プレスキットとは?メディア用資料は最低3種類作りましょう!
PR戦略とは
戦略から実行まで「ソリューションの種類」
2019.12.22

プレスキットとは?メディア用資料は最低3種類作りましょう!

引用画像_プレスキットを作成する女性

プレスキットとはなんでしょうか?

広報担当をしているとメディア用にさまざまな資料を作る必要が出てきます。プレスキットもその1つ。
公式ウェブサイトやパンフレットでは不十分なのです。詳しいことは後述していきますが、公式ウェブサイトやパンフレットは一般向けのものであり、メディア用資料としては相応しくありません。

たとえばどこの企業でもいいので、思いついた会社の公式ウェブサイトをチェックしてみましょう
「一般人の目を引く構成・情報掲載」にはなっていると思いますか。さらに、「メディア向けの構成・情報掲載」になっている企業はほとんどないはずです。

もちろん最初からそんな戦略広報を知っているはずもなく、またその必要はないので、責めるようなことではありません。
ただ、戦略的な広報をする限りは、ウェブサイトやパンフレットの作成はその分野のプロや外注に任せて、広報担当者は素メディア向けの資料を作りましょう。それが、プレスキットになります。

ぎゃくに、ウェブサイトやパンフレット作成では、広報はより俯瞰的な視点から、アドバイザーに回るほうが役立つことが多いものです。広報担当であればそれらに載っているような情報は知っていて当たり前です。
WEB制作会社と一緒になって、企業の魅力の掘り下げや、そのストーリーづくり、あるいは競合との差別点の明確化に注力するとよいでしょう。

では、本題。プレスキットについて3分で解説していきます。

メディア用資料を作る際の最大のポイントがズバリ1つ

プレスキットのイメージ

メディア用資料を作成するとき、色々と注意すべきことはありますが、大前提となるポイントが1つあります。

それは「できるだけ早く読み終えてもらうこと」です。

メディアに携わる業界の人は誰しも多忙であり、一つの資料をそれほど長く読むことはできません。また、業界の人は目が肥えています。
「きちんとまとまっていない資料だな」と判断されてしまえば、後回しにされるか、最悪の場合、中身を読んでもらえなくなる恐れがあります。

  • 余計な情報は入れず
  • 無駄な写真、図などは入れず
  • 妙なユーモアを入れず(センスが合わなければ苛立ちを与えるだけです)

シンプルな資料を作ることを心がけてください。

広報担当者が作成すべき3タイプのメディア向け資料とは?

では、「広報担当が作るべき3種類の資料」を具体的に紹介していきます。
もちろん、絶対に本記事でお伝えするようなフォーマットで作らなければならないわけではありません。必要に応じてアレンジしてください。

1:アイテム・サービスに関する資料

特に力を入れているアイテム・サービスに関する情報を載せます。
具体的には、

  1. 今の業界やマーケットの状態
  2. ライバル商品やサービスの具体名、それらと比較して勝っている部分
  3. どこでユーザーに評価されているのか
  4. 売上などの各種数値的データの変遷

 

などを載せてください。
また、必要に応じて写真や画像も掲載しましょう。

ここで重要になるのが「商品を買ってもらうための資料ではない」ということです。
一般向けの資料の場合は、商品・サービスのメリットなどを強調して購入を促しますが、メディア向け資料であれば、それはあまり必要ありません。メディアが欲しがっているのは、あくまで社会の必要性に照らしての「データ」「競合との違い」「比較材料」「機能面」です。

2:企業概要

企業の売上成績、事業内容の変遷などを載せます。
業界の成長率や販売数などは、とくにメディアが好む情報ですので欠かせません(累計○億個突破!など、日本人は好きですよね)。

図や表を交えてできる限りシンプルにまとめましょう。ちなみに、一度作成したら、「その都度書き足せばいいだけ」の状況にしておくために、テンプレートとして保存しておくことをおすすめします。

ちなみに、これに関しては公式ウェブサイトに詳細な情報を載せている企業もあります。それが十分読みやすいものであるならば、あえてメディア向け資料としてまとめ直す必要はありません。メディア向けのファクトブックでは、同じ内容をコンパクトにまとめておきましょう。

「会社概要はこちら:http~」などと、URLを紹介しておけばOKです。こうした場合、メールで記者やディレクターとコンタクトを取る場合に便利です。

3:社長のプロフィール

まず、経歴を載せますが、それだけでは「一般人から見てもメディアから見ても」全く面白くありません。
「会社を立ち上げた理由」「その動機や情熱」「そのときの苦労話」は絶対に掲載してください。

このさい、例えば「当時の日本には○○が不足していたから」だけだと、感情が伝わらない可能性があります。ですので、「当時の日本には○○が不足しており、自身も苦しい思いをしていたから」など、社長の気持ちと企業のストーリーが重なるような文章にするのがおすすめです。

あとは、社長の失敗経験やこれまで感じてきた迷い、業界から撤退しようと思っていた時期のことなども載せましょう。つまり、「失敗エピソード」や「V字回復」などの物語ですね。
人間は単なる成功エピソードよりも「辛いことがあったけれど、頑張って成功した」という話のほうが好きだからです。

むしろ、「○○で成功した!」「○○が大ヒットした!」など、プラスのエピソードばかり強調すると、なんだか自慢話のようで胡散臭くなります(相手がメディアですから、あまり色眼鏡で見られることはありませんが)。

ただ、この「社長のプロフィール」に関しては筆が乗りやすい部分なので、不必要に長くならないように気を付けましょう。
また、あまりにも情熱的だと、やはり読んでいて何となく鬱陶しくなるので、それに関しても注意してくださいね。