003 アドワーズ広告
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100の打ち手
2019.10.06

003 アドワーズ広告

アドワーズ広告とはGoogleが提供するPPC広告。

利用者の検索行動に連動したインターネット広告です。

広告主の入札したキーワードが検索されると結果にタイトルと説明文のテキスト広告が表示され、クリックされた時点で課金が発生する仕組みです。

▼アドワーズ広告が掲載される場所(検索結果)

またGoogleの検索エンジンを使用している他のポータルサイト(BIGOLOBE、excite、goo、@nifty、livedoor、Hatenaなどの大手優良サイト)でも検索連動型広告として表示されます。

目的としているキーワードで関心のある利用者のみに訴求できるため、集客や売上向上など具体的な成果に繋がりやすいという特徴があります。

また低コストでスタートできるツールなため、大手のように膨大な広告予算がなくても出稿可能というメリットもあります。

予算はどのくらい必要?

アドワーズ広告を始めようと検討したとき、初めに気になるのは「費用」ではないでしょうか。

リスティング広告の中でも代表的なGoogleアドワーズの場合、任意の広告費ではじめることができます。

これだけでも他の広告と比べて、かなり少ない費用から利用できることがお分かりいただけるかと思いますが、やはりそれなりの効果を出したいと考えるのならば、予算計画が必要です。

企業の成長段階や状況によりますが、一般的に総売上げの5%~10%が広告予算として適正とされています。

50万円の売上げがある場合は、5,000円~10,000円となります。慣れないうちは無理のない予算から運用させましょう。

予算を決める上で着目しなければならないのは、「キーワード単価(クリック単価)」です。

広告がクリックされた際に発生する料金で、単価はキーワードによって異なります

そして、キーワード単価は一般的に月間アクセス数と競合性のバランスによって決定されています。

まずは訴求したいキーワードの単価を知りましょう。

■使用ツール名:キーワードプランナー(アドワーズアカウント必須/登録無料)掲載順位はどうやって決まる?)

あなたが狙いたいキーワードは、恐らく他の企業も出稿しています。

同じキーワードに複数の広告主が出稿している場合、その中で順位づけが行われます。

順位が上であるほど、よりクリックされやすい目立つ場所に広告が掲載されますが、これは入札価格品質インデックスによって決まります。

●入札価格=クリック1回に対して支払う最高金額

●品質インデックス=広告の品質を評価するもの

品質インデックスが高ければ、低い入札価格であっても上位に掲載される場合がありますので、バランスを見ながら入札価格を適切に管理していきましょう。

まずは低予算から始めてみる

アドワーズ広告は初期費用が他の広告と比べ安価で始められます。

また、掲載時間や期間など容易に設定できるため、一時的なキャンペーン広告としても有効です。

導入を検討しているのならば、はずはキーワード単価を調べてみましょう。

そして、初期段階では多額の予算設定はせず、無理のない範囲でスタートさせましょう。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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