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この記事では広報・PR担当者の皆さんに向けて、Googleアラートに登録すると広報・PR業務に役立つキーワードなどについてお伝えしていきます。
「そもそもGoogleアラートとは?」という方から、「Googleアラートを使ってはいるものの、今一つ活用できていない気がする」という方にまでおすすめできる内容となっています。
本記事ではGoogleアラートの概要と、Googleアラートに登録するべきキーワードの種類などに関して解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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Googleアラートとは?
GoogleアラートとはGoogleが提供している無料ツールの一つ。特定のキーワードを登録しておくことで、そのキーワードが入った情報がオンライン上に新しく登場したタイミングで通知で教えてくれます。
これによってわざわざ毎回検索することなく、狙ったキーワードが含まれる情報を調べやすくなります。
Slackとの連携も可能
Slackは企業内の連絡用ツールなどとして使われており、これをGoogleアラートと連携させることができます(連携方法については必要に応じてお調べください)。連携させることでGoogleアラートによって得た情報を、Slackのチャンネル内に自動的に投稿できるようになります。
そして広報・PR部署内などでキーワード情報などを共有することで、「わざわざ全員が調べる」ということがなくなったり、キーワードに関する認識のズレが軽減されたりすることでしょう。
広報・PR担当者がGoogleアラートに登録するべきキーワード4種類
それでは広報・PR担当者がGoogleアラートに登録するべきキーワードの種類をいくつか紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
なおここでは「特定のキーワード」ではなく、あくまで「こういった特徴を持つキーワードを登録すると便利」というお話をしていきますのでご了承をお願いします。
①:自社が狙っているキーワード
自社が狙っているキーワードを登録することをおすすめします。例えばサプリメント会社で、自社の商品への口コミやレビューを参考にして、さらなる広報・PR戦略を練りたい場合は「自社サプリメント名 レビュー」や「自社サプリメント名 口コミ」などで設定。
また、もっと幅広く「サプリメント 特定の成分名」、「サプリメント サラリーマン」、「サプリメント 主婦」などと設定してみるのもいいでしょう。
いずれにせよ「このキーワードが含まれている記事を見て、その記事の何を参考にして広報・PR戦略を立てるのか」を事前に大まかにでもイメージしておくことが大事です(あらゆるキーワード設定時に言えることです)。
②:自社や商品・サービスに関係しているトレンドキーワード
自社や商品・サービスに関係しているトレンドキーワードを登録するのもおすすめです。プレスリリースなどを作成する際、「扱いたいネタ」にトレンドを絡ませるとメディアフックが強くなりやすいので、Googleアラートをこのように利用することも効果的といえます。
ただ、「自社や商品・サービスと強く関係しているトレンドキーワード」だけを登録しても、そこから得られるアイデアや知識の幅が狭くなるかもしれません。そのため、あえて「弱く関係しているキーワード」や、「ほぼ関係していないものの、それ自体が強いトレンドキーワード」も登録しておくことをおすすめします。
③:自社名、商品名、サービス名
当たり前すぎてかえって登録を忘れる人もいるようですが、Googleアラートに自社名、商品名、サービス名などをそのまま入れておくのもおすすめです。また、企業として通販サイトなどを持っている場合は、そのURLを登録するのもいいでしょう。例えば「このサイトで~」などとURLが貼られていればそれをすぐに察知することが可能となります。
これらにより自社コンテンツの評判や人々の反応をリアルタイム(に近い)で拾い上げることができるようになります。さらになんらかの問題が起きている場合でもそれをキャッチし、広報・PR担当者が主導してスムーズに対応するなどのリスク管理もできます。
④:競合他社の名前、商品名、サービス名
広報・PR活動をする上では、競合他社の動向や評判を調べて、あえて他社と違う動きをしたり追従したりするなどの戦略を練ることも大事です。そのためGoogleアラートに競合他社の名前、商品名、サービス名などを登録しておくのもおすすめです。
なお言うまでもないかもしれませんが、競合他社の名前・商品名・サービス名などを登録するからといって、その会社に許可を取る必要はありません(なんの権利も侵害していないため)。
広報・PR活動にGoogleアラートを活用するにあたっての注意点3つ
続いては広報・PR活動にGoogleアラートを活用する上での注意点を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
Googleアラートの使い方が良くないからといって広報・PR活動の結果に直結することはほとんどありませんが、上手に使わないと精度が低くなったり、かえって逆効果になったりする恐れがあります。
注意点①:登録キーワードの誤字などがあるとヒットしない
Googleアラートの場合、登録キーワードの誤字などがあるとヒットしないので気を付けてください。Google検索に関しては多少の誤字があっても引っかかるページもありますが、Googleアラートについてはそうではないので注意が必要です。
さらにこれらのことも守ることをおすすめします。
- 正式名称だけでなく「よく知られている略語」も登録する
- 「よく間違えられる誤表記」も登録する
- 例えば「価格」で登録するなら、「値段」「金額」なども登録する
Google検索の場合「価格」で検索すれば、ほぼ同じ意味の「値段」や「金額」もヒットする場合がありますが、Googleアラートについてはやはりヒットしません。
注意点②:Googleアラートに頼り切りにならない
たとえGoogleアラートに登録しているキーワードでも、何か気になることがあればすぐに自分で検索する習慣をなくさないことをおすすめします。「何か気になる」という状態から、広報・PR関連のアイデアが出ることもあるからです。
また、Googleアラートに丸投げすると「登録していないキーワード」では調べなくなるので、それも好ましくありません。
あくまで以前までの検索習慣は保ちつつ、効率アップや取りこぼし防止のためにGoogleアラートを活用することをおすすめします。
注意点③:登録キーワードはたびたび調整する
Googleアラートに登録するべきキーワードは変化しますので、たびたび調整することをおすすめします。例えば世の中に新しいトレンドが生まれた場合は、それをキーワードとして新たに登録するべきか検討するなど。
また、主力商品・サービスが変わる、広報・PRで力を入れる要素が変わるなどのことがあれば、登録していたキーワードを削除するべきときもくるかもしれません(サイトをチェックしなければいいだけなので削除しなくても構いませんが)。
Googleアラートに登録するだけで広報活動に役立つキーワードまとめ
広報・PR活動をしていると何かとキーワード検索をすることが多くなりますが、Googleアラートを使えばその負担をある程度軽減して、別のことにリソースを注ぐことができます。また、人力と違って登録したキーワードであれば取りこぼしがないのも魅力です。
ただ、誤字がNGで完全一致でないとヒットしないなど多少融通の利かない部分もあるので気を付けてください。また、Googleアラートに任せ切りになるのも問題ですから、節度を持って使いつつ広報・PR活動に役立てましょう。
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