複数のテレビ関係者と1日で知り合いになる方法知ってる?【ベテラン広報担当者の裏技集】
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2020.12.01

複数のテレビ関係者と1日で知り合いになる方法知ってる?【ベテラン広報担当者の裏技集】

特にベンチャー・中小企業の場合は、ネットメディアや専門誌など、「影響力の少ない媒体」であっても、積極的に掲載を狙うべきです。

媒体の精査は必要ですが、「掲載数をかき集めて、雑誌、新聞、テレビなどへの進出を狙う」というのが基本戦略となります。

ただ、これはあくまで戦略の一つです。いきなりテレビ進出を狙ってももちろん構いません。「そんなことは不可能!」と感じるかもしれませんが、実はそうでもありません。

 

複数のテレビ関係者と短時間で知り合うための6ステップ

最初に手順を簡単に挙げてしまいますね。

1:「テレビ関係者の知り合いがいないか」と全ての知り合いに聞く
2:人脈をつてにテレビ局を決める
3:テレビ関係者とのアポを取る
4:テレビ局に行く
5:アポを取った関係者と話す
6:テレビ局内を動き回り、知り合いを増やしていく

以上です。

では、それぞれについて詳しく解説していきましょう。

○1:全ての知り合いをあたる

あなたの知り合いを全員リストアップし、その人たちに「テレビ関係者の知人はいませんか?」と聞きます。

○2:テレビ局を決める

例えば、「知り合いから日本テレビの関係者を3人教えてもらえた。他のテレビ局は0~1人しかいない」という場合は、日本テレビに乗り込むことにしましょう。

ちなみに、ここで「『テレビ局関係者の知り合い』がいる知人」を一人も見つけられなかった場合は諦めるしかありません。「テレビ業界に関係する人かどうか」にこだわらず、人脈を広げていき、またの機会を狙いましょう。

○3:テレビ関係者とのアポを取る

テレビ局を決めたら、その局のテレビ関係者とのアポを何とか取ります。

「立場が低そうな人から、アポ取りに挑戦する」のがコツです。なぜなら、ここでのアポは「テレビ局に入るための材料」でしかないからです。立場が低い人であればあるほど、ややこしい話抜きに承諾してもらえる可能性が高いです。

○4:テレビ局に行く

「こんなことをしなくても、正々堂々訪問すれば案外入れてくれるのでは?」と感じるかもしれませんが、テレビ局のセキュリティは特に厳しいのでほぼ不可能です。

ですが、誰かとのアポがあればテレビ局であってもすんなり入れてくれます。入場する際「ゲストカード」を渡されるはずなので、必ず首に提げるようにしてください。

○5:アポを取ったテレビ関係者と話す

相手には申し訳ないのですが、先述の通り「テレビ局に入るための材料」ですから、挨拶程度で終わらせて構いません。
ですが、名刺交換だけは絶対に行ってください。
「一度会ったきり、連絡が取れなくなる」のでは意味がありません。

ただし、もちろん失礼のないようにします。
「あなた自身に興味があるわけじゃないんですよ」などという態度は一切出してはいけません。

○6:テレビ局内を動き回る

大事なのはここからです。

ゲストカードさえあれば、かなり高い自由度でテレビ局内を動き回ることができます。各フロアの入り口に「見取り図」のようなものがあるので、それを参考にしつつ、行動しましょう(さすがにテレビ局内を全て回るのは厳しいと思いますので)。

簡単なプレリリースを用意しておき、言い方は悪いですが「数打てば当たる」の気持ちで、テレビ局内のスタッフにどんどん話しかけていきます。

ただ、目標はあくまで「名刺交換」です。プレリリースは「礼儀」として準備しておくべきですが、詳しく解説するのはやめたほうが良いでしょう。

名刺交換までを長くても1人あたり5分以内、できれば3分以内で済ませましょう。
名刺さえゲットできれば、後からいくらでもきちんと準備して、再度アプローチすることができます。

以上です。うまくいけば数時間で10名以上のテレビ関係者と名刺交換をすることができます。

ちなみにここで解説した手法は、「超斬新」というレベルのものではないですから、ある程度勤続年数が長いテレビ関係者であれば慣れているはずです。「ああ、どっかの会社の広報の突撃訪問か……」などと思ってくれることでしょう。

 

テレビ局にアポなしで突撃する方法に関する3つの注意点

続いてここまで紹介した手法について、気を付けるべきことを挙げていきます。今回解説した方法は率直に言って「知る人は昔から知っている裏技」なので、無理に実践する必要はありません。

○1:高いコミュニケーション能力・場を読む力・度胸が求められます

・見知らぬ場所で動揺しない度胸
・初対面の人と打ち解けられるコミュニケーション能力
・敏感に場を読む力

が求められます。

特にコミュニケーション能力は非常に重要です。

テレビ局関係者としては、基本的に「得体の知れない広報の名刺などいらない」と思っているので、その心をこじ開けられるだけの力が必要です。もちろん、効果的なプレリリースがあれば成功率が上がりますが、相手は人間ですからそれだけではうまくいきません。

○2:大失敗したら全てが終わる可能性も

厚かましくもテレビ局内に立ち入り、知り合いを増やそうとしているわけです。

そこで大失敗してしまえば、「あいつ俺たちに話しかけまくって、しかも○○しやがった」などと思われて、そのままブラックリスト入りする可能性もあります。

目安として「今、忙しいので」と言われたら、潔く引き下がりましょう。「テレビ局関係者と知り合いになることができれば、そこを起点にさらに知り合いを増やすことができる」ので、一回で全てを手に入れる必要はありません。

○3:テレビ局以外では使いにくい方法です

「じゃあ、出版社でも試してみよう」などと感じたかもしれませんが、おすすめしません。
なぜなら今回紹介した方法は、テレビ局のように「雑然とした環境」でしか行えないことだからです。

少なくとも、「見知らぬ顔の人間がいると、誰かいると注目を浴びてしまう環境」では実践しにくいです。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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