主婦の目線から見た”妖怪ウオッチ”  その魅力は”家族みんなが共感できること”
コラム
主婦共感×PR
2014.10.22

主婦の目線から見た”妖怪ウオッチ”  その魅力は”家族みんなが共感できること”

こんにちは!

大分涼しくなってきましたねー。
皆さん風邪とかひいてませんか?

刻々と年末年始が迫り、
これからご家族と過ごす時間が増える方も
多くなるのではないでしょうか?

さて、本日の本題。

今巷で社会現象にまでなっている「妖怪ウォッチ」です。
実は私、最近になってアニメ版にはまり始めています。

正直、最初は何がそんなに面白いのか、
さっぱり分かりませんでした。
実は私の母親も、アニメにはほとんど無関心な人でした(^^;)

「アニメはしょせん子供向けのもの。私はもう”卒業”したわ。」
「絵空事で現実味がない。」
なんてことをよく言われていました。

子供の頃には親に
”なんでこんなに面白いのに、それが分からないかなー?
大人ってつまんないなー。”
ということを考えていました。

けれど、いざ自分が親の立場になってみると、
親の気持ちが自然に分かってくるものですね。
色んな意味で人生経験豊富になりますから(^^;)。

でも実際に子供と一緒に「妖怪ウオッチ」を観てみると、
意外に大人でも共感が出来る部分が多いんですね。

架空のストーリー内で展開される、
自分の半径2メートル以内の世界で起きる
日常茶飯事のトラブル、悩み。

例えば、アニメの第1話で、
主人公の両親がいきなり夫婦喧嘩。
話を聞いてみると、些細なことで言い争い。
さらにじっくり観てみると、ある妖怪のしわざで空気が
なんとなくどんより。

実はこの妖怪、どうやらとある妖怪の奥さんだったんですね。
旦那さん妖怪が最近忙しくて、
つい寂しくていつもどんよりした気分になっていたそうなんです。
それがいつの間にか周りの空気も変えてしまっていたんですね。

そこにようやく旦那さん妖怪が登場。
本来もっているほのぼのとしたオーラで
奥さん妖怪だけでなく、
周りの空気も穏やかになってきたんです。

おお・・・。
是非一家に一匹欲しい、とっても便利な妖怪(^^;)。

そしていつの間にか主人公の夫婦も
仲直りしている。
ケンカのきっかけは些細なことで、
お互いに言い過ぎたと反省。
心配していた息子もひと安心。

う~ん。よくある光景ですね~。

ここで大事なポイントは、
「登場するキャラクターの心情に共感出来ること」です。

子供達なら、
学校や自分の街で日常茶飯事に起きるトラブルに立ち向かい、
また、主人公と一緒に問題を解決しようと奮闘する
健気な妖怪キャラに共感し、応援したくなる。

お母さん達なら、
主人公のお母さんや女性タイプの妖怪の悩み、心情に共感する。

お父さん達なら、
会社にリストラされて手に職をつけようとしている
元人間だった人面犬キャラの健気な姿に涙したり・・・。

他にも大人にはどこか懐かしい名セリフが
ところどころに出て来たり。小ネタも面白いですね。
”僕は死にましぇーん!” ”太陽にほえろ!!”とか。

大人でも
「あー、こういうテーマならありかもね。」
「どこか懐かしいね。」
「これなら子供にも安心して観せられるかもね。」

と共感できる要素って、実はすごく大事だと思うんです。

この作品を生み出したレベルファイブという会社は、
ゲームやアニメ、文房具、玩具市場などを含めた
クロスメディア展開を予め想定し、
子供も大人も共感できる仕掛けを用意して、
様々な広報戦略を仕込んでいたようです。

妖怪ウオッチに限らず、
親子で一緒に楽しみ共感できるアニメ作品は、
長年愛される傾向があると思います。

単純明快なストーリーの中に、
自分の身近にも起きるトラブル解決のヒントがあったり。

そして最近思うことは
「人生を豊かにする秘訣は、童心を忘れないこと」だと思います。

自分が子供の頃に親にしてもらえてよかった思い出。
いろんなことに毎日ワクワク、感動したこと。
困難なことにぶつかっても、正面から立ち向かったこと。

そういうピュアな気持ちは、大人になった今だからこそ
改めて大切にしたいですね。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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