美容院の店員から学ぶ広報担当者の「身だしなみ」の話
コラム
主婦共感×PR
2020.01.12

美容院の店員から学ぶ広報担当者の「身だしなみ」の話

広報担当者は外部の色々な人と関わりますし、メディアに出る場合もありますので、「身だしなみ」、もっと言ってしまえば「見た目」が非常に大事です。

 

世の中にはスタイリッシュな美容師しかいない!

皆さんが通っている美容院のことを思い出してください。
元々ヘアスタイルに興味があるからこそ、その業界で働いているという事もあるでしょうが、
ほとんどの美容師がかなりオシャレなヘアスタイルをしているはずです。
制服がない美容院もたまにありますが、その場合はファッションにも気を使っています。

これが逆に「髪がボサボサ」「服装もジャージ」だったとしたらどうでしょうか。
信頼感がガタ落ちするはずです。
特にガラス張りなどで、道行く人から店内が見えるタイプの美容院だった場合はそれだけで客が寄り付かなくなる事でしょう。

●広報担当者の制服はスーツです

特殊な業界でない限り、広報担当者の制服は基本的にスーツとなります。
あまり安物のスーツだと明らかに不自然になるので、それなりの価格帯のものを選びましょう。スーツでなくても、カジュアルなものは避けます。ジャケットは必須アイテムとなるでしょう。

また、どれほど良いスーツを着ていてもシワだらけだと台無しです。
きちんとアイロンをかけましょう。

ちなみに、映像が残るメディア(写真つき記事など)に出る場合は、季節に関係なく長袖のスーツを着てください。
なぜなら「夏場に掲載された記事でも、冬場に読む人もいるから」です。
読者は深く考えませんから「この人なんで冬なのに半袖なんだろう、信頼できない」などと思われてしまう可能性があります。

そして「メガネ業界関係者なら自社のメガネをかける(視力が悪いなら)」「文房具業界なら、自社の文房具を使う」など、できるだけ自社のものを使いましょう。
そうすることで、記者などから「それもやはり御社の商品なのですか?」などと聞かれて話が広がる可能性があります。

*参考コラム:プレスリリースは戦略が命!広報担当社必見です

 

広報担当は清潔感が命!ポイントは5つ

「清潔感があると異性に連絡先交換をしてもらえる確率が5倍上がる」という説があります。
異性うんぬんに限らず清潔感があると、記者をはじめ何かと色々な人に好かれやすくなるので気を使いましょう。

では、清潔感をアップさせるにはどうすれば良いのでしょうか。
ポイントを5つあげていきます。

○1:髪

まずは少し触れましたがヘアスタイルのこと。
基本的には男性は短髪にしたほうがいいです。女性もできればショートカットにするのがおすすめです。

まず、男性については短髪のほうがスッキリした印象を与えることができます。
女性に関しても同じことが言えますが、もしロングヘアにするのであればヘアケアにこだわってツヤツヤの髪を目指してください。

それから男女ともに言えますが、

前髪を短めにして(または上げて)相手に表情を見せる→好感を持たれやすくなる
毎朝寝癖を直す→寝癖があると一気にだらしない印象に
毛髪が薄い部分は変に隠さない→隠すとかえって不自然になります

などのことも注意しましょう。

あとは生活習慣を整えて、フケの発生量を減らしたり髪質を良くしたりしていきましょう。
特殊な業界の広報担当以外は、最低限気を付けていれば十分です。

○2:肌

女性はいわゆる「ナチュラルメイク」を。
派手な色の口紅や、ニオイが強い化粧品などは避けましょう。
香りがあるものを使うのが厳禁というわけではありません。
しかし、自分で「いい香り!」と実感できるレベルにしてしまうと、他人からは「臭いがキツすぎる」と思われてしまいます。

男性の場合も、男性化粧品を使えとは言いませんが、「清潔感のあるメンテナンス」は必ず毎日行ってください(もちろん女性も)。ゴシゴシ洗うとかえって肌が乱れるので優しく洗顔してください。
テカリ、ガサガサ感、吹き出物などを作らないようにしましょう。

寝不足だと肌のコンディションが悪くなります。
広報の仕事が忙しくても、毎日最低6時間は睡眠をとりましょう。

○3:口元

ヒゲを「整える」という方法もありますが、そもそもヒゲ自体を嫌う人が少なくないので、毎日剃るのが無難です。

ヒゲが濃いのであれば、1日2回以上剃る必要も出てくるかもしれません。
社内で仕事をする場合はある程度放置しても構いませんが、外部の人に会うのであればシェービング用品を持ち歩いていつでもヒゲを剃れるようにしておく事を推奨します。
また、女性でもうっすらヒゲが生える場合があるのできちんとケアしましょう。

それから歯。
毎日ハミガキをするのは当然として、コーヒーやタバコを頻繁に嗜む方は、歯の黄ばみをケアできる歯磨き粉を使いましょう。
また、歯が折れていたり歯並びが極端に悪かったりする場合は修復をおすすめします(決して安くはないので無理は禁物ですが)。

○4:体型

基本的に「広報担当者が太っていること」がプラスに働く業界は存在しません。

「外食業界なら、少しくらいぽっちゃりしていたほうが良いのでは?」と感じるかもしれませんが、むしろ逆。「やっぱり外食すると太りやすいんだ」と思われてしまう可能性が非常に高いです。
ちなみに「飲食店大手」の場合、基本的に肥満体の人をメディアに出さないようにしていたそうです。

モデル体型になれとは言いませんので、日頃の食生活や運動習慣に気を使い、最低限「やややせ型~ややぽっちゃり」くらいの体型をキープするよう心掛けてください。
また、痩せすぎも当然NGです。

○5:臭い

メディア関係者をはじめ、どのような人に会うとしても口臭は絶対にNGです。
ブレスケアなどを使いましょう。

また、体臭ももちろんアウトです。
「もちろん毎日入浴する」という人が大半でしょうが、案外見過ごしがちなのが「洗濯」です。
特に肌着などはきちんと乾燥させ、清潔なものだけを着てください。「どうせ見えないから」と考えるとニオイの原因になります。
また、洗濯槽が汚れているときちんと洗濯しても服に臭いがつく恐れがあるので、定期的に洗濯槽クリーナーなどを使いましょう。

 

●まとめ

結局のところ「他人にどう見られるか気にする」という事に集約されます。
想像力を働かせ、いいイメージを持たれる人物になりましょう。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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