デキる広報担当は「リリース一斉配信」をどう使っているの?
コラム
経営戦略×PR
2020.01.10

デキる広報担当は「リリース一斉配信」をどう使っているの?

引用写真_プレスリリースの写真

リリースをメディア等に向けて、一斉配信してくれるサービスがあります(無料&有料)。
では、広報担当者はこの一斉配信サービスとどう付き合っていくべきなのでしょうか?

メディアに送信するために使うのは得策ではありません

広報戦略の策定イメージ

「得策ではありません」どころか、じつは「絶対に使うな!」という意見もあるくらいです。
なぜなら、「ネタを一斉配信する→多くの人が知る→ニュースではなくなる」からです。

●メディアリリースの優先順位を意識する

特に何らかの経路でインターネット上にネタが露出してしまった場合は、「もはや関係者なら全員が把握している事」になる場合があります。
これが一斉配信サービスの恐ろしいところ。

「一回配信したネタは、自分でコントロールすることができなくなる」ということを常に頭に入れておきましょう。万が一、情報に間違いがあった場合は大変です。

もしもメディア向けにネタを送りたいのであれば「一斉配信」とは真逆の発想が必要です。
相手を絞り(1社でも構いません)、練りに練った電話かメール等を送りましょう。「雑に100社にネタを送る」より「丁寧に1社にネタを送る」ほうが、よほど意味があります。

●広報担当にとって一斉配信サービスは本当に全く役に立たない?

では、一斉配信サービスは広報にとって全く使い道のないものなのでしょうか。
実はそうではありません。一斉配信サービスならではのメリットが主に4つあります。

*参考リンク:プレスリリースの全戦略教えます!

 

●広報にとっての一斉配信サービスのメリット4つ

○1:消費者向けに情報を届けるならピッタリ

イマドキの一斉配信サービスが持つ発信力はすさまじいものがあります。
トップレベルの配信サービスの中には、

  • 新聞社をはじめとする数々の媒体と提携
  • 月間1億アクセスオーバーのサイト10件以上と提携
  • 月間0.1億アクセスオーバーのサイト30件以上と提携
  • トータルで100社以上と提携
  • 専門的なサイトともいくつも連携

↑これらの条件を全て満たしているところもあります。

そのため「リリース情報」をたくさんの消費者に伝えることが可能です。ただ、あくまで「メディア向け」ではなく、「消費者向け」の情報に絞ることが必須です。
ただし、「一斉配信サービス用のネタを作ったし、これだけで仕事は完了!」と思い込むことのないようにしましょう。

○2:配信会社のサービスは手厚い

・レイアウトやテキストに関するアドバイスをくれる
・ストリートビューやムービーが埋め込み可能
・フリー画像素材を提供してくれる

など、サービスが充実している配信会社も多いです。
特に人々の興味を引けるリリースを書く自信がない場合は試してみましょう。

また、インターネット上に情報が出るわけですから、「スマートフォンやパソコンで閲覧した場合の楽しさ・読みやすさ」なども必要になりますよね。しかし、それに関しても配信会社が補助してくれることもあります。

○3:最終的に別のメディア掲載に繋がる可能性がある

配信会社によって色々なインターネットメディアに情報が載る→見た人がツイッターなどで拡散する→「トレンド」が出来上がる→メディアから取材がくる

という流れが出たら理想です。最終的に別のメディア掲載に繋がる場合もあります。
ただ、もちろん狙ってできることではないので、「別メディアに取り上げられることを期待して」配信してもらうのは運任せに近いです。
やはり、確実なのは、メディアリストを活用した地道なキャラバンやリークであることは言うまでもありません。

*参考リンク:メディアキャラバンの意味とは?
*参考リンク:リークの手法とポイントについて

○4:リリースの勉強ができる

配信会社に登録すると、その企業のサイト上にあるランキングから「どんなリリースが人気なのか」などを知ることができます。
また、「キーワード別ランキング」を作っている配信企業も多いので、ご自身がリリースを作成する際にヒントにしやすいはずです。

 

●結局、配信企業は無料・有料のどちらがいい?

まず「無料サービス」の一つに「有料サービスのお試しバージョン」があります。
有料版に比べて機能が制限されますが、とりあえず使い心地を知るために役立ちます。
また、「お試し」でなく「本利用」が無料の場合もありますが、やはり発信力があまり強くないところが多いです。

ですから、「少し試したら、有料利用に移行する」ことをおすすめします。
とはいえ、配信の相場は「1本につき1~3万円」といったところですので、それほど安くはありません。
しっかりリリースを作り込んでから配信してもらいましょう。

*参考リンク:プレスリリース配信会社を徹底比較【保存版】