SNS活用で大切な4つのエンゲージメント戦略【バズさせたい方必見!】
コラム
経営戦略×PR
2019.02.04

SNS活用で大切な4つのエンゲージメント戦略【バズさせたい方必見!】

〔読了まで2分〕

PR戦略や広報だけでなく、ソーシャルメディア活用やマーケティングPR、あるいはプロモーションにおいて、よく「エンゲージメント」という言葉を耳にすると思います。

このエンゲージメントを上手く利用しなければ、バズることは難しいのです。その秘訣を、パンケーキブームやローストビーフ丼ブームの立役者である上岡氏に聞きました。

*「笑っていいとも」「めざましテレビ」元放送作家の上岡正明氏を知りたい?

 

パンケーキもローストビーフ丼も、SNS戦略がはじまりだった?!

スマートフォンと様々なアイコン

一般的には投稿や広告に対して、ユーザーが起こしたアクション全般を指します。おそらく、このコラムを読んでいらっしゃる方はお客様との結びつきや関係性をイメージされていると思います。

関係性というと、なんだか少し機会的ですよね。そうした場合は、私は商品やサービスとの“つきあい方”や“つきあいの深さ”を表すもの、というふうに説明します。

たとえば、値段のはる高級ジャケットを購入するとき、「これ!」と決めていても、色々と触ってみたり、あえて他の店舗にぶらぶらしてみたりしませんか。これは、商品に問題があるのでなく、自分自身に納得感がないから。

つまり、商品と自分のきづなを確かめているわけです。このつきあい方を上手にしてあげるだけで、購入率や問合せが、それこそ10倍になったりするのです。

ソーシャルメディアを含めたエンゲージメントの4つのポイント

スポットライトとSNSのロゴ

さて、そのさい、理解しておくべき価値の提供のポイントが4つあります。

1)お客様の購買行動から得られる生涯価値

ながーいお付き合いがいいね、と覚えましょう。

2)お客様がクチコミをしてくれることによる新規顧客獲得の価値

クチコミしてくれると嬉しいよね。

3)見込み、既存顧客に対して購買行動を第三者にも積極的にシェアし、影響を及ぼすような、購買増加や利用拡大につながる価値

言葉や利用イメージを明確にしていくと広がりやすいですよ。

4)お客様から知識やフィードバックを得ることが、サービス改善や商品開発に貢献する価値

好方向マーケティングやコミュニティもこれに入ります。

 

このうちにの、(3)がいわゆるインスタグラムやfacebookでの情報拡散になります。

このように、本来エンゲージメントとは、単なるつきあい方や、つながりだけのことではありません。これら4つのポイントを顧客の様々な行為が重なりあうことにすることです。これが、PRにより、ヒット商品がうまれていく仕組みのひとつです。

「この商品いいよ」「おいしいよ」といった会話や、SNSで商品の写真をアップしたり、生活の中に一部として他人におすすめする動き、自分の時間をサービス改善の要望投稿に使い、積極的にその企業と交流するといった動きが重なりあって、記憶されていきます。

記憶が深まると、なにかのときに、すぐに思い出されるようになります。これが、PRマーケティングでいう第一想起です。そして、第一想起されるようになると、その商品のブランド力は強さを増します。

一時期、音楽プレイヤーと言えば、ウォークマンでした。これは、PR戦略が第一想起の領域まで、高度に高められた事例です。そこまでいかなくても、ある程度良好なつきあい方が構築されると、それで初めて「エンゲージメント」が生まれるといえるわけです。

SNSやブログにも、もちろんメリットデメリットはあります。しかし、その特徴を熟知すれば、大きな武器になるわけです。

*わたちたちPR会社のことも知ってください。【赤裸々告白編】PR会社の4つのデメリットって?

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。これら4つのポイントを押さえて、つきあい方や深さを設計していけば、PRマーケティングを進めるさいの戦略構築や考えて方もガラリと変わっていきます。そして、SNSやコンテンツサイトの使い方も変わると思います。

ぜひ、みなさんも一度、言葉でなく、つきあい方としてのエンゲージメントについて考えてみてくださいね。

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執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

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