記者発表・会見【PR戦略100】

「記者発表」や「記者会見」という言葉を聞いたことがあると思いますが、この2つの違いをご存じですか？

「記者発表」は単にプレスリリース・資料を配布することをいい、「記者会見（記者発表会）」は、マスメディアの記者を集め、会社の役員などが口頭で重要な事項を説明をすることをいいます。

「記者会見」では新製品の発表、サービスの訴求、画期的な新技術開発によるブランドイメージの増大など『攻め』のPRを行うときもあれば、企業の危機管理のための『守り』の会見（謝罪会見）を行うときもあります。

どちらにしても、多くのマスコミに対して情報伝達が一度にできる場ですから、メディアアプローチに精通した経験豊富なPRスタッフが必要となります。

その記者会見、ニュース性はありますか？

記者会見は通常のプレスリリースとは違い、膨大なお金と時間と労力がかかります。

また、マスコミからの注目度も高まりますので、失敗は許されません。

企業が発表した内容が市場や社会にどのような影響があるのか、記者は記事に値する「ニュース性」を求めて記者会見に出席します。

もちろん話題性のある芸能人を招いたり視覚に楽しい演出をすることも大切ですが、単なるイベントとは違いますので、その点はしっかりと見極めましょう。