広報が知るべき「開封率」を上げるメールマガジン作成・配信のポイント8選
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2026.06.12

広報が知るべき「開封率」を上げるメールマガジン作成・配信のポイント8選

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この記事では広報・PR担当者の皆さんに向けて、メールマガジン配信において非常に重要な「開封率」を上げるためのポイントなどについてお伝えしていきます。

特に「本文作成は頑張っているのになかなか成果が出ない」という方や、「開封率が低いのでなんとかしたい」という方におすすめの内容となっています。

本記事ではメールマガジンの「開封率アップ狙い」が最高効率の改善策である理由、そして具体的な開封率アップのポイントなどに関してお話ししますので、ぜひ参考にしてください。

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広報が担当するメールマガジン配信なら「開封率アップ狙い」が最高効率の改善策な理由は?

広報・PRでメールマガジン配信をしている場合、「開封率アップ狙い」で手を加えていくのが最高効率の改善策といえます。その主な理由は以下の通り。

  • 開封率はセンス不要で誰でもアップさせられる
  • 「タイトル(件名)」の改善だけでも開封率が上がるため手っ取り早い
  • 開封さえすれば「せっかくだから読む」人は多い

もちろんメールマガジンの本文に力を入れるのも重要ですが、まずは読まれないことには始まりません。そしてあまり大きな声では言えないものの、開封さえされれば本文を「究極的に」作り込まなくても、「丁寧に」作るだけで広報・PR効果が期待できます。

企業公式ウェブサイトの記事タイトルなどにも同じことが言える

ちなみに企業公式ウェブサイトの記事タイトルなどにも同じことが言えます。本文ももちろん重要ですが、検索結果ページにタイトルが出て、一瞬で「読もう」と思わせなければ始まりません。しかしタイトルのクリックさえさせることができれば、その後は本文を「緻密」レベルで作り込まなくても読み進めてくれるかもしれません。

メールマガジンの開封率を上げるための広報・PR上のポイント8選

それでは広報・PR担当者の皆さんに向けて、メールマガジンの開封率を上げるためのポイントをいくつか挙げていきますのでぜひ参考にしてください。

ポイント①:タイトル(件名)に力を入れる【最重要】

すでに少し触れているように、メールマガジンの開封率を上げるためには「タイトル(件名)」に力を入れるのが最重要です。「本文作成を頑張りたいのに虚しい」と感じる方もいるかもしれませんがそれが現実です。

開封率を上げるためのタイトル作成のコツは主に以下の通り。

  • 文字数を意識:全体で30文字以内。前半15文字までに要点を入れる(30文字さえ全部は読まれにくい)
  • メリットの提示:「5キロ痩せる」や「クーポン配布」など具体的なメリットを提示(できるだけ冒頭に)
  • 数字の提示:「3つのコツ」、「87%が高評価」など具体的な数字で説得力アップ(前半に入れる)
  • 好奇心:「あなたはどうする?」、「○○の理由」など好奇心を刺激する内容(前半に入れる)
  • 即効性:「3分で完了」、「1日でできる」などの即効性アピール(前半に入れる)

「内容は同じのタイトル」でも単語の順番や表現の微妙な違いによって、開封率が上下するので意識してみてください。

✅「タイトル釣り」は厳禁

「タイトルのインパクトに内容が見合っていない」、「禁断の~など無意味に大げさな言葉を使う」、「タイトルと本文の内容がズレている」などの「タイトル釣り」は厳禁。そのメールの開封率だけは上がっても、次回から「大した内容ではない」と判断されて下がるかもしれません。それに企業自体の信頼性も下がりますよね。

メールマガジンに限らず「表面のインパクトだけ」という広報・PR施策は悪手なので気を付けてください。

ポイント②:プレヘッダーテキストを調整する

メール配信システムによっては、「タイトルに続いて表示される本文プレビュー」も指定可能です(プレヘッダーテキストと呼びます)。指定できる場合は主に以下を意識するのがおすすめです。

  • タイトルの補足:「開封率を1.5倍に~」がタイトルなら、「5つのコツで開封率アップ~」をプレヘッダーテキストにする、など
  • サブテーマで補足:「開封率が1.5倍に~」がタイトルなら、「開封率アップによる3つの効果~」、など
  • ○○なあなたへ:「メールマガジンの開封率を上げたいあなたへ」などと書いて「自分ごと化」を促す

ポイント③:「送信元名」を調整する

定期的に届くメールマガジンでさえ、読者からすれば「怪しい送信元なので開きたくない」と判断することがあります。そのため「送信元名」には、「株式会社○○」など読者により認知されている名称を入れることをおすすめします。

ポイント④:配信する時間帯によっても開封率が変わる

メールマガジンを配信する時間帯によっても開封率に差が出る場合があります。一般ユーザーに送信するケースでのおすすめの時間帯は以下の通り。

  • 12~15時:昼休憩などに開封する。最もおすすめのタイミング
  • 21~23時:寝る前に開く
  • 19~20時:夕方~夜のゆったりした時間帯。ただし21~23時の方がおすすめ

なおBtoB系のメールマガジンなど「主に企業関係者が読む」場合でも12~15時が最もおすすめであるのは同じですが、次点で午前9時前(仕事開始前あたりで開く)、さらに次いで10~11時あたりが開かれやすいとされています。

ポイント⑤:曜日も調整する

「時間帯」ほどではないと言われていますが、メールマガジンを送信する「曜日」によっても開封率に差が出る場合があります。

ただ、メールマガジン界隈全体で一貫しているような傾向はほぼなく、「平日と土日で違いが出る。」「ただしどちらの開封率が高くなるかは、そのメールマガジンによる」というケースが多いです。

よって「平日配信」と「土日配信」でABテスト(複数パターンのテストをして傾向を探る手法)をするのがおすすめ。

ポイント⑥:配信ペースを調整する

以下のような配信ペースだと開封されやすく、解約されにくい傾向があります。

  • 週1~2回:「低単価・高購入頻度」の商材宣伝がメイン(食料品、日用品など)
  • 週2~7回:頻繁にキャンペーンをしている場合、ニュース速報的にメールマガジンを利用する場合など
  • 月1~週1回:「高単価・低購入頻度」の商材宣伝がメイン(家電、不動産など)、コラム系配信など

むやみにハイペースで配信すると「内容は良い」と思っている人でさえ鬱陶しいと感じて、衝動的に解約する可能性が高くなるので気を付けてください。

高頻度なほどネタ切れが起きやすい、内容が薄くなりやすい、送信側の負担が増えるなどのデメリットがあるので安易にペースを上げないことをおすすめします。極端に低頻度である場合を除いて、ペースによって大きな差は出ないと考えるべきです。

ポイント⑦:リソースに余裕があればセグメント配信をする

相手の属性などによって内容を変えて配信することを「セグメント配信」と言います。広報・PR部署などの負担は増えますが、やはり開封率が上がりやすく、成果(購入、有料登録、リピーター化・ファン化など)も出やすくなるので余裕があれば導入を検討しましょう。

セグメントの材料となる要素は主に以下の通り。

  • 年齢層、性別などの基本情報
  • 購入や来店の回数(頻度)
  • 契約中のプラン(有料か無料かなど)
  • 前回のメールを開封したかどうか
  • そのユーザーの状態(メールマガジン登録のみ、資料請求歴あり、購入歴あり、などの段階分け)

大量のパターンの作成が必須なわけではなく、2~3パターン作るだけでも結果が変わってくるかもしれませんので試してみてはいかがでしょうか。

ポイント⑧:定期的に登録者リストを見直す。手を加える

特に長期間未開封が継続している登録者は、「そのメールアドレス自体を使っていない」、「開封や購入の意欲が極端に下がっている」などの状態である可能性が。まず、前者のメールアドレスに送り続けると、効果測定・分析時の「開封率チェック」の正確性を損なう恐れがあります。

また、後者の読者にしつこく送ると迷惑メール報告をされたり、「もう絶対に商品は買わない!」くらいの気持ちになったりする恐れがあります。

よって長期間未開封のメールアドレスは除外することも検討しましょう。もしくは「継続的に開封していたものの突然開封されなくなった」などの場合は、内容に飽きているかもしれないので、上述のセグメント配信の発想で、これまでとは違う内容(テーマなど)のメールを送るなどの選択肢もあります。

まとめ

メールマガジンに限らず「開封されないと(読もうと思ってもらえないと)始まらない」というのは多くの広報・PR施策に関して重要な事実ですので意識しましょう。本文も大切ではありますが、タイトル(件名)を軽視していると勝負にならないのですね。

タイトル以外にも開封率を上げる方法を様々に紹介しましたので、可能なものを取り入れていっていただければ幸いです。特に配信する曜日や時間帯の調整は少ない負担でできますので、優先的に試してみてはいかがでしょうか。

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執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者30万人のYoutuber
上岡正明

MBA(経営学博士前期課程修了)
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者30万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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