【再生回数や登録者数に影響大】YouTubeの概要欄を作り込むコツと注意ポイント8選
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2025.11.19

【再生回数や登録者数に影響大】YouTubeの概要欄を作り込むコツと注意ポイント8選

記事を書いた人:Youtube登録者30万人【MBA保有のPRプランナー】上岡正明プロフィール

この記事ではYouTubeを活用したい広報担当者やPRマーケティングに興味のある全ての方に向けて、YouTubeの概要欄を作り込むためのポイントなどに関して解説していきます。

特に「概要欄はほとんど空欄にしてしまっている」という方や、「公式サイトやSNSのURLは貼ってあるものの他に何を記載すればいいかわからない」とお悩みの方におすすめの内容となっています。

本記事では、YouTubeの概要欄とは何か、そして概要欄を作り込むメリットや、そのためのポイントなどについてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

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YouTube動画の概要欄とは?

YouTube動画の概要欄とは「動画の下部にある文章やURLリンク」のことであり、動画の内容を補助する、外部サイトに誘導する、別動画に誘導するなどの役割があります。概要欄を全く見ない視聴者も多いですが、それでも作り込むことには大きな意味があるのでサボらないようにしましょう。

YouTubeチャンネルの概要欄もある

YouTubeチャンネルにも概要欄があります。YouTube動画の概要欄は「動画ごと」に設定しますが、YouTubeチャンネルの概要欄は「1チャンネルに1つだけ」設定するものです。たまに混同している人もいますが間違えないようにしましょう。

YouTube動画の概要欄を作り込む5つのメリット

それではYouTube動画の概要欄を作り込むことの主なメリットを挙げていきます。「動画の内容で手一杯で概要欄にまで手が回らない」という方もいるかもしれませんが、様々なメリットがありますので無視しないようにしましょう。

メリット①:YouTubeの検索上位に入りやすくなる

例えば動画タイトルにキーワードAを入れて、概要欄にもキーワードAを記載した文章を載せることで、キーワードAによるYouTubeの検索上位に入りやすくなると言われています。また、単純にGoogle検索などで「概要欄に含まれる言葉」もヒットする場合があります。

YouTubeには大量の動画が存在しますし、特に人気キーワード・人気ジャンルの動画が数えきれないほどあります。その中で再生してもらうためには検索上位を取ることが非常に重要といえます。

メリット②:動画がおすすめ表示されやすくなる

概要欄をきちんと作ることで、動画が他のユーザーの画面におすすめ表示されやすくなると言われています。

YouTubeのアルゴリズムは非常に複雑ですし明かされていない要素が大半ですが、例えば概要欄にキーワードAが入っていれば、「現在キーワードAがタイトルなどに含まれる動画を見ているユーザー」の画面にあなたの動画が表示されやすくなるとされているのです。

メリット③:再生回数やチャンネル登録者数などの数字が伸びやすくなる

検索上位に入りやすくなる、おすすめ表示されやすくなるなどのことがあれば、もちろん再生回数やチャンネル登録者数などが伸びやすくなります。また、企業のYouTubeチャンネルであれば商品やサービスの売上、認知度などの向上にもつながるかもしれません。

「動画の内容とサムネイルとタイトルにこだわりさえすれば伸びていく」とだけ考えていると、ライバルが無数に存在するYouTubeというフィールドでは生き残れないと捉えておきましょう。

メリット④:個人や企業の概要を伝えるなどブランディングにも使える

YouTubeの概要欄に個人や企業の概要を記載することによるブランディング効果も期待できます。概要欄に何も書かなければ「結局どのようなチャンネルで誰が運営しているのだろうか」とユーザーに思わせてしまいますが、概要欄が充実していればそのような問題を軽減できます。

メリット⑤:URLを記載して様々な導線の一部にできる

繰り返しになりますがYouTubeの概要欄にはURLを載せることができます。例えば商品販売ページ、サービス登録ページ、他のSNSのURLなど。直接これらのサイトやページにアクセスする人は少なくても概要欄からアクセスする人は比較的簡単に増やすことができるかもしれません。

YouTubeの概要欄を効果的なものにするためのポイント8選

続いてはYouTubeの概要欄を効果的なものにするためのポイントをいくつか挙げていきます。単に情報やURLを並べるだけでは、いまひとつ効果の出にくい概要欄になってしまう可能性が高いので気を付けてください。

ポイント①:全角2500字(半角5000字)が上限

YouTubeの概要欄は全角2500字(半角5000字)までが上限となっています。余裕があるように思えるかもしれませんが、関連動画のURLやタイトルを何本も載せたり、商品・サービス紹介文を長めに載せたりする場合は意外と余裕がなくなることもあります。

ポイント②:概要欄の1行目の最初に大切なキーワードを入れる

概要欄の1行目の最初に大切なキーワードを入れることで、検索上位などになりやすくなると言われていますのでおすすめです。基本的には「動画のタイトルに含まれるキーワードの中の最重要なもの」で構いません。

そして文章にせずにキーワードを単独で置いている動画もありますが、「再生回数だけを狙っている」と捉えられかねないのでやめましょう。また、そもそもそれだけでは動画の内容もわからないはずです。

そのためキーワードを先頭あたりに配置しつつ、できるだけ自然なテキストを作ることをおすすめします(具体的には後述)。例えば「ダイエット」がキーワードの動画なら、「ダイエット」という単語のみポンと置くのではなく、「ダイエットの○○についてお伝えします。」「□□の方におすすめの~」などとテキストにするということです。

ポイント③:概要欄の1行目にキーワードを入れつつ3行で動画の概要をまとめる

1行目の冒頭にキーワードを入れつつ3行で動画の概要をまとめましょう。概要欄はデフォルトで3行目まで表示されてそれ以降は「もっと見る」をクリックすることで展開されるため、3行でおおよそ伝え切る必要があるからです。

具体的なポイントは主に以下の通り。

  • 1行目の冒頭にキーワードを入れる
  • 「何を伝える動画なのか」を明確に記載する
  • 「誰に向けた動画なのか」もハッキリと

例えば「ダイエットの食事管理の負担を減らす方法を伝えます。」「特に毎回食事管理で失敗してダイエットを諦める人向けの内容です」など。「なんの動画か」までは書いても「誰向けか」は書き忘れる人が多いので気を付けてください。

ポイント④:タイムスタンプをセットする

タイムスタンプとはYouTube動画の目次機能のようなもの。これを適切に設定すると概要欄に動画内時間(例えば9:14など)が表示され、クリック・タップすることでその場面にジャンプできます。

目安として動画が10分以上になるなら必ずタイムスタンプをセットしましょう。近年、多くの視聴者はスマートフォンでYouTubeを見ますが、スマートフォンの小さな画面でも狙った場面に簡単にジャンプできるようにするためにはタイムスタンプが必須です。

また、タイムスタンプにより設定したチャプターには「チャプタータイトル」を付けることもできますが、これももちろん概要欄に乗るので検索に引っかかります。そのためチャプタータイトルにも自然な範囲でキーワードを入れるといいでしょう。

✅動画によってはチャプタータイトルでのネタバレに注意

ただし動画によってはチャプタータイトルでのネタバレに注意してください。特にエンターテインメント系の動画の場合は、先の展開がわからない方がいいケースも少なくないはずです。

ネタバレに配慮するなら例えば「実験結果の発表」とシンプルなチャプタータイトルにしたり、「○○」など伏字を活用したりするといいでしょう。

ポイント⑤:URLと説明文を記載する

必要なURLと説明文を記載しましょう。例えば以下の通り。

  • 動画内で出している商品、サービスなどの購入URL
  • メールマガジンやLINEなどの登録ページ
  • 関連動画や再生リストのURL
  • 各種SNSのURL

特に商品、サービスなどのURLを貼らないと視聴者の「すぐに買いたい」という気持ちを削いでしまう恐れがあるので絶対に忘れないようにしましょう。

✅関連動画のタイトルでのネタバレにも注意

特に「この動画の次に見てもらいたい動画」のURLを貼る場合は、その動画のタイトルでのネタバレにも注意しましょう。動画のURLを貼ったからといってタイトルまで記載する必要はなく、例えば「次はこちら」などの説明文だけでもOKです。

ポイント⑥:3つまでハッシュタグを設定する

YouTube動画の場合は3つまでハッシュタグを設定できますので、動画の内容との関連性が高いハッシュタグを選ぶといいでしょう。たまにハッシュタグを個人名や企業名にしているチャンネルもありますが、その個人や企業の認知度が高くない限りはほとんど意味がないのでおすすめしません。

ポイント⑦:使用BGMなどの表記をする

フリー音源でも概要欄に使用表記をする必要がある場合が少なくないので、忘れないようにしましょう。実際、この表記を忘れたことでトラブルに発展した事例もあります。

ちなみに「YouTubeオーディオライブラリー」で提供されているBGMは表記なしで利用できますので、BGM関連で気を遣いたくいない、概要欄の文字数を節約したいなどの方は積極的に使うことをおすすめします。

ポイント⑧:毎回使い回す部分はコピペして保存しておく

概要欄で毎回使い回す部分についてはコピペして保存しておきましょう。これなら毎回打ち込む手間が減りますし入力ミスもなくなります。ただしコピペ元が間違っていると致命的なので細心の注意を払ってください。

また、コピペするのは構いませんが、その都度「何か変更・更新するべき点はないか」も考えましょう。発信者側で何か状況が変わるかもしれませんし、YouTubeのアルゴリズムの何かが変わったように思えて(アルゴリズムについては予想するしかないものの)変えるべき部分が出てくる可能性もあります。

特に注意するべきなのは、概要欄に貼っているURLのリンク切れや「リンク先のサイトやページの登録期間・販売期間などが過ぎている」というケースです。ユーザー側に「余計なことをさせて」というストレスが溜まりますし、「細かい配慮がない」という印象になるので意外なほど信用を失います。

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執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者30万人のYoutuber
上岡正明

MBA(経営学博士前期課程修了)
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者30万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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