広報職は年々その人気が増しています。そのため、就職活動でも常に人気!
なかには、学生にとって倍率数百倍という会社もあるそうです。今日はそんな人気ナンバーワンの「広報職のなり方」や「業務の内容」について紹介します。
*記事を書いた人:「めざましテレビ」「王様のブランチ」元放送作家
*こちらも人気:PRと広告の最大の違い知ってる?現役記者が解説
PR広報職の就職活動前に知っておきたいポイントと3つの資格をチェック!

就職活動真っ最中の学生から、熱い視線を集めているのがPRや広報の世界です。
テレビや雑誌、新聞といった媒体だけでなく、ホームページやブログ、SNSなどを通じた幅広いアピール方法が増えた現在は、業界全体のイメージが変わりつつある改革期。
SNSを使いこなしている若者世代が即戦力として活躍できる場でもあります。
■こんな人は広報がむいているかも?!
- メディアと接する仕事がしたい。
- ちょっとミーハーかも。
- プランナーとして世の中を変えていきたい。
- 自分のクリエイティブの能力を試したい!
- 個性を生かしながら相手に喜ばれる仕事がしたい!
それなら、ぜひ広報職やPR職を目指してみませんか?
広報職やPR職ってどんな仕事?
就職活動中、耳にすることが多い広報職やPR職ですが、その中身についてはあまりよく知らない、という学生さんも多いでしょう。広報の仕事は企業の顔として商品、サービスを広めるもの。PR職はPR会社のコンサルタントとしてメディア露出を通じて企業の見込み客、取引先企業をつなげていくもの、という違いがあります。
大きく分類すれば、PR職も広報職の一部と言えますが、広報職は自社内でのプレスリリース作成、取材応対、メディア発信などが主となり、PR職は外部企業から委託されて、市場調査や戦略会議、作戦実践といった経営に近い仕事を行う場合が多いでしょう。
広報職やPR職に向いている人材とは

広報職やPR職に就きたいけれど、どんな人材が求められているのでしょうか?
弊社クライアントへのインタビューから、採用している企業担当者の声を元に、広報職やPR職に向いているタイプを調べてみました。
1.広報職に向いている人とは
広報職には、丁寧さが求められます。メディア対応や時には謝罪会見まで、ぶっつけ本番での対応を求められるため、やわらかい言葉遣いや清潔感あふれる身のこなしなどを習得していると歓迎されるでしょう。
周囲と信頼関係をコツコツ築いていく必要があるため、“人と話すのが好き”というコミュケーションが得意なタイプも求められます。書類を作成する場面も多いため、読み手側に立って文章を考えられるとなお良いですね。
2.PR職に向いている人とは
PR職では、時代に合った戦略が求められます。そのため、新しいもの好きだったり、頭からアイデアが次々と出てきたりするようなタイプだと、活動しやすいでしょう。
また、PR会社には、幅広いジャンルに対応している企業と、専門分野を絞っている企業の2種類があります。
「新しいことをどんどん吸収したい!」
という場合は総合的な企業。
「興味のある業界が定まっている」
「特に知識が深いジャンルがある」
という場合は専門的な会社を選ぶことで、より楽しみながら働けるでしょう。
広報職やPR職の1日をチェック!

それでは次に、広報職やPR職の先輩たちが、どのような働き方をしているのかをチェックしてみましょう。どちらも忙しい仕事ですが、必要とされる喜びややりがいを存分に感じられますよ。
1.広報職の主な1日
広報職が行う仕事は、多岐に渡ります。そのため、毎日が刺激に溢れている点も、人気の理由となっています。
出社後は、その日に行うべきことをチェックし、優先順位をつけ片付けていきましょう。記者会見や取材、イベントなど、優先するべき予定があれば、本番に向けて準備を進めて行きます。
空いている時間には、プレスリリースの作成やSNS発信、新しい企画の立案や会議、来訪者への応対を行ったりします。とくにSNSメディアの更新やチェックは大切な仕事です。最近はtwitterなどの企業アカウントによく注目が集まりますが、これらを運用する立役者の人も広報職が多いですよ。
2.PR職の主な1日
PR職は、特定の企業や商品、サービスを世の中に広く知ってもらうため、個人もしくはチームで動きます。一度に複数の案件を抱えることもありますが、少しずつ慣れていくのが一般的です。
依頼を受けたら、市場調査やアンケート結果などの分析を行い、どのような方法でPRを行うべきなのか検討を始めましょう。商品やサービス、ターゲット層によってまったく手法が変わるため、腕の見せ所です。
短時間できちっと成果を出せるよう、段取りを組んでいくことも大切です。PR活動が終わったら、成果が出たかどうかを確認の上、次の一手へ生かしていきましょう。
*この記事も押さえたい⇒本当にメディアが集まるプレスリリースの書き方
広報職やPR職志望者が持っておきたい資格

広報職もPR職も、特別な資格やスキルがなくても就職できる仕事です。
ですが、希望企業での採用や、短期間で就職活動を終えようと考えた場合は、資格を持つことで有利になるでしょう。
ここでは、就職活動を有利に進められる、おすすめの資格をご紹介いたします。
1.PRプランナー資格
日本パブリックリレーションズ協会が認定する資格制度「PRプランナー」
資格を取得していることで、広報、PRの世界へ興味を持っていることがダイレクトに伝わるため、おすすめの資格です。
学生の場合は実務経験がないため、2次試験合格で得られる准PRプランナーを目指しましょう。基本的知識や業界情報も学べるため、テキストだけでも目を通しておきたいですね。
2.商品プランナー資格
日本商品開発士会が認定する資格制度「商品プランナー」です。
マーケティングや市場調査、企画やプレゼンなど、広報職やPR職に求められる知識やテクニックが手に入ります。
実践に近い内容になっているため、実務経験の無さをカバーし、自信をつけることもできますよ。PRプランナー資格と合わせて、取得を目指していきましょう。
3.秘書検定
ビジネス系検定に強い、実務技能検定協会が認定する「秘書検定」
秘書志望でなくても、基本のビジネスマナーや敬語の使い方、顧客応対などを学べるため、とても重宝します。
特に広報職は人前に出ることが多く、企業の看板となるケースも多い存在です。相手を不快にさせないために、必ず覚えておきたい一般常識が、テキストにぎゅっと詰まっていますよ。
まとめ 広報職は人気職!色々な経験も出来る
今後ますます活躍の場が広がっていく広報職やPR職。
一つひとつ経験を積むことで、転職や考える場面でも有利に働くでしょう。
年齢を重ねるたびに、人脈や信頼が増えていくのも広報職やPR職の魅力!
10年先、20年先もキラキラと輝いていたいなら、就職先に選んでみませんか?