『トクサツガガガ』ブームで無視できない新マーケット「オタク女子」 とは?
コラム
主婦共感×PR
2023.02.27

『トクサツガガガ』ブームで無視できない新マーケット「オタク女子」 とは?

私はTV局ではNHKが好きなのですが(ビジネスマンでそういう人は結構多いのでは!?)、
最近感じるのは、NHKも危機感からか色々新しいジャンルに挑戦しているな、という事です。

注目しているドラマの1つとして、まだ視聴率は少々低めみたいですが、
1月18日からNHKでスタートしている、小芝風花が主演するドラマ10『トクサツガガガ』、
丹羽庭による同盟漫画が原作で、商社勤めの会社員・隠れ特撮オタク女子・仲村叶(かの)が
日常生活で次々と直面する「あるある!」な壁に葛藤しながらも前向きに頑張る姿を描くコメディードラマです。

「オタク」という響きから感じるのは、
「推しに夢中で廃人」「浪費して破産」「1つの事にしか興味ない」「周りと交流しない」
なんてイメージを抱きがちですが実際には、
「実際の生活と折り合いを付けている」「仕事に打ち込む」「服にもオシャレにも興味あり」
と、全体的にはもっとバランス感が良いようです。

昨今は女性も経済力が付き、結婚と仕事のバランスだけでなく、
趣味などにもお金を投下できるようになり自分の好きな事をできるようになってきているのかもしれません。
そういえば最近、「山ガール」「歴女」「鉄子」「カープ女子」なんて言葉をよく聞きますよね。

オタク女子が消費を動かした最近の事例として、
テレビ朝日のドラマ「おっさんずらぶ」、オンラインゲーム「刀剣乱舞」、そして2020年末で活動休止を発表した「嵐」等があります。
嵐はこの2年で3000億円以上の経済効果があるのではという見立てもあります。
「最近の若者は消費しない」、「生活費とも折り合いを付けながら“推し”につぎ込んでいるのに無駄遣いだと批判」
などの固定概念に囚われずに、全く違う視点でマーケットを観る事が必要になってくるかもしれませんね。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事