デジタルとオールドメディアの特徴を3つのポイントで解説してみたよ!
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2023.02.27

デジタルとオールドメディアの特徴を3つのポイントで解説してみたよ!

PRを行う上で最も重要とされるメディアですが、
従来のメディアに加え、デジタルメディアが大きな影響力を持つようになりました。

とくに、昨今のスマートフォンの波及により、雑誌などのオールドメディアはどんどん存在感を薄めています。

しか~し、と私は声を大にしたい。
そう、しかしながら従来のオールドメディアも、デジタルメディアにはない特徴や可能性をまだまだ秘めているのです。

そこで今回はデジタルメディアと従来のオールドメディアの特徴を、
成功事例やPR活用のポイントをおさねがら3つのポイントで解析していきたいと思います。

 

動画サイトを活用で売上販売金額前年比120%達成!

動画サイト DELISH KITCHEN をご存知でしょうか?
簡単に誰でも作れるレシピを配信している動画サイトとして、女性の間で大流行。

もちろん、私も日頃からよく料理の参考にしています!

そんな話題にのって、バレンタインのプロモーションとして動画サイトと店頭での販売促進を並行して行ったオレオ。
若者向けのバレンタインレシピをDELISH KITCHENと開発し配信、そこでのレシピやデザインを店頭の販促に活用しました。

それによりレシピ再現投稿もSNSに多く上がり動画再生回数も高く、バレンタインプロモーションは売上販売金額前年比120%と大成功におわりました。

このようにデジタルマーケティングと店頭販促をうまく組み合わせることで、多くの人々にアプローチが可能になりそうです。

逆に新しい!?ラジオの新しい形!

いっぽうラジオを聴く人はほとんどいなくなり、もはやラジオは終わったメディアだと思ってる方は多いのではないでしょうか。
しかし、じつは今若者にひそかに人気が出てきており、ラジオは音声メディアとして独自に確立してきているのです!

近年のスマートスピーカーの登場ともあいまって、
複数のメディアを「ながら視聴できる」ことが現代人のメディアとの関わり方にマッチしたとも言えるでしょう。

また、他にもテレビではできない過激な内容や、個人を感じれる独特の空気感が若者の間で逆に新しいと注目されているのです!

まだまだ人を動かすパワーは絶大な雑誌の力!

本が売れないとされている時代です。もちろん、雑誌もその例外ではありません。

部数は伸びず、市場規模は縮小しています。しかし、見方を変えてみれば、雑誌ならではの価値はまだまだ残っているのです。

その価値とは「編集者の力」!

雑誌の編集者は人を動かす原動力のプロフェッショナル。常にターゲットのことを考えている編集者はインサイト把握にずば抜けて長けており、人を動かす原動力や共感を起こすことができる、というわけです!

じっさい、「ゴパン(米粉でできたパン)」や「おにぎらず(握らないおにぎり)」は雑誌が火付け役。
そのほかにも「えのき氷」「ヘルシオ」「味噌汁ブーム」など、インサイトを動かすヒットは雑誌がルーツ。

雑誌、まだまだ健在なんです。
がんばれー♪ と私もいつも応援していています。

ちなみに、PR目線で注目の雑誌は「Mart(マート)」。
Martは数々のヒット商品の先駆けとなった雑誌として、わたしたちの業界ではけっこう有名なんですよ。

理由は、消費者ファーストであり、そのための徹底した編集力なんだだそうです。(←業界裏話)
こうした話を知っているだけで、これからの広報活動に活用できそうですよね。

デジタルメディアが注目されがちな昨今ですが、
新旧メディア両方の特徴を理解し活用することで、より消費者や生活者によりそったひとつ上のPR活動ができるのではないでしょうか!

*こちらも人気!テレビ・新聞・雑誌・ラジオ・WEBの5つのメディアの特徴を知ろう


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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