コラム
経営戦略×PR
2017.08.07

地方PRの変遷

ひと昔前から
地方自治体を中心に動画を使ったPRが流行し始めました。

以前は、動画事体に伝えたいメッセージを含ませて視聴した消費者の心を動かす。
という手法がメインでした。

しかし、最近では故意なのか偶然なのかは分かりませんが
〈動画事態に伝えたいメッセージを含ませる〉という手法から
〈動画をウワサの種として使う〉として使う手法へと変化しつつある様に感じます。
事例としては
■サントリー 頂 絶頂うまいCM動画
■宮城・仙台【伊達な旅】夏キャンペーン2017
等があげられます。

その理由としては、
消費者の目線がより高度になり、企画側の意向が分かるようになった事
動画コンテンツを使ったプロモーションが増え、差別化厳しくなった事
が考えられます。

そこで敢えて動画事体に重要なメッセージを含ませるのでは無く
視聴した消費者に、意見を対立させる、疑問を抱かせる様にして、
ウワサや話題を作り本命のCMへの注目度を高めたりしているのではないかと思います。
かつてビートルズもアルバム「アビイ・ロード」を発表する前に
「ポール死亡説」のウワサが世界中に流れるように仕掛けています。

消費者の目線が高くなり、
企画側の意図を見透かしてしまう様になるにつれ
PRの手法もより複雑化している様ですね。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事