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この記事では広報・PR担当者の皆さんに向けて、メディア関係者も使いやすいプレリリース用画像のポイントなどについてお伝えしていきます。
特に「画像が大事とはよく言われるものの、どのような画像を用意すればいいかわからない」という広報・PR担当者におすすめの内容となっています。
本記事ではプレリリース用画像の基本ポイント、そしてメディア関係者に好かれる画像の要素などに関して解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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広報・PRの必須知識。メディアが使いやすいプレリリース用画像の基本ポイント4選
それではメディアが使いやすいプレリリース用画像の基本ポイントを4つ紹介していきます。「広報・PR担当者として使いたい・使いやすい画像」ではなく、メディアの立場で考えて画像を制作・選定することが大事です。
ポイント①:プレリリースの内容に沿う画像
まずプレリリースの内容に沿う画像であることが大事です。わかりやすいところでいえば、例えばインターネット記事などによくある「内容と関係のないフリーの人物画像」「無関係の風景画像」などは不要ということ。
ポイント②:公序良俗に反しないこと
もちろん露骨に公序良俗に反する画像をプレリリースに載せることはまずないと思います。しかし見た人が「これはどうなのだろうか……」「少し不快」くらいに感じる広報・PR担当者はいるかもしれません。
また、類似商品と比較する場合などに、「その類似商品を特定できて、かつ過剰に貶める画像」などを使うのもNGです。
どこまでを「公序良俗に反する」とするかを明確に定義するのは難しいですが、少なくとも「これは良くないかもしれない」とわずかでも感じる場合は別の画像を用意することをおすすめします。
ポイント③:視聴者や読者に刺さること
広報・PR担当者が、例えば「とりあえず商品の画像を用意しなくては」くらいの低い意識で画像を用意すると、視聴者や読者に刺さりにくいものになってしまいます。そのため「どうすれば視聴者や読者に刺さりやすいか」を考え方の軸にして画像を準備しましょう。どれほど魅力的な商品であっても、見せ方によっては反応が非常に悪くなってしまいます。
ポイント④:サイズや解像度が十分であること
十分に大きく、そして高解像度な画像でないと、メディアとしても使うことができません。ただ、これについては広報・PRのノウハウとは別の知識・技術も必要になるので、不安であれば他部署の詳しい人にもサポートしてもらいましょう。
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メディア関係者が好むプレリリースの画像の要素4選
続いてはメディア関係者が好むプレリリースの画像の要素を4つ紹介していきます。上で簡単に紹介した内容と重なる部分もありますが、ぜひ合わせて確認してください。どれほど良いプレリリースであっても画像が悪いと採用率が下がるので注意しましょう。
要素①:画像のレパートリーが多い
1つのプレリリースに5枚程度の画像が使われていると言われています。また、あくまで平均ですので「新商品系」などビジュアル要素が多いテーマのプレリリースの場合は、さらに画像を多くした方がいいケースもあります。
画像の種類を有意義に増やすための方法は主に以下の通りです。ここでは「新商品のプレリリース」を例に取って解説します。
- 商品の正面、裏面、側面、アップ・引きなど様々な「商品画像」を用意する
- パッケージがあれば本体とは別に数種類画像を用意する
- 「使用時のイメージシーン」の画像も用意する(基本の使い方、便利な使い方、こんな場所でも使える、など)
✅画像が多いとメディア関係者としても助かる
画像が多いとメディア関係者としても選択肢が増えると助かります。そのためあまり記事などに画像を使うタイプのメディアでない、商品がシンプルすぎて用意しにくいなどの場合でも、最低3枚、できれば5枚以上の画像を準備することをおすすめします。
要素②:プレリリースのテーマに沿う・引き立たせる画像を選ぶ
先ほどもお伝えした通り、プレリリースのテーマに沿っていたり、引き立たせたりする画像を選ぶことが大事です。
- 商品のプレリリース:商品の全体像、ロゴ、利用シーンなど
- サービスのプレリリース:ロゴ、サービスの利用シーンなど
- 「人」の紹介やコメントがあるプレリリース:その人の顔色が良い写真など
- 数的データが多いプレリリース:グラフや表も使って見やすくする(テキストだけで示さない)
例えば上のようにして最低限「?」と、理解が止まることのない画像を載せたいところです。また人物の写真については、暗いというだけでも全体の印象が悪くなりかねないので気を付けてください。
さらにいうと「すでに文章で説明していること」と同じような画像を掲載してもあまり意味がありません。「理解の補助」「強調」「情報のまとめ」「イメージしやすくする」「イメージを高める」など、プラスアルファ以上の役割をこなしてくれるような画像を準備してください。
要素③:サイズや解像度が十分である画像を選ぶ
先ほどもお伝えした画像のサイズや解像度についてさらに詳しく説明します。なおある程度関係性を構築できたメディア関係者に対しては、「画像のサイズや解像度のご指定があれば教えていただけますでしょうか?」と聞いてみても構いません。
✅サイズについて
サイズは10MBまでを目安にしてできる限り大きくしましょう。ただ、10MB以上になるとダウンロードに時間を要したり、環境によってはダウンロードできなくなったりする可能性があるので注意してください。
✅解像度について
「メールなどで送信したプレリリースが印刷されること」も考慮すべきですので、350~400dpiくらいで準備したいところです。その他、注意点は以下の通り。
- 印刷しない前提なら71~96dpiほど
- 71dpi以下だと見にくくなる可能性がある
- 71dpi以下だと「画像内のテキスト」が読めなくなる場合も
また、350dpi以上にしてサイズが大きくなりすぎる場合は、まず71~96dpi程度で準備してプレリリースに載せ、別途350dpi以上の画像を単体で送るなどの工夫をしましょう。
要素④:画像を別途ダウンロードできる
また、別途ダウンロードできる画像集を用意しておくとメディア関係者に喜ばれるかもしれません。この画像集ですが、プレリリースには載せていない画像を含めておくのもいいでしょう。
ただ、ビジュアル要素がそこまで重要でなかったり画像の枚数が多くなかったりする場合は、無理に画像集を用意しなくても構いません。ですが、画像集の用意もあまり難しくないので、今まで経験がなくても挑戦してみてはいかがでしょうか。
メディアが使いやすい・記事にしやすウイプレリリース用画像まとめ
多くのジャンルのプレリリースにおいて、わかりやすい画像を多めに載せることはとても大事です。メディア関係者からの反応が良くなりますし、SNSなどでの拡散も期待できます。今回紹介した内容などを参考に、ぜひ質の高い画像を準備してください。
ただ、画像制作には広報・PR自体のノウハウとは直接関係のないスキルも必要ですの。そのため慣れるまでは同部署の先輩など、技術がある人にサポートしてもらいながら行うことも考えましょう。
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