メディアに取り上げられる企業になるにはV字回復をPRせよ!
コラム
主婦共感×PR
2019.12.04

メディアに取り上げられる企業になるにはV字回復をPRせよ!

「なぜ、あの企業ばかりメディアに取り上げられるの?」
そんなあなたに、メディアに取り上げられる企業になるマル秘術をこっそり教えちゃいます。

なぜこんなにいい商品を作っているのに、こんなに革新的なものなのに、メディアから取材されないんだろう?

そう嘆いている全広報、マーケティング部、経営者の方々、聞いて下さい。
実は、どんなにいい商品や技術を提供していても、取材されるというわけではないのです!

そこには、企業が見落としている落し穴があることをご存知でしょうか?
本日は、何度もメディアに取り上げられる企業、また長期的に人々の注目を集める企業の特徴について、フランス帰りのフランソワ広報ウーマンこと橋本が、PRの観点からお話したいと思います!

 

超革新的新商品!でもそう思ってるのは自分たちだけ?

どんなに新しくてすごい機能でも、その業界の人以外にとっては「ふーん」と興味を持ってもらえないことは多くあります。

自分ゴトに置き換えてみると分かりやすいのですが、まったく他業界での最新アイテムや技術がすごい!!という言葉を聞いても、自分には刺さらないことって多くないでしょうか?

自社の努力によって生み出された、胸を張っておススメできる商品でも、その業界に関係ない人から関心を集めることはかなり困難なことなのです。
メディアが取材先を決める際に、何万人という視聴者層に興味を持ってもらえるものという基準があります。
毎日、星の数ほどの企業が「革新的な」「画期的な」「最新の」という言葉を耳にいています。そのような新商品ばかり取材している中で、こうしたキーワードはメディアにとって凡庸すぎるのです。

 

メディア露出を成功させるキーワード「ストーリ―性」

では、メディアに出るためにはどうすればいいのか?

いい商品を追及していけば取り上げられる、注目されると思っている企業の方はあまりにも多く、これがメディアに露出しない企業の落し穴なのです。

前記通り、メディアは業界の専門的な内容をあまり取りあげようとしません。
企業が取り上げてもらうためには、ストーリー性を売り込む必要があります。

よくテレビを見てみると、「10億円の借金!苦労の果てに大成功した社長」など、人物や成功までのストーリーにフォーカスした内容が多くあることに気づきます。
このようなドラマを見ているかのような逆転ストーリーを視聴者は好むのです。

多くの企業が新商品開発や会社の立ち上げまでに涙ぐましい努力があったのではないかと思います。
新商品をアピールすることはもちろん大事なのですが、商品の開発秘話や会社成功までのストーリーをメディアに届けることも、メディア露出を成功させるカギとなるのです。

 

メディアはメディアを呼んでくるとは?

■メディアはメディアを呼ぶ

よくPRの世界では言われている言葉です。メディアは他メディアをよく見ていて、面白いと思ったものを、自分たちのところでも取り上げようということが多くあります。このように一度露出すると、メディアの連鎖が起こりやすくなるのです。

■「親しみを持つこと」は長期的な注目をあつめる

ストーリーとして紹介されると、それを見た多くの日々に親しみを持ってもらえるというメリットもあります。
単純に「あたらしいすごい商品」として紹介されると、人々の記憶にはあまり残りません。しかし、「あの紆余曲折を乗り越えた企業が出した新しい商品」には、注目が集まるのです。

「あー、あんなに苦労した企業の商品はどんなものだろうか。」
そうした企業に親近感を持ってもらうことが、長期的な注目を維持するにはもっとも大切なことだと言えるのではないでしょうか。

さて、今回ご紹介させていただいた内容はいかがでしたでしょうか?
皆さまのサクセスストーリーをメディアで目にすることを楽しみにしています!


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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