半分の時間で同じ目標を達成するポイント
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2023.02.27

「パパママ広報担当者」が半分の時間で同じ目標を達成するポイント

広報担当者に限りませんが、お子さんを育てながら仕事をしている人が少なくありません。

「育児をしていない人」と同じように仕事を進めるのは物理的に難しいですが、それでも「目標」をきちんと達成するにはどうすれば良いのでしょうか。

*関連リンク:基本が大切!今さら聞けない広報部門の5つの役割とは?

 

パパママ広報担当者の心構え

最初に心構えの部分から。

まず、「育児をしている」「子供を産んだ」という事で不当な扱いを受けるのはおかしいです。
思い当たる節がある場合は、しかるべき窓口に相談しましょう。

また、「ああ、あなたはお子さんがいるんだっけ。じゃあ、仕事が雑になるのも仕方ないか」などの言動はパワハラにあたります。
もし、本当に仕事が雑なのだとしても「仕事が雑だから、もっと気を付けてください」と言えばそれで済む話です。

とはいえ「育児を言い訳にしてはいけない」というのも事実です。そもそも、お子さんを言い訳に使ってしまっては可哀想ですよね。

育児の都合やご自身の体力を考慮しながら、「できない仕事」に対しては素直にできないと言って、別の人に引き受けてもらいましょう。
無理に請け負ってから「やっぱりできない!」となるのは迷惑です。

*参考リンク:できる広報担当になる仕事の仕方30選

 

目標達成への貢献度が低い仕事を削る……第1位は?

「目標達成に直結しない仕事」を削っていきましょう。
そうすることで無理なく育児と両立することができます。そのためにも、今一度「目標」を明確なものにしましょう。
すると、目標達成に役立たない仕事がチラホラ見えてくるはずです。

そして、「目標クリアへの効率が低い仕事ナンバーワン」はどの企業でもだいたい同じです。

驚くかもしれませんが、それは「ファクトブック作成」です。もちろん、メディア露出などに全く役に立たないものではありません。
ファクトブックがきっかけでテレビ報道、新聞掲載等に繋がることも当然あります。

ですが、とにかく「労力のコスパ(効率)」が低すぎるのです。
大抵のメディア関係者はそもそもファクトブックを見てくれません。見てくれたとしても「面白いネタ」は大量に届いていますから、その中でメディア露出を勝ち取るのは至難の業です。

ですから、まずは「ファクトブック作成の時間を半分にする」ことを視野に入れてください。

 

ファクトブック作成の時間をカットするには?

○1:必要最低限の情報でOK

とにかくほとんど見てくれないわけです。
ですから、必要最低限の情報で構いません。率直に言って「そもそもウケるネタ」なのであれば、ファクトブックを作りこまなくても見てくれる可能性が高いです。

また、中小以下の規模の企業の場合は、ファクトブック作成よりも「直接会うこと」に重点を置くべきです。

○2:他部署に半分作ってもらいましょう

作成時間を半分にしたい。となれば、半分他部署に作ってもらえばいいのです。
「ファクトブック作り依頼用紙」というものを作って、記入してもらいましょう。

用紙には、

・今これをすべき理由
・自社でこれをすべき理由
・他社にない強み
・同業他社名

などの欄を設けます。これを埋めてもらえば、ファクトブック作成は半分程度済んだと言って良いでしょう。
あとは、記入内容の真偽をチェックしたり、情報を付け足したりすれば完了です。

*参考リンク:ファクトブックの作成ポイントと全技術

 

他に見直すべき仕事は3つ

○1:社内会議用資料作成

あくまで社員に対して見せるだけです。
必要最低限の情報を載せればOK。会議を頻繁に行う会社の場合は、むしろ「資料がスッキリしていて助かる……。ややこしいのばかりだから」と思ってくれるかもしれません。

○2:メディアへの挨拶

具体的な打ち合わせなどの場合は直接会うべきですが、そうでないならメールや電話でもOKです。メディア関係者側も多忙ですから、むしろ大歓迎でしょう。

○3:SNS更新

フェイスブックやツイッターの更新を頑張っている広報担当者もいるかと思います。
ただ、それが本当に「目標達成に役立っているのか」を今一度考えてみるべきでしょう。

・閲覧数が少ない
・閲覧数が多いところで具体的に何かあるわけでもない
・投稿内容のアイデア出しが地味に大変である

などというのであれば、SNS更新はストップして良いでしょう。

しかし「ある程度育ったアカウント」がある場合は、頻度を下げるくらいでもいいと思います。
お子さんが成長して仕事に集中できるようになったら投稿頻度を上げる、というのもアリですから、アカウントを消してしまうのは勿体ないです。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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