コラム
経営戦略×PR
2015.11.12

【企業PR施設】

11月に入りすっかり寒くなってきましたね。
今年も早いもので、もうすぐ1年も終わり。
残す大きなイベントと言えば、クリスマスというところでしょうか?

今年も大盛り上がりだったハロウィンイベントも終わり、
クリスマスまでまだ時間がある11月はPRのネタ作りにとっても寒い時期と言えるのではないでしょうか?

そこで、今回は皆様のPRのネタ作りの参考になるかどうかはわかりませんが、
今注目されている企業PR施設についてご紹介させていただきたいと思います。

企業PR施設とは、従来のショールームや博物館とは異なり、より消費者に情報を伝えるためのツールとして、各企業の展示スペースなどを「自社メディア」として活用しているものです。

特に2011年以降、あらゆるタイプの企業PR施設が次々に登場しました。

横浜みなとみらいの「カップヌードルミュージアム」では世界に一つだけのカスタマイズ商品を作ったり、巨大な工場の中で、自分自身が「カップヌードル」の“めん”となり、製めんから出荷されるまでの生産工程を体感できるといったイベントで人気を博しています。

その他にもサントリーやキリンビールの工場見学ツアーなども企業の裏側“素”の部分が見れると大好評のようです。

こうした取り組みにより、満足した参加者たちがtwitterなどのSNSを使って情報を発信して話題となりさらに企業に注目が集まっています。

現在では、face bookやtwitter、ブログなどを使って簡単に情報を発信できる時代なので、それに伴い消費者や受けとる側の感度が高くなっているようです。

その結果、
広告のような「憧れとフィクションの世界」よりもデジタルによる「リアルと等身大の世界」の情報の方が受け入れられやすくなっています。

これからはますます消費者の「ホントのところを知りたい」という欲求にこたえられるような情報を訴求することが大事なのではないでしょうか?

皆様もトレンドや季節性に左右されない、企業の“素”の部分を伝えられるようなネタ作りを試してみてはいかがでしょうか?


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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