YouTube1本あたり最適な長さは?8分以上の長尺を最後まで視聴させるポイント5選
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2022.08.07

YouTube1本あたり最適な長さは?8分以上の長尺を最後まで視聴させるポイント5選

YouTube(ユーチューブ)の動画のベストな長さはどれぐらいがいいのででしょうか?

動画は8分以上にすると、動画の途中にも広告(ミッドロール広告)をつけられるようになり収益が上がり、稼ぎやすくなります。そのため、近年のYou Tube動画は「8分○秒」以上のものが多いです。

そこで今回は、「最後まで観てもらいやすい8分動画の作り方」について解説します。

*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー

 

YouTubeのベストな動画の長さは?

「8分間ずっと楽しい・面白い内容にしなければならない」という事ではありません。もちろんそうできるのが理想ではあるものの、現実的に考えて厳しいですし、頻繁に動画を投稿する場合はネタも尽きていくかもしれません。

・最後まで視聴されやすい8分以上の動画を作る

・それでいてコンスタントに動画を出す

という両方を満たすためには、「途中で離脱される要素をなくす」と考えることをおすすめします。そもそも8分以上という長い動画を再生する時点で、それなりに興味を持っているはずですから、「ずっとすごい情報を伝え続けないと!」などと身構える必要はありません。

*こちらも人気:1再生いくら?人気ユーチューバーが本音で解説

 

最後まで視聴されやすい8分動画を作るためのポイント5選

ただ、単に動画の時間を無理矢理引き延ばせばいいというものではありません。「視聴時間(動画を閉じるまでの時間)」はYouTube側で計測されており、離脱が早ければ早いほど、「他の動画の関連動画」などとして表示されにくくなると言われています。

そこでもっとも大切なコツが以下になります。

基本は視聴者にストレスを与えない

1)BGMが大きすぎる

2)音が小さい(対策として、一度イヤホン無しで聞いてみよう)

3)「えーっと」「あー」などが多い

4)テロップが見にくい

5)画面が暗い

などのストレスがあると「もういいや」と離脱する人が多いです。理想は「ぼーっとしながらでも内容が頭に入ってくる動画」です。最初からそのクオリティの動画を作るのは難しいですが、少なくとも「視聴者がなんらかの努力をしないと観にくい動画」を投稿するのはNGです。

 

飽きないYouTube動画の作り方のコツと解決法

再生した人の期待を裏切らない

視聴者はサムネイルやタイトルを見てから動画を再生します。そして、「サムネイルやタイトルを見て浮かんだ疑問、期待、関心、ワクワク……」などを裏切らない動画内容でなければなりません。

例えば、タイトルに「衝撃」と書いてあるにもかかわらず、ありきたりな内容ではいけませんし、サムネイルで「誰も知らない!」と言っているのに、常識的なことを伝える内容ではすぐに離脱されます。

結論を全部先に言うのはNGです

意外に思えるかもしれませんが、結論を全て先に言ってしまうのは厳禁です。作文であれば、「結論→理由……」という構成が好まれますよね。ですが、YouTube動画でそれをやってしまうと、「へえ、そうなんだ。分かった。じゃあもう観なくていいや」となるだけです。

YouTube視聴者の多くは、「結論」が知りたいだけであって、「その結論に至る細かな理由」にはそこまで興味がありません。と言いますか、「すでに結論を知ったのに、それ以上時間をかけてまで理由を知りたい人」は少ないと考えるべきです。結論をある程度最初に言うのも悪くありませんが、あくまで「ある程度」にしましょう。

例えば、「虫歯防止にはフッ素入りの歯磨き粉を使いましょう」が結論だとすると、動画の冒頭では「虫歯防止には歯磨き粉を使うべきですが、普通の歯磨き粉よりも……」くらいで抑えるようなイメージです。

 

8分を超えないYouTube動画の基本は「減点要素をつぶしていく」

また、どうしても動画を8分以上にできない場合は、できるだけ再生時間を短くしましょう。

8分以上にできないなら、少しでも短くする

「1分」でも「7分59秒」でも、つけることのできる広告の数は変わりませんから、「再生されやすさ」を考えて動画の時間を短くするべきです。

普段の動画に数秒のOPEDアニメをつけているのであれば、それを省略してもいいくらいです。「今日はいきなり本題!」などと一言添えておくと自然ですね。


執筆者・監修者
上岡正明
テレビコメンテーター・経済記者
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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