デキる広報は会社概要に徹底的にこだわる!【PR担当必見】
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2023.02.27

デキる広報は会社概要に徹底的にこだわる!【PR担当必見】

このコラムを読まれているあなたも知っている通り、リリースは新規情報を伝える資料であり、そこには、キャッチーなタイトルと簡潔な文章が必要です。
それは、一般的に知られている業界の常識です。

でも実は『デキる広報担当者だけが』がこぞって勝負をしている、リリース内の主戦場がある事をご存じですか?

 

主戦場は自社のストーリーを伝える会社概要

ご存じの通り、プレスリリースは企業の新たな取り組みを伝える資料です。
なので、企業の過去の取り組みを大々的に書くわけにはいきません。しかし、『会社概要』だけはまだ手つかずの地帯。これまでの企業の取り組みや物語を自由に書いてメディアに伝える事ができます。

だからこそ、デキる広報担当者はこぞって『会社概要』で勝負をしかけているんです。

  • 創業年月日
  • 従業員数

だけの形式ばった会社概要ではもったいないと思いませんか?

 

デキる広報担当者がこっそり応用する会社概要の書き方

やり手の広報マンがだけが隠し持っている取材を呼び込む文章術知りたいですよね? 本コラムでは、取材を呼び込む会社概要の鉄則を紹介します。

①ストーリーを作りメディアの感情を揺さぶる

テレビのディレクターや新聞記者はストーリーのある企業を取材します。だからこそ大切になってくるのは、会社の中核をなすドラマチックなストーリー、特にメディアが好むのは、落ち込んだ業績を回復させたV字回復ストーリーです。

なかでも、人はポジティブな要素よりもネガティブな要素に深く注目するので、V字の底の部分を強調する物語を作ると、より印象に残るストーリーに仕立てる事が可能です。

②有名な名詞を入れて信用度のある企業を演出する

メディアにはとても強い影響力があります。なので、怪しげな商品や企業を世の中に紹介するわけにはいきません。

そこで重要になってくるのは『信頼できそうな企業』と思わせる事が大切です。
具体的には、会社概要の中に有名な名詞を入れる事で、企業の信頼度をアピールしましょう。取引先・社長の前職・等の有名な名詞を入れると効果的です。

➂電話番号で事前取材を誘致する

メディアは電話での事前取材を行ってから、取材の可否を決める事が多いです。そのため、リリース内には電話番号を必ず入れましょう。
業務効率化の為、広報担当者様のメールアドレスのみ記載する企業が多いですが、大きな取材機会を逃してしまう可能性があります。即時に連絡が取れる電話番号は必須項目です。

 

まとめ 急成長する中小企業は会社概要で勝負する

3つのテクニックは、敏腕広報マンがこっそり実践しているテクニックです。
なるほど!と驚きましたよね?

大手企業に比べて知名度の低い、中手企業は会社の基本的な情報から伝えなければなりません。だからこそ、プレスリリース内で自由に書ける唯一のスペース『会社概要』をおざなりにしてはいけません。

ぜひ、明日から会社概要に巧妙な仕掛けをして、メディア担当者の感情を揺さぶってみませんか?
きっと面白いほど、取材が舞い込んでくるはずです。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
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