広報職の年収はどのくらい?平均年収600万が限界説を徹底解説したよ
コラム
主婦共感×PR
2020.03.14

広報職の年収はどのくらい?平均年収600万が限界説を徹底解説したよ

広報の仕事はその他の業種と比較すると、担い手が少ない職種の一つです。

そのため、「広報に憧れているけれど、どのくらい収入を得られるのか不安……」
という方も多いですよね。

今回は、なかなか表に出てこない広報の年収について、くわしくご紹介いたします!

 

 広報の平均年収はいくら?

広報職の年収は、住んでいる都道府県や務めている企業、年代によって代わりますが、全国平均した場合“年収450万円前後”と言われています。次は、年代別に見てみましょう。

・20代:年収300~350万円
・30代:年収350~400万円
・40代:年収400~480万円
・50代:年収480~550万円

この平均年収から分かる通り、一般的な仕事と同じく、年々収入がアップしていく職種と言えるでしょう。

同じ広報職でも、男性の方が高い年収を得られる傾向にあります。
学歴についても、高卒より短大卒、短大卒よりも大卒と、一般的な職種と同じように、学歴が高いほど年収が得られる仕事です。

■役職クラスの年収も知りたい!

平均年収をみて、「思っていたほど多くない……」
そう感じた方も、いるかもしれません。

確かに、広報の平均年収は、特別収入が良い訳ではありませんが、役職クラスになると話が変わります。

広報の仕事が好きで、しっかり年収も得たいなら、役職を目指すのがおすすめ。
それでは、役職クラスの年収もチェックしてみましょう。

・課長職:年収600~650万円
・部長職:年収650~700万円

いかがでしょうか? 最低でも600万円は稼いでおきたい、という方が多いと思うのですが、課長職以上になれば、平均年収450万円の広報職でも、十分な年収を期待できそうです。

ただし、広報の仕事は小さな部署である場合が多く、年功序列でないと役職が回ってこないケースも考えられます。企業によっては、外部から役職候補を引き抜く例もあるため、
「この会社では、自分の頑張りで役職を目指せるのか」就職フェアの窓口や面接時に、たしかめておくと安心です。

■年収をアップしたいなら転職も視野に

「自分が働いている会社では、役職を目指すことが難しい」
「このままだと、定年までに希望する年収が得られそうにない」
という場合は、転職を検討してみましょう。

広報の仕事は求人があまり多くないジャンルですが、スキルを磨いておくことで、大きなアピールポイントになります。

より良い年収につなげたいなら、普段の仕事をこなすだけでなく、積極的にスキルアップを目指したいですね。文章力やプレゼン力など、常に勉強しておくと、転職時の大きな助けになるでしょう。

スキルアップだけでなく、資格を取得しておくのも良い方法です。資格は履歴書に書けるため、一目でその人のレベルを印象付けることができます。

それでは、転職採用者が、実際に欲しいと思っている資格は何なのでしょうか?
これから広報職を目指す人も、転職を考えている人も、役立つ資格をチェックしてみましょう。

■「PRプランナー」

PRプランナー資格では、その名の通り広報やPRに必要な知識が求められます。
広報の仕事について、一から教えるのは企業側も大変なため、PRプランナーの知識を持っている人材が歓迎されるでしょう。「PRプランナー補」「准PRプランナー」「PRプランナー」の3種類がありますが、より好印象を与えたいなら、「PRプランナー」を目指すのがおすすめです。

■「IRプランナー」

広報職の仕事にIR関係も含まれている企業が少なくありません。
このような企業では、IRプランナーの資格を取得しておくことで、他の候補者と大きな差をつけられるため、できるだけ取っておきたい資格です。

■「商品プランナー」

商品プランナーも広報やプレゼン力、マーケティング能力などを学べる資格です。
取得しておくことで、広報の仕事がしたい、というアピールポイントになるため、就職、転職を有利にしたいなら、目指してみましょう。

 

2. フリー転身で年収を増やす方法も

広報職として、フリーで働いている人も少なくありません。
中には、年収1,000万円を超える年収のフリーランス広報も、存在しています。

フリーになることで、今以上の年収を狙えるケースもあるため、広報力に自信があり、自由な働き方がしたい場合は、目指してみましょう。今の職場で働きながら、人脈を広げておいたり、一人でデザインや文章作成ができる環境を整えたりしておくと、今だと思ったタイミングで起業できます。女性の場合、結婚や出産を機に、フリーへ転身する方が増えているなど、注目の働き方です。

フリーになった後は、確定申告などの作業も自分で行うことになるため、起業についての知識も事前に学んでおくと安心です。

 

3. まとめ

広報の年収は、一般的な平均年収とあまり変わりませんが、
「役職を目指す」
「転職する」
「フリーランスを目指す」
などの方法で、収入を増やせる仕事だと分かりました。

広報の仕事は、働きがいややりがいのある職種です。「会社の良い部分をPRしたり、提案したりする仕事に興味がある!」それなら、広報職を目指してみましょう。


執筆者・監修者
上岡正明
テレビコメンテーター・経済記者
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
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