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PR戦略や広報だけでなく、ソーシャルメディア活用やマーケティングPR、あるいはプロモーションにおいて、よく「エンゲージメント」という言葉を耳にすると思います。
このエンゲージメントを上手く利用しなければ、バズることは難しいのです。その秘訣を、パンケーキブームやローストビーフ丼ブームの立役者である上岡氏に聞きました。
*「笑っていいとも」「めざましテレビ」元放送作家の上岡正明氏を知りたい?
パンケーキもローストビーフ丼も、SNS戦略がはじまりだった?!

一般的には投稿や広告に対して、ユーザーが起こしたアクション全般を指します。おそらく、このコラムを読んでいらっしゃる方はお客様との結びつきや関係性をイメージされていると思います。
関係性というと、なんだか少し機会的ですよね。そうした場合は、私は商品やサービスとの“つきあい方”や“つきあいの深さ”を表すもの、というふうに説明します。
たとえば、値段のはる高級ジャケットを購入するとき、「これ!」と決めていても、色々と触ってみたり、あえて他の店舗にぶらぶらしてみたりしませんか。これは、商品に問題があるのでなく、自分自身に納得感がないから。
つまり、商品と自分のきづなを確かめているわけです。このつきあい方を上手にしてあげるだけで、購入率や問合せが、それこそ10倍になったりするのです。
ソーシャルメディアを含めたエンゲージメントの4つのポイント

さて、そのさい、理解しておくべき価値の提供のポイントが4つあります。
1)お客様の購買行動から得られる生涯価値
ながーいお付き合いがいいね、と覚えましょう。
2)お客様がクチコミをしてくれることによる新規顧客獲得の価値
クチコミしてくれると嬉しいよね。
3)見込み、既存顧客に対して購買行動を第三者にも積極的にシェアし、影響を及ぼすような、購買増加や利用拡大につながる価値
言葉や利用イメージを明確にしていくと広がりやすいですよ。
4)お客様から知識やフィードバックを得ることが、サービス改善や商品開発に貢献する価値
好方向マーケティングやコミュニティもこれに入ります。
このうちにの、(3)がいわゆるインスタグラムやfacebookでの情報拡散になります。
このように、本来エンゲージメントとは、単なるつきあい方や、つながりだけのことではありません。これら4つのポイントを顧客の様々な行為が重なりあうことにすることです。これが、PRにより、ヒット商品がうまれていく仕組みのひとつです。
「この商品いいよ」「おいしいよ」といった会話や、SNSで商品の写真をアップしたり、生活の中に一部として他人におすすめする動き、自分の時間をサービス改善の要望投稿に使い、積極的にその企業と交流するといった動きが重なりあって、記憶されていきます。
記憶が深まると、なにかのときに、すぐに思い出されるようになります。これが、PRマーケティングでいう第一想起です。そして、第一想起されるようになると、その商品のブランド力は強さを増します。
一時期、音楽プレイヤーと言えば、ウォークマンでした。これは、PR戦略が第一想起の領域まで、高度に高められた事例です。そこまでいかなくても、ある程度良好なつきあい方が構築されると、それで初めて「エンゲージメント」が生まれるといえるわけです。
SNSやブログにも、もちろんメリットデメリットはあります。しかし、その特徴を熟知すれば、大きな武器になるわけです。
*わたちたちPR会社のことも知ってください。【赤裸々告白編】PR会社の4つのデメリットって?。
まとめ
いかがでしたでしょうか。これら4つのポイントを押さえて、つきあい方や深さを設計していけば、PRマーケティングを進めるさいの戦略構築や考えて方もガラリと変わっていきます。そして、SNSやコンテンツサイトの使い方も変わると思います。
ぜひ、みなさんも一度、言葉でなく、つきあい方としてのエンゲージメントについて考えてみてくださいね。
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