
春になり、ビールが美味しい季節になってきましたね。
40代前半の私ですが、知り合いに連れられて初めてスナックに行きました。。。
スナックでお酒を飲んでいると、いろいろな疑問が浮かんできました。
東京大崎の小さなスナック店、正直料理もお酒も飛び切り美味しいモノではありません。
周辺をみれば、オシャレなイタリアンやインスタ映えする様な完璧なレストランが立ち並んでいます。
でも、このスナックは15年も競争過多のこの土地で生き残っているのです。
その理由を考えてみると2つの要素が見えてきました。それは
『ママの隙』と『お客の共犯意識』です。
”ママの隙”とは、言い換えるとママのズボラさ
仕事よりもお客と一緒に飲んだくれて酔っぱらってしまうのです。
そんな、完璧でないママをお客は支えてあげたくなり
お皿やグラスを下げたりと片付けを手伝い始めます。
この、ママの隙があるからこそ受け身のお客ではなく、参加者なる事ができます。
オシャレなイタリアンでは絶対にない光景です。
そしてもう一つは、同じ目標に向かって動いているという”お客の共犯意識”です。
これは分かりやすく言うと、俺たち常連客でこのスナックを支えていこう!という意識になります。
例えば、今月はお客が少なそうだから、『 いつもよりボトルを一本多く入れておこう 』という行為がこれにあたります。
この『隙』と『共犯意識』を上手く活用したのがAKB48ではないでしょうか?
『隙』=完璧でないアイドル構成 (完璧な美女ではなく、どこか欠けていてイジられる様なアイドル)
『共犯意識』=●●を総選挙1位にするというファン同士の決意 (指原を俺たち指原ファンの力で1位にしよう)
完璧でないからこそ、支えたくなりファンとして参加する様になる、
そして、参加する事によってファン同士の共犯意識が生まれる。
この連鎖によって、AKBは大きな人気を勝ち得たのではないかと思います。
まとめると
『隙』を作って消費者をプロジェクトに参加させ
プロジェクトの支援活動を通じてファン同士の『共犯意識』を生み出させる。
これらの事が出来れば、AKBの様にブームを作れるのではないでしょうか?
よく考えてみると、広報だけでなく
クラウドファンディングや企業も
これらと同じシステムが機能すれば成功している気もしますね。