テレビドラマの中に隠れたPR手法とは?
コラム
経営戦略×PR
2015.02.01

テレビドラマの中に隠れたPR手法とは?

2015年がスタートしてはや1か月が経ちました。

みなさんはいいスタートダッシュが切れましたか?

今は年末年始の休みモードも、完全に仕事モードに切り替わっていることと思います。

さて、この時期、テレビを見ていると1月スタートの新しいドラマが放映されています。

実はこのテレビドラマの中にも隠れたPR手法が組み込まれています。

それは「プロダクト・プレイスメント」と呼ばれるPR手法です。

簡単に説明しますと、テレビドラマに出演する俳優・女優の方々に劇中で着用してもらう、
または身に着けてもらい露出を図るという形です。

その他にも、劇中の役道具で使用する、セットの飾りとして使用するなど
パターンはいくつか存在します。

分かりやすい例をご紹介します。

少し昔のドラマになりますが、国民的人気アイドルグループの1人が
検事役で主演をしているドラマがありました。

役の設定上、とあるアパレルブランドのダウンジャケットを
レギュラーで着用していたのですが、そこからが火がつき、売り切れ続出。

入手困難で商品にはプレミアが付き、
ネット上では定価よりも数倍の値段で取引きされるという爆発的ヒット商品になりました。

これは大成功事例のひとつなので、どの商品も必ず爆発的ヒットを生み出せるわけではありません。

ですが、テレビドラマという多くの人が見るコンテンツに定期的に登場させることで、
このようなヒット商品に生まれ変わる可能性を秘めています。

また、単にヒット商品を生み出すためだけではなく、
テレビドラマという公共性が高いメディアにパブリシティとして使用されることで、
社会的信頼性の向上、いわゆるブランディングのひとつを目的に行うという一面を持ち合わせています。

少し駆け足でご説明しましたが、いかがでしたか?

実はこのような仕掛けが存在していたのです。

今後、テレビドラマを見る時には注目してみてください。

特にセットの飾り(特にパソコン)や劇中で使われる役道具は分かりやすいと思います。

「プロダクト・プレイスメント」は一般的にはあまり知られていない手法ですので、ご興味がある方は是非弊社にお問合せください!!


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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