新聞記者・デスク・キャップの違いは何?広報担当が知るべきメディアの裏側
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2021.02.03

新聞記者・デスク・キャップの違いは何?広報担当が知るべきメディアの裏側

新聞記者とは

新聞掲載を狙っている広報担当は多いはずです。

「新聞の時代は終わった」などと言われることが多いですが、それは間違いであり、現在も日本国内の数千万人が新聞を読んでいます。

そんな新聞ですが、広報担当者がPRをするのであれば、「記者」「デスク」「キャップ」の違いを知っておく必要があります。

率直に言って、「新聞関係者であれば、誰であってもアプローチし続ければ取材につながる」というものではないので覚えておきましょう。それではそれぞれの役職に関して解説します。

 

新聞の記者・デスク・キャップの違いとは?

●1:記者

・記者の仕事:一人で取材をする。記事を書く
・記者の一日:昼間に取材、夕方~夜にかけて新聞社内で記事を書く

意外かもしれませんが、「どこでどのような取材をするか」は基本的に記者が独断で決めることができます。
記者の上司や、デスク・キャップに相談する必要はありません(そもそも相談する時間がないという事もあるでしょう)。

ですから、広報担当者が最もアプローチすべき新聞関係者は「記者」です。極端に言えば、「その記者にさえウケれば道が開ける」という事になります。

しかし、「記者」には「書いた記事を掲載するかどうかを決める権限」はありません。それは、デスクである編集責任者の判断です。ですから、記者との繋がりができたからと言って「記事になりそうですか?」「まだ記事になりませんか?」などと質問しても意味がありません。煙たがられるだけです。

記事によっては、記者がある程度「これは記事にすべきですよ!」などと「上」に情熱的にアプローチしてくれるかもしれません。しかし、それもあくまでもアプローチまでです。

そういった働きかけをするか否かは記者に委ねるべきですから、「ぜひよろしくお願いしますね!」などという露骨なお願いをすべきではありません。

●2:デスク

・デスクの仕事:記事をチェックして、掲載するか否か、どのように掲載するかなどを決める
・デスクの1日:1日中社内で記事の確認などをする

記者が持ってきた原稿を確認する立場ですから「記者の上司」と言っていいでしょう。しかし、記者とは異なり「取材するかどうかを決める権限」はありません。

デスクは社内にいる時間が長いですから、広報担当者がTELをすれば繋がりを持てる可能性が高いです。そこで取材をお願いしてみてもいいですが、「では記者に取材をするかどうか判断させますね」などと返答される場合がほとんどです。

そのあと実際に取材があるかどうかは主に、

・ネタ次第
・記者とデスクの関係性次第

です。

「ネタが強ければ取材される」というのは当然ですから、まあいいでしょう。

「記者とデスクの関係性次第」という部分ですが、「デスクに指示されれば、記者は基本的に取材する」というパターンもあります。しかし、「デスクに指示されればチェックはするが、取材するかどうかは記者自身で決める」という事もあるようです。

余裕があれば「記者とデスクの関係性」を探ってみてもいいでしょう。しかし、それが無理そうなのであれば、やはりデスクではなく記者に働きかけるほうが良さそうですね。

●3:キャップ

「記者のリーダー(リーダー格)」のことをキャップと言います。
当然普通の記者よりも人数は少なく、社内においても明確に「上の立場の人」として扱われることになります。

通常の記者の仕事に加えて、

・重要なスクープ取材
・チーム取材の責任者
・記者の教育

などの業務もする場合が多いです。

また、キャップともなれば、デスクに対して「この原稿は高品質ですから、掲載してください」と言えば、そのまま要求が呑まれることが少なくありません(これも関係性次第ではありますが)。

一般の記者がデスクに対するときの「情熱だけを武器に意見する」というものとは価値が異なります。

可能であれば、当然「記者」だけでなく「キャップ」にもアプローチしたいところです。
キャップに対してたびたび「いいネタ」を提供すれば、「この広報担当者かなり使えるし、部下(記者たち)にも教えておくか……」となる可能性があります。また、「ここの広報担当のネタを使え」と部下に指示してくれることもあるでしょう。

 

メディアの内部事情を知っておくと一目置かれる

今回紹介したのは「内部事情」というほど深いものではありませんが、最低限これくらいのことは知っておくべきです。すると、関連するメディア関係者に「あ、ここの広報担当は他とは違うな」と思ってもらえるかもしれません。

逆に広報担当であるあなたが、「あ、この記者は広報担当の事情をよく知っているな」と思えるような行動を、メディア関係者が取ったとすれば印象が良くなるはずです。

それと一緒ですね。