記事を書いた人:Youtube登録者30万人【MBA保有のPRプランナー】上岡正明プロフィール
この記事ではYouTubeを活用したい広報担当者やPRマーケティングに興味のある全ての方に向けて、最速でYouTubeチャンネル登録者数10万人を達成するためのポイントなどについてお伝えしていきます。
特に「個人や企業で、チャンネルを力のある発信源に育てたい」という方や、「ブランディングを図りながら、YouTubeチャンネルを収益化して動画自体で収益を出したい」という方におすすめの内容となっています。
本記事では、YouTubeチャンネルを最速で10万人に届かせるためのポイント、そしてチャンネルを効率良く育てるための基本スタンスなどに関して解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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最速でYouTubeチャンネル登録者数10万人を目指すためのポイント10選
それでは最速でYouTubeチャンネル登録者数10万人を目指すためのポイントをいくつか紹介していきます。
広報やPRマーケティング目的でYouTubeチャンネルを運営する場合は、チャンネル登録者数を伸ばす必要性が低いケースもありますが(登録者数が伸びなくても企業や個人の利益につながればそれでいいため)、それでもポイントはおおよそ共通しています。
ポイント①:動画の投稿時刻を揃える
動画の投稿時刻を固定することで、視聴者は「この時間にスマートフォンやパソコンを開こう!」という習慣ができるため発信者側にとってもプラスに働きます。
チャンネル登録数を伸ばしたい場合、動画は「量」より「質」を重視するべきなので投稿頻度は月1本~週1本程度でOKですが、それでも例えば「毎月1日20時に投稿」、「毎週第2、第4土曜日の19時に投稿」などと固定することをおすすめします(月刊誌や週刊誌のイメージ)。
また、不定期に投稿する方針でも「時刻」だけは揃えておくことで多少なりとも「この時間にスマートフォンやパソコンを見て……」という意識を植え付けやすくなります(ただし不定期だからこそSNSなどで投稿日時の告知を必ず行いましょう)。
ポイント②:サムネイルにこだわる
サムネイルは動画が再生されるかどうかを決める大切な要素です。そのため以下の3つの要素(テキスト)のうち1つ以上を必ず含めましょう。
- 短期間で結果が出ること:一瞬で、一撃で、最速で、1冊で、1週間でなど
- 逆説など驚く要素:勉強すると英語が話せなくなる、痩せたいなら食べるなど
- ネガティブ訴求:「月1万円節約する方法」ではなく「知らないと月1万円損する!」と言い換えるなど
一番下のネガティブ訴求ですが、人間は「得をしたい」という意識よりも「損を避けたい」という意識の方が強くなる傾向にあるため効果的です。
ポイント③:タイトルにこだわる
タイトル設定のポイントは以下の通りです。
- 28字以内(長いと見切れる、キーワードが埋もれる)
- 動画の内容がわかるキーワードを入れる
- キーワードはタイトルの前半に入れて目立たせる
- 数字(数的データ、○つの方法など)を入れて説得力を出す
注意点ですが、例えば「神回」「炎上覚悟」などの煽るだけで意味のないキーワードを入れないようにしましょう。なぜなら「煽るので再生だけはされる」→「すぐにブラウザバックされる」→「視聴維持率が低くなる」→「YouTubeのアルゴリズムに嫌われる」ということが起き得るためです。
煽りなど小手先のテクニックで再生回数・チャンネル登録者数を増やす時代は終わりました。これはサムネイルについても同じですので気を付けてください。
ポイント④:動画の再生時間は長時間でもOK。とにかく「時間以上の価値がある動画」を作る
チャンネル登録者数や再生回数を増やすためにはショート動画~短時間動画を連発するべきと感じるかもしれませんが、あまりおすすめしません。それらの動画の視聴者層は「薄いファン」になりがちであり、チャンネル登録や「他の動画の再生」をしない傾向にあるためです。
そのためむしろ1時間以上などの長時間動画をメインにすることをおすすめします。すぐに再生数やチャンネル登録者数は増えないかもしれませんが、最後まで見た人は「濃いファン」になりやすいため、他の動画の再生回数やチャンネル登録者数に貢献してくれる可能性が高いです。
また、特にYouTube動画で「集客」や「教育」をすることで高額商材の販売につなげたい、自社の商品購入や有料登録に誘導したいなどの場合は、「薄いファン」を100人作るよりも「濃いファン」を1人でも生み出す方がよほど価値があります。
ポイント⑤:抑揚
動画内で話す際には抑揚を付けることを意識しましょう。こちらは重要な部分は少し強く話す、そうでない場面では落ち着いたトーンで、などシンプルなもので構いません。
ただ、実際には抑揚を付けて話すことがあまりできていない発信者が少なくありません。特に表情の変化やジェスチャーは豊かであるにもかかわらず抑揚が弱いとなると、もはや「不気味」になりかねないので注意が必要です。
✅抑揚などは練習で習得するしかない
「普段から抑揚を付けて話している」と感じている人の99%は実際にはできていませんし、「声量も足りている」と考えている人の90%は足りていないと考えてください。プライベートの会話ではそれでもいいかもしれませんが、「多くの視聴者に情報を伝えるための動画」においては恐らく不足します。
そして抑揚などはトレーニングによって身に付けるしかありません。例えばランダムなインターネット記事を引っ張ってくるなどして、それを読む練習をしてはいかがでしょうか。その様子を録画して自分でチェックすれば効率良く上達できますよ。
ポイント⑥:ジェスチャーや表情
ジェスチャーや表情に関しても「自分ではできているつもりでも、動画での発信者としてはできていない」という人がとても多いので、トレーニングすることをおすすめします。上と同じく、抑揚はあるのに無表情・棒立ちなどとなるとやはり「不気味」なので気を付けてください。
好印象なジェスチャーとしては例えば以下があります。
- 親指を立てて「イエス」、腕を交差させて「ノー」
- 「○○の方法3選」で指を3本立てるなど直接的に数字を示す
- 「パソコン作業」ならキータッチの動作、「運動」なら歩く動作など、そのものズバリの動作
- バンザイで嬉しさを、軽く涙を拭う動きで悲しさなど、感情を示すジェスチャー
- 手を左右に広げて大小を、上下に広げて高低を表現
他にも様々なジェスチャーがあるので必要に応じて取り入れてください。
ポイント⑦:各種リサーチの徹底
ターゲット層(見てほしい層)が何を求めているか、話を展開する上での各種データなど、動画に含まれる全部のことに関してリサーチを徹底しましょう。ここを突き詰めるかどうかで動画の説得力が大きく違ってくるので頑張ってください。
特に注意するべきなのが、例えば「多くの若者がスマートフォンを所持している」などの当たり前レベルの情報。あまりにも当然なのでそのまま出したくなりますが、これも「20代の若者の○%がスマートフォンを所持している」などと述べた方が説得力が出ます。
ただ、一例として「皆さんスマートフォン持っていますよね?」「1日30分でいいので使用時間を減らしてみましょう」など、スマートフォンの使用率自体が重要ではないことを語る場合などは明確なデータがなくても構いません。この辺りのことは、台本を見て一つひとつ「データが必要か不必要か」を見極めてください。
ポイント⑧:フルテロップ編集をする
フルテロップ編集をすることで滑舌や音質をカバーできるので必ず行いましょう。テロップなしで特に長時間動画を見るのはかなり辛いものがありますし、「テロップがなくても伝わる滑舌を……」などを考えていると抑揚やジェスチャーが弱くなる恐れも。
また、終始テロップが入ることで画面に動きが生まれ続けることになるため、視聴者の集中力を高める効果も期待できます。
なおフルテロップ編集は、あまり発信者(個人・企業など)のセンスや信念が反映される部分ではないので、早めにアウトソーシングを検討することをおすすめします。
✅アウトソーシングも最初は大変。しかし安定すればリソースを大きく節約できる
フルテロップ編集のアウトソーシングに限らず、発注先と完璧に近い意思疎通ができて細かい指示が不要になるレベルになるまでには時間がかかりますし、「これは」と思える発注先に出会えるまでにメンタルもすり減らす可能性があります。
しかし安定して、具体的には「この人に任せれば大丈夫」というレベルの人を確保できればリソースを大きく節約できます。
ポイント⑨:チャンネルのテーマに合わない動画は出さない
YouTubeチャンネルが軌道に乗ってくると、「こんな動画も出してみたい」と欲が出たり、「自分自身のことも語ってみたい(自分のことも知りたがっているはず)」と認識がおかしくなったりする可能性があります。
しかしチャンネルのテーマに合わない動画を出すのは当然NGです。また、「発信者を前面に出さず、有意義な情報を発信をメインにしてきたチャンネル」の場合、どれだけチャンネル登録者数が増えても発信者自身に興味を持つ人はまずいません。
企業SNSなどが「中の人の自我」が出ておかしくなっている光景を見た経験がある方もいるのではないでしょうか。YouTubeチャンネルでも同じことが起き得るので気を付けてください。
ポイント⑩:台本など一字一句にこだわる
最後は全体的な話題ですが、台本、タイトル、サムネイルなど一字一句にこだわりましょう。一つひとつは小さくても積み重なれば大きな視聴ストレスになる可能性があります。
例えば「習得することができます」という元の表現があるとして、「習得できます」の方がコンパクトで伝わりやすくなるのではないか、もしくは「習得することができます」のままの方が柔らかい雰囲気が残って良いのではないかなど。このレベルでこだわってください。
結局は「できるところから」よりも「最初から全部」の方がYouTubeチャンネルは伸びる
すでに少し触れましたがYouTubeチャンネルを伸ばすためには「量」より「質」なので、「できるところから力を入れて動画を出していく」よりも「最初から全部突き詰める」方が結果が出やすいです。
それにYouTubeチャンネルを育てるために例えば「毎日投稿」などは不要なので、クオリティを高めるための時間は意外とあるはずです。
YouTubeチャンネル1本目の動画は特に大事
なおYouTubeチャンネル1本目の動画は、YouTubeのアルゴリズムに優遇されやすい(と言われている)、再生されやすい、後からでも伸びやすいなどの理由により特に重要です。それにもかかわらず「最初だからそこそこでいい」と安易に動画を出してしまうのはあまりにももったいないです。
チャンネル登録者数10万人を達成するには戦略とハートが大事(まとめ)
無数に存在するライバルの中で自分のYouTubeチャンネルを伸ばすためには、今回紹介したポイントなどを守りつつ「できるだけやってみる」ではなく、「最初から全部こなす」くらいのスタンスで臨むことが大事です。
言うまでもなく大変ですが、「なんとなくで続けて結果が出ない(しかもやめられない)」よりは「苦労はするものの、それだけ結果が出る」方が全体のリソースを考えても有意義であるはずです。
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