PRに活かせるロジカル・シンキング
PR戦略とは
3分で分かる「PRの基本」
2019.01.23

PRに活かせるロジカル・シンキング

「PRに活かせるロジカル・シンキング」についてお伝えします。

 

考え方には3つのステップがある

そのためには、

1.課題を理解し
2.課題を解決できる方法を立案し
3.その方法を実際に行う

必要があります。

これらのうちどれか一でも欠けてしまうと、「アイデアは良いけど伝わらないリリース」や「面白いことをやっているのに、取り上げられない企画」などが出来上がってしまいます。

そうならないように、

1.基本的なマーケティング体系の理解
2.問題解決方法のストック・問題解決力

について、しっかりと理解をしてもらいます。

 

PRに求められているもの

さらに、ここからは、PR担当に求めらるゴールを達成するための方法について、ご説明して行きます。

PR担当に求められる仕事は、さまざまです。「認知度をもっと上げて欲しい」といったざっくりとした要望から、「HPからの集客が5%鈍化したため、新たな打ち手としてランディングページの制作と、それに併せたWEBプロモーションお願いしたい」といった具体的な要望まで。

また、PRとは違った方向のご相談も受ける事もあるでしょう。その際に、何でも間でも、リリース作成に落とし込むわけにもいきません。

このように、提供するサービスや製品を前提として、クライアントのニーズを解消しようとするアプローチを「プロダクトアウト」と呼びます。

それに対し、クライントのニーズを前提として、そのニーズを解消するにはどのようなサービスを提供すればよいのかを考え、提供するアプローチを「マーケットイン」と呼びます。

全国での認知度アップが必要なのに、地方紙へのアプローチをしたところで、問題の解決とはなりません。また、誤った解決方法を提示したところで、PR部門外の人はプロフェッショナルではないので、その選別ができません。

そのため、プロである私たちの側が、本質的な課題を見抜き、最適なサービスを提供することが必要なのです。

 

自社の求めているものを満たすには

自社の求めている課題の本質が、どこにあるのかを見抜くためには、ある程度、経営に関する基礎知識が必要となります。

そうでなければ、全体の地図が見えていない状態で道案内をする様なものです。それでは、求めるゴールにたどり着けませんし、そもそも提案の段階で切られてしまいかねません。

ぜひ、みなさんも現場で活用してみましょう。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
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③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事