メディアアプローチとは?アプローチリストは合法的に買えます!広報担当者の裏技集
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2020.09.01

メディアアプローチとは?アプローチリストは合法的に買えます!広報担当者の裏技集

ここでは、広報担当者にとって必須となるメディアプローチについて解説します。

メディアアプローチとは?

『自分の会社、商品・サービスなどに興味を持ってくれそうなメディア関係者』の個人情報(連絡先)のリスト」のことを広報業界ではメディアアプローチリストと言います。

これが本来のメディアアプローチのリストの定義であり、「興味を抱いてくれないメディア関係者」の個人情報は不要です。しかし、実際には「メディアアプローチ先の人数を増やすこと」にのみ執着する広報担当が少なくありません。

しかしそれでは、リストに載っている人にプレリリースを送ってもほとんど反応してもらえないので意味がありません。

本当にデキる広報担当者は「プレリリースを送ったときに反応されやすい『強いメディアリスト』」を作ります。
「リストの中から相手を厳選した上でプレリリースを送り、反応率が3パーセント以上」という条件をクリアしているのであれば、「強いメディアリスト」と言っていいでしょう。

 

強いメディアアプローチには多大な時間・労力が必要です

つまりは「自社の業界にマッチする記事を書いている(番組を作っている……etcetc)メディア関係者」を探すわけです。

・新聞の署名記事からたどる
・ネットメディアの署名記事からたどる
・テレビ番組のディレクターをつきとめる
・テレビ番組の制作会社をつきとめる
・専門誌の編集長に直接連絡する

など色々な方法で「個人の特定」を進めていくことができますが、言うまでもなくかなりの労力がかかります。

将来のことを考えれば非常に重要な仕事ですが、他の部署の社員には「広報は毎日いったい何をやっているんだろう……」と思われるかもしれません。また、様々なものが経費で落ちなくなったり、予算が減ったりする恐れもあります。

そういった場合は、「裏技」を使ってメディアリストを作る速度を一気に上げてしまいましょう。

 

メディアアプローチ先はお金を出して買える!|3つの注意点

実は、例えば「新聞社の部署ごとの直通番号」「テレビ局の部署ごとの直通番号」などは、インターネット上で購入することができます。

件数にもよりますが価格帯は数万~数十万円ほどですから、労力(=つまり人件費)を大幅に削減できると考えれば、コストパフォーマンスはいいと思います。

では、メディアリストを購入する際の注意点を紹介します。

○1:「欲しいメディアリスト」を買う

メディアリストを販売している会社はたくさんあり、リストの種類も様々です。
無駄なお金を使わないように、リストの内容を事前にきちんと確認してください。

○2:違法性がないことを確認する

ここまでお読みになって、「個人(企業)情報を売るなんて犯罪では?」と感じたかもしれません。
しかしほとんどの情報販売企業は合法的に運営していますから、完全にクリーンに買うことができます。簡単に言うと、「本人に確認を取って売っているので問題ない」のです。

ですが、違法性のある企業も稀に存在します。

合法・非合法を見分ける手段は簡単で、合法な業者であれば、オフィシャルサイトなどで「合法である事」が明記されています。非合法の業者でも「あたかも合法であるような記述」をしているかもしれませんが、騙されてはいけません。

○3:メディアリストの扱いには細心の注意を払う

もちろん「情報販売サイト」を使わない場合にも言えることですが、利用する場合は特に注意してメディアリストを扱ってください。

基本的には「自社の広報担当者のみ」が閲覧できる状態にすべきです。
たとえ社長に頼まれたとしても見せてはいけません。パソコンで保存するなら二重のパスワードをかける、紙媒体で保存するなら金庫に入れる(大げさな話ではありません)などの工夫をしましょう。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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