PRにおける意味あるデータ分析とは?考え方と6つの基本ポイント
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2026.07.07

PRにおける意味あるデータ分析とは?考え方と6つの基本ポイント

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この記事では広報・PR担当者の皆さんに向けて、本当に意味のあるデータ分析をするための基本ポイントなどに関してお話しします。

特に「かなり長い時間データ分析をすることが多くて、具体的な広報・PR施策に使う時間が少ない気がする」という方や、「内心ではほとんど意味がないデータ分析もしていると気付いている」とお悩みの広報・PR担当者におすすめの内容となっています。

本記事では、「全データの全分析」が不可能であるという話題、そして本当に意味のあるデータ分析をするためのポイントなどについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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広報・PRやマーケティングのデータ分析で「全データの全分析」をする時間はないはず

広報・PRやマーケティングでのデータ分析におけるよくある誤りとして、「取得できる全データを丁寧に取得して、考えられるあらゆる方法で分析をする」というものがあります。一見して何も問題がないどころか、むしろしっかりと分析できていると感じるかもしれませんが、本来ここまでできるリソースがない部署が大半なのではないでしょうか。

実際、それでもソフトやツールを使って無理矢理でも分析をして、例えば「業務の5~7割以上がデータ分析になっている」などの状態に陥っている企業もあるようです。

PRやマーケティングで本当に意味のあるデータ分析をするための基本ポイント6選

それでは広報・PRやマーケティングのために本当に意味のあるデータ分析をするための基本的なポイントを挙げていきます。

ここでは実際の分析方法などの専門的な話題は出さず、「こういった基本スタイルが確立していないと広報・PR部署として成立しなくなる」というレベルの話をします。なので広報・PR担当者自身が分析をするわけではない場合も、関係部署と本記事の内容を共有していただければと思います。

基本ポイント①:本当に分析するべき数値を絞り込む

すでに触れているように「分析可能なすべての数値」の分析をしていたらどれほどリソースがあっても不足します。よって、まずは本当に分析するべき数値を絞り込むところから始めましょう。

ごく簡単な例えではありますが「水曜日は売上が落ちる」という事実がある場合に、「その日の店員の平均的なネクタイのカラーリング(ネクタイが統一されていないとして)」にまで目を向けている余裕はないということですね。

そうではなく「水曜日の周辺の店の行列人数平均値」を出し、さらに水曜日限定メニューが異様な人気になっていないかなどを調べるような発想が必要であるケースが多いです(これも架空の例なので実際にはネクタイの色が関係している場合もありそうです)。

基本ポイント②:数値自体は絶対的なものではない。だからこそどう捉えるべきかを考える

なんらかのデータ(数値など)が出ると、それが「何か特定の答えを示している絶対のものである。」「だからこそ分析によってその唯一の正解を導き出す必要がある」と考えてしまうかもしれません。

しかし実際にはデータの活用方法は様々であり、例えば「水曜日の周辺店の行列平均人数が他の曜日より多い」となれば、「ではそれを出し抜く戦略を立てるためのデータ収集を……」と考えることもできますし、「何か便乗して出せる新商品を考えるためのデータ収集を……」という発想もできますよね(無数に考えられます)。

いずれにせよデータ分析において「絶対的な正解に向かう」というスタンスだと行き詰まりやすかったり、効率が悪くなったりする可能性が高いので気を付けてください。

基本ポイント③:「分析する数値」と「捉え方」が決まったら分析方法を考える

「分析する数値」と「捉え方」が決まったら(決まったらといっても絶対的なものではなく、おおよその話です)、それを分析する方法を考えましょう。

これに関しては特に専門知識が必要ですので、詳しい部署の社員と協力するかアドバイスをもらいながら進めることをおすすめします。

基本ポイント④:「分析する目的」を決めて見失わないようにする

これも根本的な話ですが「分析する目的」を決めて見失わないようにしましょう。

企業にとって究極的な目的である「利益の維持・向上」を大前提としつつ、例えばそのための「○○の作業効率を上げる方法を探す」などを目的とします。作業効率が上がれば基本的に利益の維持・向上がしやすくなるので、これは破綻していませんよね。

しかし極端な例ですが「社員のネクタイの色のデータを毎日取る」などと意気込んでも、それはほとんどのケースにおいて企業の利益にはつながらないはずです。

これに限らず、小~中段階の目的を設定したら、「それはどのように利益と関係するのか」を明確にしましょう。「恐らくつながるはず」というレベルでは不足しており、論理的に根拠を示さなければなりません。

基本ポイント⑤:ツールやソフトなどを活用して分析効率を上げる

多くの場合、「現代で通用するレベルのデータ分析」を、Excelなどの標準的なツール・ソフトだけで行うのは難しいものです。そのためこれに関しても知識のある社員にアドバイスをしてもらい、データ分析用のツール・ソフトを導入することをおすすめします。

基本ポイント⑥:できれば「データ分析にかける時間」を全体の1~2割に抑える

企業や部署によりますが、できれば「データ分析にかける時間」を業務時間全体の1~2割くらいに抑えましょう。それくらいでないと本来の広報・PR業務が満足にできないはずです。

そもそもデータ分析は「具体的な広報・PR施策のためにやらざるを得ない作業」でしかなく、例えば「より見やすくExcelをまとめなくては」などと固執し始めたら本末転倒です。

PRマーケティングで分析すべきはまず「目的」から

効果のある広報・PRをするためにはデータ分析をして、つまり数的根拠を持って施策の内容を練ることが大事です。ただ、それが行き過ぎて「得られるデータは全部得て、あらゆる分析方法を試さなければ」と考えるのはズレています。

そうではなく「本当に見るべきデータ」を見定めた上で分析をして、さらに分析の時間は全体の1~2割くらいに抑えることが大事です。広報・PR部署だけでできることではないはずなので、その道に強い部署にも協力してもらうことをおすすめします。

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執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者30万人のYoutuber
上岡正明

MBA(経営学博士前期課程修了)
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者30万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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