広報PRの活動結果を正しく評価できる担当者になろう_評価基準30選
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2020.02.15

広報PRの活動結果を正しく評価できる担当者になろう_評価基準30選

広報PRの活動評価というのは、広報担当者によって見解が分かれるところです。

あなたに「広報の後輩」ができた場合、その人を正しく評価できるようになりましょう。
そうする事で部下のモチベーションが上がりますし、効率アップも図る事が可能です。

ここでは、今日からすぐに実践できる代表的な評価基準30選を紹介します。

*関連リンク(一番大切です):今さら聞けない広報部門の5つの役割とは?

 

評価基準を作る際の注意点5つ

分析データのイメージ

○1:一度決めたら安易に変えない

一度評価基準を定めたら、むやみに変えてはなりません。
内心「変な評価基準にしてしまった……」と感じていても、それを態度に出すのもいけません。少なくとも、一回はその基準で評価を行ってから変えましょう。

また、そもそも「変えたくなるような基準を作らない」のも大事ですけどね。

○2:評価基準は1つよりも複数がいい

評価基準は「具体的かつ多め」がいいです。そうでないと、個人の得意分野や苦手分野が見えてきません。

また、評価基準が多ければ、一つや二つ「1」で述べたような「設けるのが失敗だった基準」があってもカバーできます。

○3:立場・経験によって有利・不利が決まる基準ばかりにしない

記者とのネットワークがある程度できているでしょうから、経験を積んでいる広報担当者のほうが成果を出しやすいのは当然です。また、企画作り一つ見ても、新人にとってはハードルが高いかもしれません。

ですから、立場・経験がものをいう基準ばかりにするのは避けましょう。
「やる気でカバーできるもの」を増やしてください。また、「目に見える成果」だけでなく、「目に見える成果には繋がらなかったが、意味のある行動」「すぐに成果に繋がらないが、続けることで将来的に結果につながるアクション」も評価してあげてください。

○4:ハッキリ公開する

紙などにリストアップして、部下に配布しましょう。
「評価基準」をハッキリ知らせなければ意味がありません。

○5:点数化する

人間は「点数」が大好きで、それによってやる気を出す生き物です。
ですから、「文章びっしり」よりも具体的な点数をつけたほうが喜ばれます。

一つ一つの項目に対しては、「一言コメント」くらいにして、大きく「総評」でまとめるのが良いでしょう。

 

広報担当者の評価基準を大量紹介30選

もちろん他にも基準を設けても構いませんし、逆に外すのもOKです。
あくまで参考程度でお願いします。

また、一応いくつかに分類しましたが、複数カテゴリーにまたがるものもあるので、あまり気にしないでください。

○メディアとの繋がり

1:その人だけのメディアネットワークがあるか
→「上司からの借り物」ではなく、その社員のメディアネットワークであることが大事です。

2:メディアネットワークに「抜け」がないか
→「新聞は強いけれど、雑誌は弱い」などがある場合は指摘しましょう。

3:どんどん記者と繋がろうとしているか
→基本的に「面識のある記者」は多ければ多いほどいいです。

4:記者に頼られる存在であるか
→記者と広報担当者は対等な立場です。「ネタはないでしょうか?」などと頼られているでしょうか。

5:記者との接触回数は多いか
→「面識のある記者が多い」ことだけで満足していませんか?

6:新規開拓精神があるか
→未知の分野に手を伸ばす(結果的に伸ばさなくても、興味を持って調べる)気持ちがあるでしょうか。

7:コミュニケーションは上手いか?
→記者だけでなく、同僚、他部署、社長、一般人などとのコミュニケーション全般を指します。

○企画・アイデア力

8:ファクトブックなどの作成方法を理解しているか
→意外とこの部分に「抜け」があるまま仕事をしている広報が少なくありません。

9:「メディアウケ」を分かっているか
→「未知への挑戦」も大事ですが、「メディアが興味を持たないこと」ばかりPRしていても意味がありません。

10:広く情報を集めているか
→単なる「情報収集」ではなく、「色々な角度からの情報収集」が大事です。

11:幅広いネタがあるか
→「10」が充実していると達成されやすい。一方向のネタにこだわり過ぎないか。

12:「広報スイッチ」をONにできるか
→「一般人視点での考え方」と「広報視点での考え方」を瞬時に切り替えられなければいけません

13:考えて行動・発言しているか
→「成功例の真似」におさまっていないか、「常識に従うだけ」になっていないか。

14:「ストーリー変更力」があるか
→「PRストーリー」等を記者ウケできるように数秒で変更できるか

15:斬新な企画を作る気持ちがあるか
→「必勝パターン」に頼り過ぎていないか

○露出成果

16:メディア露出回数
→「数」を軽視し過ぎるのもよくありません。

17:露出メディアの影響力はどうか
→「質」ですね。

18:掲載・報道内容はどうか
→アピールしたいことがアピールできたでしょうか。

19:媒体のターゲット層はどうか
→例:「主婦向けの商品」を「主婦が多く読む媒体」で露出できたか

20:「狙い」のあるメディア露出か
→事前に定めた目標などにマッチしているでしょうか。

○:他人の役に立っているか

21:自社の各種数値を伸ばしたか
→売上などを伸ばすことができたでしょうか。

22:自社社員に「ありがとう」を言われているか
→広報の仕事の本質は「自社社員を幸福にすること」です。

23:メディア関係者の役に立ったか
→メディア露出に繋がらなくとも「ネタ提供」などで具体的に役に立っていれば「次」に繋がります。

24:他社の広報の役に立ったか
→他者の広報担当者とも協力する時代です。

○社内広報関連のこと

25:自社情報の把握度
→「抜け」があると社内広報の内容などが偏るかもしれません。

26:「社長のスピーカー」になれているか
→「社長の気持ちを拡散すること」は広報の重要な役目です。

27:現場の理解度
→自社の活動・出来事をリアルタイムで把握できていますか。

28:社長からの信頼度
→社長に信頼されていないと広報の仕事は成り立ちません。

29:他部署とコミュニケーションが取れているか
→そうでないと情報を吸い上げることができません。

30:他部署の社員が広報の役目・価値を理解しているか
→「メディア露出を勝ち取った事のアピール」などをお忘れなく


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事