戦略一覧
100の打ち手
2014.02.12

021 展示会

展示会は直にお客様と接することができるダイレクトマーケティングです。

商品や製品を実際に“見て、触れる”ことができため、テレビ・新聞・雑誌・ラジオ・インターネットのマスメディアとは違う特性と効果があります。

また、トップクラスから新規参入まで多くの企業が集まるため、単独でイベントを開催するよりも効率よくインパクトのある結果を得ることができる、というメリットがあります。

主催者も出版視野、新聞紙、展示会を企画・運営する専門企業、各社団法人、など様々な形態があります。

潜在顧客の開拓、新製品のPR。目標達成のために注意すること

企業にとって展示会に参加する理由は「潜在顧客の開拓」「新製品の販促」「PR・広報」など様々ですが、効果を得られなければ意味がありません

実際、展示会へのブース出展により業績アップ、顧客獲得に成功している企業も多く見られます。

同じ費用をかけているのに、成功する企業と失敗する企業ではどのような違いがあるのでしょうか。


① 出展することが目的ではない。その先を考えた計画を!

例えば新商品PRのために展示会にブースを出展するとします。

すでに商品を世に広めるための、マーケティングブランディング、そしてPR戦略は練られていると思います。(※これらが確定していないのであれば、そこから始めましょう)

したがって、展示会をどの位置づけで実施するのか、ということを考えます。

マーケティング視点から展示会でどう売り込みたいのか

ブランディング視点から展示会をどう演出したいのか

PR戦略視点で、展示会をどの媒体に売り込み、またどのメディアを使ってさらに効果をアップさせるのか

予算を割くわけですから、結果は残さなければなりません。

展示会に出展することを目的としないでください。

出展することによってどのくらいの効果を見込むのか(達成するのか)、出展した後にその情報をどの活かすのか。

先を見据えて計画を立てましょう。


② 人を惹きつけるブースを作る

殺伐としたなブースに黙って立ちつくす・・・こんなブースに立ち寄りたい方がいるでしょうか。

極端な例えかもしれませんが、つまりは「待っているだけでは来場者はあなたのブースに見向きもしない」ということです。

展示会には多くの企業が参加しています。

そして来場者も時間の制約があったり、体力的にも疲れてきます。

正直、すべてをじっくり見て回るのは難しいでしょう。

では、どうするのか。

一番わかりやすのは、「視覚」です。

自社や商品・サービスの特長をビジュアル化したパネルや映像放送、模型、光の演出。

「なんかわからないけど、すごそう」「面白そう」「かわいい」。ふと足を止めてくれたら、チャンスです

目を向けた来場者にチラシやパンフレットを渡しながら声を掛ければ、ブース内に誘導され、自然と説明を聞いてくれます。

雰囲気作りは、成功の大きなカギです。


③ 話は簡潔にインパクト重視!そして無理やり引き留めない

来場者は、当日多くのブースに立ち寄ります。

そして、そのたびに話を聞きます。

あれもこれもと様々なことを伝えようとすると、ポイントがぼやけて印象に残りません。

そして、あなたのブースを訪れたあとも、違うブースに行きたいのです。

相手が聞いてくれるからといって話しこんだら、「は~~。早く話おわんないかな」なんて心の中で思っているかもしれません。

空気を読む。そして、無理やり引き留めない。相手に不快感を与えると、次には繋がりません。

どんなに短い時間でもインパクトを残すことはできますし、興味があればパンフレットを読んでくれます。

きちんと事前準備して「これだけは絶対つたえる」というキーワードを1つ用意しましょう。

あなたがPRしたいものを一言で言い表すのです。

つまり「キーメッセー」ですね。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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