実例から学ぶ! ツイッター運用法【コムキャスト編】
コラム
WEB×PR
2014.01.11

実例から学ぶ! ツイッター運用法【コムキャスト編】

ツイッターを活用した事例を語る上で外せないのが、
米国大手ケーブルテレビ会社、コムキャストです。

かつてコムキャストは顧客サービスが最悪とまで言われていた企業でした。

対応の悪い顧客サポートは避難の的となり、顧客満足度も低迷を続けていました。

しかし同社は、ツイッター・チームの責任者であるフランク・イライアソン氏の活躍により、
短期間の間に顧客満足度を向上させることに成功したのです。

フランク・イライアソン氏が行なったのは、
ツイッター上でコムキャスト製品の問題、不具合をつぶやいているユーザーを見つけ出し、
その解決方法を丁寧に説明する、ということでした。

彼に問題を解決してもらった顧客は1年間で2000人に上り、
偶然にもそのうちの一人がTechCrunchの編集長マイケル・アーリントン氏だったことも有名な話です。

※TechCrunch アメリカで開設されたブログサイト。主にWebの話題を取り上げる。

フランク・イライアソン氏が行なったような、自ら顧客を見つけ出し話しかける手法は
「アクティブ・サポート」と呼ばれ、主に航空業界などで普及し始めています。

問合せを受けてから対応するのではなく、
疑問や不安・不満を抱えているユーザーをソーシャルメディア上で発見し、
企業が積極的に問題解決を図るところが
従来の顧客サポートとは異なる点です。

日本ではライブドアブログなどがこのアクティブサポートを取り入れています。

ソーシャルメディアが普及した現代では、
顧客の声を放置することで思わぬアクシデントが発生することもあります。

製品の不具合や対応の悪さといった情報は次々とWeb上で広まり、
最悪の場合、『炎上』に繋がることもあるでしょう。

そうなる前に問題を解決する「アクティブサポート」は、
これから先、企業に必須なものになっていくかもしれませんね。

佐藤昇(WebからPR会社の在り方を考える・マーケティングストラテジスト)


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

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