
このコラムを読まれているあなたも知っている通り、リリースは新規情報を伝える資料であり、そこには、キャッチーなタイトルと簡潔な文章が必要です。
それは、一般的に知られている業界の常識です。
でも実は『デキる広報担当者だけが』がこぞって勝負をしている、リリース内の主戦場がある事をご存じですか?
主戦場は自社のストーリーを伝える会社概要
ご存じの通り、プレスリリースは企業の新たな取り組みを伝える資料です。
なので、企業の過去の取り組みを大々的に書くわけにはいきません。しかし、『会社概要』だけはまだ手つかずの地帯。これまでの企業の取り組みや物語を自由に書いてメディアに伝える事ができます。
だからこそ、デキる広報担当者はこぞって『会社概要』で勝負をしかけているんです。
- 創業年月日
- 従業員数
だけの形式ばった会社概要ではもったいないと思いませんか?
デキる広報担当者がこっそり応用する会社概要の書き方
やり手の広報マンがだけが隠し持っている取材を呼び込む文章術知りたいですよね? 本コラムでは、取材を呼び込む会社概要の鉄則を紹介します。
①ストーリーを作りメディアの感情を揺さぶる
テレビのディレクターや新聞記者はストーリーのある企業を取材します。だからこそ大切になってくるのは、会社の中核をなすドラマチックなストーリー、特にメディアが好むのは、落ち込んだ業績を回復させたV字回復ストーリーです。
なかでも、人はポジティブな要素よりもネガティブな要素に深く注目するので、V字の底の部分を強調する物語を作ると、より印象に残るストーリーに仕立てる事が可能です。
②有名な名詞を入れて信用度のある企業を演出する
メディアにはとても強い影響力があります。なので、怪しげな商品や企業を世の中に紹介するわけにはいきません。
そこで重要になってくるのは『信頼できそうな企業』と思わせる事が大切です。
具体的には、会社概要の中に有名な名詞を入れる事で、企業の信頼度をアピールしましょう。取引先・社長の前職・等の有名な名詞を入れると効果的です。
➂電話番号で事前取材を誘致する
メディアは電話での事前取材を行ってから、取材の可否を決める事が多いです。そのため、リリース内には電話番号を必ず入れましょう。
業務効率化の為、広報担当者様のメールアドレスのみ記載する企業が多いですが、大きな取材機会を逃してしまう可能性があります。即時に連絡が取れる電話番号は必須項目です。
まとめ 急成長する中小企業は会社概要で勝負する
3つのテクニックは、敏腕広報マンがこっそり実践しているテクニックです。
なるほど!と驚きましたよね?
大手企業に比べて知名度の低い、中手企業は会社の基本的な情報から伝えなければなりません。だからこそ、プレスリリース内で自由に書ける唯一のスペース『会社概要』をおざなりにしてはいけません。
ぜひ、明日から会社概要に巧妙な仕掛けをして、メディア担当者の感情を揺さぶってみませんか?
きっと面白いほど、取材が舞い込んでくるはずです。