YouTubeの毎日投稿を続けるコツとメリットデメリット9選
PR戦略とは
3分で分かる「PRの基本」
2022.10.06

YouTubeの毎日投稿を続けるコツとメリットデメリット9選

自分のYouTubeチャンネルに毎日1本以上動画投稿することを文字通り「毎日投稿」と言います。

ここではYouTubeにおける毎日投稿のメリット・デメリット、その他のポイントや注意点について解説していきます。

*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー

 

YouTubeを毎日投稿するメリット6選

メリット1.早く収益化しやすい

他にも細かな条件はありますが

・動画の総再生時間4000時間

・チャンネル登録者数1000人

これを両方クリアするとYouTubeチャンネルを収益化できます。そしてやはり基本的には毎日投稿するほうが、登録者・再生時間の伸びが良くなる傾向にあります。なかなか収益化できないとモチベーションが続かないかもしれませんから、「収益化完了までは毎日投稿」と決めておくのもいいかもしれません。

メリット2.YouTubeのアルゴリズムに評価されやすくなる

毎日投稿をすると「チャンネルを放置していない」とYouTubeのアルゴリズムにみなされて、関連動画やおすすめ動画として、あなたの動画が表示されやすくなります。(ただし必ずしも毎日投稿でなくてもこのメリットは得られます)

メリット3.バズる動画が出やすくなる

どれか1本でもバズる動画が出れば、予想以上にチャンネル登録者数・動画総再生時間が伸びやすくなります。もちろんこういった動画は狙って投稿できるものではありませんから、ハイペースで動画を出し続けていくことが大事です。

メリット4.分析→反省→改善をしやすくなる

特にビジネス目的でユーチューバーとして活動する場合、「こういうタイプの動画は伸びる(or伸びない)」などの分析をし、日々ブラッシュアップしていくことが大事です。

いわゆる「PDCAサイクルを回す」ということですが、これも毎日投稿をするほうが早くサイクルを回すことができます。

メリット5.視聴者の「他の動画も観る」という動きを維持しやすくなる

動画の本数が多いほど、視聴者の「別の動画も観よう」という動きを維持しやすくなります。「おすすめ動画にもこのチャンネルの動画が並び……、YouTubeのトップページにもたくさん並び……」となれば、どんどん動画を再生してくれるかもしれません。

メリット6.「毎日の習慣」になりやすい

一例として、「毎日夜7時に投稿する」と決めておけば(毎日投稿でなくても時間は決めましょう)、それが視聴者にとっての毎日の習慣になりやすくなります。別のもので例えるなら「毎日NHKの朝ドラを観る心理」ですね。これは毎日投稿だからこそ生まれやすいメリットであり、「2日に1本」だとすでに厳しく、「3日に1本以下」では、この利点はあまり得られなくなります。

「視聴が習慣化した視聴者」が多ければ、動画の内容やクオリティに限らず、一定の再生数は望めるようになります(だからといって手を抜いていいわけではありませんが)。

*こちらも人気:1再生いくら?人気ユーチューバーが本音で解説

 

YouTubeを毎日投稿するデメリット3選

デメリット1.労力が非常に大きく、手抜きになっていく可能性が高い

言うまでもありませんが毎日投稿をするとなると、労力が非常に大きくなります。そして毎日投稿に固執することで、

・編集の質が下がる

・企画の質が下がる

・疲れて顔色が悪くなる(顔出し系ユーチューバーの場合は意外と痛手です)

などの状態になるかもしれません。そうなってしまえば最終的に「雑に毎日投稿しているよく分からない人」「お金目的で無理矢理動画を出している人」などと思われて、視聴者が去っていくことでしょう。

デメリット2.視聴者の反応を参考にするのが遅くなる(溜め撮りの場合)

毎日投稿をしているユーチューバーの中には10本レベルの溜め撮りをしている人もいます。

すると視聴者の反応を参考にできる(例:低評価が多すぎるので動画の方針を修正するなど)のが遅くなってしまいます。特にシリーズものの動画を投稿する場合、「視聴者からの反応が悪い。でもせっかく労力を注いで撮影したのだから全部投稿しないと……」という板挟みの状態になるかもしれません。

それまで順調に運営できていたYouTubeチャンネルでも、目安として5本以上「視聴者的にダメな動画」が続くと、元通りに回復させるまで数か月かかってもおかしくありません。そして10本以上ダメな動画が続くと、再起不能レベルにまで「再生回数」「チャンネル登録者数の伸び」が悪くなってしまってもおかしくありません。

デメリット3.分析・反省の時間を取りにくくなる

溜め撮りはしないとしても毎日投稿をしていると、分析・反省の時間を取りにくくなります。趣味で投稿しているのであればそれでも構いませんが、ビジネス目的の場合、「なんとなくの感覚」だけで動画内容を決めるのは絶対にNGです。

 

YouTubeの毎日投稿を無理なく楽しめるならベスト

結論は、大切なのはより「動画の質を保てる投稿ペース」。

・毎日投稿するのが理想

・ただし動画の質が落ちては意味がない

そのため「動画の質を保ちつつ投稿できる最速のペース」で動画を出すことをおすすめします。ただ、視聴者に忘れられないようにするためにもはじめのうちは最低でも週2本以上、収益化が済んでからも週1本は投稿しましょう。


執筆者・監修者
上岡正明
テレビコメンテーター・経済記者
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事