2018年のソーシャルメディアにおけるキーワードとは
コラム
経営戦略×PR
2018.02.22

2018年のソーシャルメディアにおけるキーワードとは

先日、2017年にSNS上で最もシェア拡散された国内施策のランキングがニュースで出ていました。

1位はレッドブルのエアレース、2位はauの三太郎シリーズ、3位はdocomoの25周年に関する情報でした。
広告やTVCMは除き、SNS上のエンゲージメントで図った結果ですが、1位のレッドブルエアレースが2位を大きく離して1位となっています。

レッドブルは「翼をさずける」というキーワードから生活者と接点をもつために、飛行機を関連させたイベントを開催しています。
その過酷なレースで見せる選手たちの高いパフォーマンスに感動することやそれを共有すること自体が、ブランドと生活者をつなぐコアにすることを狙いにしています。

昨年においては、千葉県の幕張で開催され、千葉上空を復元された零線が飛行するというセッションがありました。
戦時中か眠っていた機体が、“翼をさずかり”飛行するシーンがソーシャルメディア上で大きな話題となりました。
しかし、日本の上空を零戦が飛行するということに一部の政党やメディアから批判されました。
その後、批判に対する反論が巻き起こり、散歩両論の意見が雪だるま式に情報拡散されました。

その他にも批判から情報連鎖が生まれた事例は多々あります。
そこから考えると熱狂の裏には批判があり、賛否を起こすことがコアなファンを作っていくよ構図が見えてきます。
時に、一部からの批判を受けることを見越しながらもコミュニケーションをとっていくことが必要に思います。
みんなに好かれようと考えるのではなく、批判を恐れないアクションをとることでまた新しいファン層が獲得できます。

批判を恐れずコンテンツや情報拡散をねらうことが今年のキーワードになり予感がしています。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

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