
PRを行う上で最も重要とされるメディアですが、
従来のメディアに加え、デジタルメディアが大きな影響力を持つようになりました。
とくに、昨今のスマートフォンの波及により、雑誌などのオールドメディアはどんどん存在感を薄めています。
しか~し、と私は声を大にしたい。
そう、しかしながら従来のオールドメディアも、デジタルメディアにはない特徴や可能性をまだまだ秘めているのです。
そこで今回はデジタルメディアと従来のオールドメディアの特徴を、
成功事例やPR活用のポイントをおさねがら3つのポイントで解析していきたいと思います。
動画サイトを活用で売上販売金額前年比120%達成!
動画サイト DELISH KITCHEN をご存知でしょうか?
簡単に誰でも作れるレシピを配信している動画サイトとして、女性の間で大流行。
もちろん、私も日頃からよく料理の参考にしています!
そんな話題にのって、バレンタインのプロモーションとして動画サイトと店頭での販売促進を並行して行ったオレオ。
若者向けのバレンタインレシピをDELISH KITCHENと開発し配信、そこでのレシピやデザインを店頭の販促に活用しました。
それによりレシピ再現投稿もSNSに多く上がり動画再生回数も高く、バレンタインプロモーションは売上販売金額前年比120%と大成功におわりました。
このようにデジタルマーケティングと店頭販促をうまく組み合わせることで、多くの人々にアプローチが可能になりそうです。
逆に新しい!?ラジオの新しい形!
いっぽうラジオを聴く人はほとんどいなくなり、もはやラジオは終わったメディアだと思ってる方は多いのではないでしょうか。
しかし、じつは今若者にひそかに人気が出てきており、ラジオは音声メディアとして独自に確立してきているのです!
近年のスマートスピーカーの登場ともあいまって、
複数のメディアを「ながら視聴できる」ことが現代人のメディアとの関わり方にマッチしたとも言えるでしょう。
また、他にもテレビではできない過激な内容や、個人を感じれる独特の空気感が若者の間で逆に新しいと注目されているのです!
まだまだ人を動かすパワーは絶大な雑誌の力!
本が売れないとされている時代です。もちろん、雑誌もその例外ではありません。
部数は伸びず、市場規模は縮小しています。しかし、見方を変えてみれば、雑誌ならではの価値はまだまだ残っているのです。
その価値とは「編集者の力」!
雑誌の編集者は人を動かす原動力のプロフェッショナル。常にターゲットのことを考えている編集者はインサイト把握にずば抜けて長けており、人を動かす原動力や共感を起こすことができる、というわけです!
じっさい、「ゴパン(米粉でできたパン)」や「おにぎらず(握らないおにぎり)」は雑誌が火付け役。
そのほかにも「えのき氷」「ヘルシオ」「味噌汁ブーム」など、インサイトを動かすヒットは雑誌がルーツ。
雑誌、まだまだ健在なんです。
がんばれー♪ と私もいつも応援していています。
ちなみに、PR目線で注目の雑誌は「Mart(マート)」。
Martは数々のヒット商品の先駆けとなった雑誌として、わたしたちの業界ではけっこう有名なんですよ。
理由は、消費者ファーストであり、そのための徹底した編集力なんだだそうです。(←業界裏話)
こうした話を知っているだけで、これからの広報活動に活用できそうですよね。
デジタルメディアが注目されがちな昨今ですが、
新旧メディア両方の特徴を理解し活用することで、より消費者や生活者によりそったひとつ上のPR活動ができるのではないでしょうか!
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