メディアの種類と活用法や影響度を17カテゴリーで徹底比較【完全版】
PR戦略とは
3分で分かる「PRの基本」
2014.02.08

メディアの種類と活用法や影響度を17カテゴリーで徹底比較【完全版】

ソーシャルメディア

企業においてメディアの種類を知り、それらを活用して情報を発信していこうと考えるのであれば、1つ大切なことがあります。

それぞれのメディアの特性や特徴について知る必要性です。

一口にメディアと言っても、その種類は特徴ごとに分かれて、対策や攻め方のコツも実にざまざまです。
主にメディアを大別すると5種類に分かれ、それぞれ適切な手法でPRをすることが大切です。

*こちらも参考に⇒「報道ステーション」元ディレクターが教える!テレビを呼び込む禁断のプレスリリースの書き方

 

テレビ - 「演出」して「分かり易く(面白く)」「映像」で伝える

テレビを楽しむ男性

テレビは媒体の中で最も反響効果が高く、最もPRをするのが難しいと言われているメディアの王様です。

最近では視聴率の低迷などが雑誌でやり玉に挙げられることがしばしばありますが、100万人~1000万人に対して「映像」「音」「臨場感」を伝えるメディアは他にありません。

また、その特徴は他にもあります。事実を客観的にそのまま文字で伝えるのが“新聞”だとすると、事実を客観的に「演出」して「分かり易く(面白く)」、「映像で伝える」のが“テレビ番組”です。

この「演出」と「映像」いうテレビ独特の特徴が不明瞭のため、殆どのPR会社ではテレビ番組の露出を不得意としているのです。

さらにテレビPRの特徴はプレスリリースでは見向きもされないということです。
これはテレビ番組の構成、番組の作り方、体制などが特殊なためプレスリリースの情報量では取り上げるのが難しいためです。

テレビ露出を狙うのであれば、人脈ではなく、テレビ業界に精通した知識を保有するPR会社と契約する必要があります。

 

新聞 - 真実を伝えるジャーナリズム

情報を読む男性

新聞というマスメディア媒体は、報道という点に重点をおいています。

マスメディアにおいては歴史の古いものであり、初めのメディア媒体でもあるので、それだけ社会的責任も重いのです。
その為、社会の動向についてしっかりとした情報を発信しなければならないのです。
つまり、それだけ一般社会・一般市民に信頼されているということでもあります。

新聞に記事として企業の名前やその動向、あるいは商品やサービスについての情報が掲載されるということは、報道機関に認められているという印象を与えます。

事実、認められていなければ記事として取り上げられないのですから、その信憑性はとても大きなものでしょう。
だからこそ、企業として新聞媒体との付き合い方は疎かには出来ないところです。

きちんとした企業といった印象を与えるようなプレスリリースの発信や、直接接触する上でもしっかりとした印象を与えることが大事です。

また、マスメディアとしての新聞媒体の役割は、より真実を報道することでもあります。
企業としての在り方はもちろんのこと、思ってもいなかった部署による不正などといった企業内の倫理観の統制などに対して手厳しい検証をするのも新聞媒体です。
テレビなどの電波媒体に比べると時間的なタイムラグはありますが、それでも詳細を載せることが出来る点で多くの人が購入する理由にもなっているでしょう。

 

雑誌 - 多種多様なジャンル

雑誌記事

雑誌は、読者の年齢・性別・職業・趣味・ライフスタイルなどを限定していることが多いため、他の媒体に比べて読者層というものがはっきりとしているためターゲットが絞りやすいところが特徴です。

このように、あるセグメントをピンポイントに狙い撃ちできる雑誌は対象がはっきりしている場合、非常に有効な媒体だといえます。
テレビや新聞によるPRが一過性の高いものであるのに対して、雑誌は商品情報などを詳細に伝えることができる「情報の深さ」があり、さらには回読性や保存性が高いという長所も持ち合わせています。

また、近年ではフリーペーパーの発刊が相次いでいますので、この新たなメディアを有効活用する方法もフロンティアコンサルティングは研究しています。

 

ラジオ - リスナーが固定。効率の良い宣伝活動

インタビューのシーン

ラジオは、やり方によってはテレビよりもPR効果が高くなる場合があり、そこが大きな魅力となっています。

ラジオを聴く人のことを「リスナー」といい、ラジオリスナーはテレビよりも固定しやすいという傾向にあります。
また、番組ごとにターゲットとなる層が固定されているため、ピンポイントで効率良く宣伝活動を行うことが出来ます。

例えば、地域情報を発信しているラジオ番組では、番組紹介にも地域の語句が多く見られます。そこに親近感がわくのです。

そして、一定のPR効果を得るためには、どの時間帯に宣伝を集中的に行うかがポイントとなります。

ラジオのリスナー層は、時間帯ごとに核となる層が異なるためです。
朝のラジオ放送を聴いているのはマイカー通勤中のサラリーマンが中心、お昼前後になってくるとリスナー層が少し変わって営業職や運送業の方、そして家事がひと段落した主婦・・・このようにターゲットが変わるのです。

昼間はラジオの「ゴールデンタイム」。エコや子育てをテーマにした商品をアピールをしたいのであれば、PRのしどころかもしれませんね。
昼間とともにラジオで重視されている時間帯が深夜放送。

かつて受験勉強の友が深夜放送であったように、若者の興味を刺激したいのであれば、深夜番組でPRしていくのも有効でしょう。
このように、ラジオ局へのPR・広報活動に力を入れる場合、タイミングが重要となるのです。

 

インターネット(ウェブ) - 速報性と波及効果で優位

インターネットメディアを楽しむ人

現代社会においては、一家に一台パソコンがあるというほどにパソコンが普及しています。それに伴って、インターネットで情報収集する人が増えています。

そうなると、インターネットを使ったPR・広報活動に力を入れる必要があります。
インターネットは、テレビに次ぐ主要メディアになったといっても過言ではありません。

近年ではマスコミ4媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)の広告出稿前年割れが続いていますが、インターネットだけは急速な成長を継続しており、その存在感を一層強くしています。
それだけに、ウェブPRの影響力も高まっています。

そして、ウェブがテレビや新聞、雑誌、らい塩、その他のメディアに比べて圧倒的に優位な点は速報性と波及効果でしょう。
いま入ってきたばかりの情報を「1秒」で10億人に知らせることもできます。このスピードを生かさない手はありません。

新聞社のサイトでは、10分ごとに新しいニュースを更新しています。これは、紙の新聞では考えられないことです。ウェブライティングも速報性を意識したものになります。

テレビや新聞などでのPRは、直接配信された媒体からユーザーに届きますが、言い方を変えればピンポイントの配信といえます。
ウェブでは、ひとつの情報をインターネット上にリリースすると、様々なメディアへ波及します。

ウェブメディアへ掲載された記事は長期間保存されることが多いため、未来に渡って影響力を保持するだけでなく、ブログへの転載などリリース先のページビュー以上に、多くの人に閲覧される事となります。

しかし、ウェブメディアといっても、それぞれに特徴があります。特にスマートフォンやモバイルといったデバイスも無視できない存在です。各サイトに適合したPR戦略を考案することが、効果を極大化するカギになるのです。

なにより、昨今はデジタルマーケティングの全盛期。そこでインターネットメディアをもう少し詳しく掘り下げながら、デジタルPRとの関連性についても解説していきたいと思います。

 

インターネットメディアの種類を大きく分けると6つある

インターネットメディアの種類

さらに、インターネットメディアを大きく分けると6つに別れます。
デジタル時代に必要なインターネットメディアの種類についてもまとめておきましょう。

■1次メディア

1次メディアとは、記事が掲載されており、情報の発信元になるメディアを指します。私達が常日頃から目にしているニュースや、世の中で話題になっているような時事的なネタは1次メディアが元になっていることが多いといえます。このように情報の発信元になることが多く、新聞社系、通信社系、テレビ系などが該当します。公的な情報という位置づけのサイトが多く、PV数なども多くなる傾向で、広告への信頼性も他のインターネット媒体に比べて高くなりやすいです。

WEBで話題にするためには、この1次メディアに情報を掲載させることに努力をする必要があります。

■オウンドメディア

企業など組織が独自運営するメディアです。オウンドメディアに広告を出稿するメリットは、運営している企業の商品やサービスに対して好意的に持っているユーザーに直接コンタクトができることです。

オウンドメディアでも公的な評価があり、専門が高いサイトがありますので、外部企業でも広告を打つことで採算が取れることも少なくありません。また自社で作り上げれば、その中で広告を打つことは実質的な費用が浮かせることもできます。

■2次メディア

主に1次メディアが配信しているニュースや記事を、2次的に掲載しているメディアです。見出しと本文をそのまま転載していたり、見出しのみを変更していたりします。ポータルサイトと呼ばれるものが2次メディアにあたり、Yahoo!やLINE NEWSなどが該当します。

インターネットメディアの中ではもっともアクセス数が多くなる媒体で、性別・年齢問わずたくさんのユーザーに情報を届けることができることが特徴です。

■コンシュマージェネレーテッドメディア

一般消費者達が情報を提供することによって内容が充実していくメディアで、いわゆる「コミュニティサイト」がこれにあたります。

代表的なところでいうと「価格コム」「食べログ」などが該当します。それぞれのメディアごとに広告枠を設定しているところも多く、多様な属性をもったユーザーに対して、安価な広告費でコンタクトをとることができます。近年、広告の出稿数が伸びているのがコンシュマージェネレーテッドメディアです。

■パイラルメディア

バイラルとは、「ウィルス性の」「感染的な」という意味です。バイラルメディアは、FacebookやTwitterなどのSNS(ソーシャルメディア)の情報を拡散する力を利用することで、インパクトのある動画や画像を中心たした記事を、一気にアクセスを集めることができるメディアです。

特性上、高齢者に対してのアプローチは若干難しいことはありますが、アクセスを短時間で集中的に集めることが目的なのであれば有効なメディアです。

■ソーシャルメデイア(SNS)

主に個人が行う情報発信や、交友関係を構築することを目的として、沢山の人に利用されているメディアです。近年では個人だけでなく、法人もその有効性に注目し、SNSを利用して、情報発信をしているところが増えてきています。

SNSでフォロワーされている(人気がある)数が多い人はインフルエンサーと呼ばれています。インフルエンサーの何気ない一言でも、影響力が強い個人になるとメディアよりも大きい力を持つことがあります。「シェア」や「いいね」などの機能によって、連鎖して情報が拡散することができ、近年では無視できないメディアになっています。

このようにインターネットメディアは6つに分けられます。この中のソーシャルメディアを詳しく分けるとまた6つに分けることができます。

  1. ブログ
  2. Facebook
  3. Twitter
  4. YouTube
  5. LINE
  6. Instagram

順に説明していきます。

 

今話題のソーシャルメディアも6つに種類分けしてみよう

広報とソーシャルメディアのマーケティング図

◎ブログ

個人や団体が、自分の意見や日記などを書き、他者とのつながりを作ろうとしている媒体です。ブログ広告にはバナー広告が主となります。提供されているサービスとしては、「Ameba」などがあります。さまざまな属性に安価にアプローチすることができます。

◎Facebook

世界最大級のSNSであり、世界で月間のアクティブユーザーは23億8,000万人、日本では2,800万人いるといわれています。Facebookユーザーに対して、Facebook広告を打つことで、自社ページや自社商品を宣伝することが可能です。ターゲットとするユーザーを細かいところまで設定することができるのがFacebookの強みで、使い方を習得すれば効率的な広告を展開することが可能になります。

◎Twitter

Twitterも日本ではよく知られたSNSで、世界の月間アクティブユーザーは3億2,600万人、日本だと4,500万人超いると言われています。Facebookに比べ、10代・20代のユーザーが多いのが特徴で、一般のユーザーだけでなく企業、キャラクター、政治家、芸能人などが情報発信をしています。Twitter広告はFacebook広告よりも設定が難しいとされていますが、スキルを持っている人であればこれほど強力な広告媒体はないともいえます。

◎YouTube

「ユーチューバー」という言葉が知らない人はいないというぐらい、有名になった感がある動画サイトであるYou Tubeは、世界でのユーザー数が19億。日本では6,200万人ほどが利用しています。You Tubeにも広告を出稿することが可能ですし、動画媒体の広告を安価に出稿できるのはYou Tubeを利用する強みだといえるでしょう。

◎LINE

国内で8,000万人のユーザーを抱えているのがLINEです。40歳以上のユーザーが50%を超え、世代でも人数でも日本人のどの層にも浸透しているSNSといえます。LINEも広告を出稿することができます。

◎Instagram

世界で10億人に利用されているのがInstagramです。日本では、3,300万人が利用しています。後発SNSでありながら、急激に利用者を伸ばしておりTwitter人口を超えています。Instagramの特徴は、なんといっても20代からの支持が強く、半分以上が女性ということ。現在爆発的に利用者が増えています。もともとは写真に特化したSNSでしたが、最近になると動画投稿もできるようになっています。Instagram広告もあり、今後ますます利用が増えていくと考えられています。

◎TikTok

TikTokは短い動画を投稿・加工・共有できるSNSです。音楽に合わせて、動画を編集、共有して楽しみます。世界のユーザー数は5億人を超え、増加数でいうとFacebook、Instagram、You Tubeよりも増加しており急激に伸びているSNSです。日本の国内ユーザーはまだ1,000万人というあたりですが、今後に注目されるSNSといえます。

 

まとめ デジタルマーケティング全盛期こそメディアの特徴を捉えよう

デジタル時代のメディアの在り方

デジタルマーケティングの視点は、これからのPR広報の戦略策定には欠かせない要素です。とはいえ、各サイトに適合したPR戦略を考案することが、効果を極大化するカギになることは忘れてはいけません。

*この記事も参考になるかも?⇒メディアに効果的に価値を届けるには?

 

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◎この記事を書いた人:上岡正明
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MBA(多摩大学院経営情報工学修了)
一般社団法人日本脳科学認知協会 理事、一般社団法人小児発達心理学学会 理事
株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役

27歳でPR戦略、新事業開発のコンサルティング会社を設立。現在まで約20年間、実業家として3社のグループ会社を経営。
これまで、三井物産、SONY、三菱鉛筆など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。また、大学院にてMBA(情報工学)修了。海外大学外部機関にて認知脳科学と神経心理学を研究、東京都公社や全国の大学で講演。それらは常に人気を博し、2ヶ月先まで予約が取れないこともある。

また、日本を代表するテレビ放送作家、脚本家としても活躍。「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「ワールドビジネスサテライト」「タモリのスーパーボキャブラ天国」など人気番組、脚本家として日本テレビ系列のドラマ「ストーリーランド」を手掛ける。ビジネス作家としてはダイヤモンド社、朝日新聞出版社、総合法令出版、アスコムなどから8冊の著書を上梓。中国、台湾で翻訳本が出版され、シリーズ累計30万部(Amazonの著者紹介ページ)。所属学会として日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、一般社団法人日本脳科学認知学会、一般社団法人小児発達心理学学会などがある。

【この記事を執筆した上岡正明の主なメディア露出実績(外部リンク)】
・上岡正明が特集された東洋経済オンラインの記事
・6000万人にクチコミを広げた事例を紹介する朝日新聞系メディアの記事
・戦略PRについて語る戦略経営者の特集記事
・上岡正明がインタビューを受けた週刊ダイヤモンドの記事
・多摩大学院公式サイトでベストセラー作家の卒業生として紹介

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