視聴維持率を伸ばすコツとは?YouTubeにおける視聴維持率対策とおすすめ必勝法
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2022.08.09

視聴維持率を伸ばすコツとは?YouTubeにおける視聴維持率対策とおすすめ必勝法

YouTube(ユーチューブ)で大切な指標となるが視聴維持率です。

このコラムでは、現役の人気ユーチューバー自身が、2年で登録者20万人を達成したリアルなコツや裏技を紹介していきます。

*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー

 

視聴維持率とは?言葉の意味を解説

ビジネスとしてYouTube動画投稿をしている人の多くが、動画の長さを8分以上にしています。なぜなら8分を超えていれば、動画の途中にも広告をつけることができるからです。ただ、せっかく8分動画を作っても「再生中に離脱する人」が多くては収益が低くなってしまいます。これを、「視聴率維持率」と言います。この視聴維持率が低いと、他の動画の関連動画として、レコメンド表示されにくくなります。

そこで、必要なコツを「視聴維持率を伸ばす!8分動画の必勝6段構成」と題して解説していきます。

*こちらも人気:1再生いくら?人気ユーチューバーが本音で解説

 

視聴維持率を伸ばすコツは8分動画のおすすめ6段構成

ステップ1:いきなり「謎の残る主張」をする

動画の開始1秒で、「謎の残る主張」を出してください。あいさつ、自己紹介、オープニングムービーなどを入れたくなるかもしれませんが、率直に言って「誰も興味がない」ので、まずは本題の主張をしてください。

そのあと、入れたければオープニングムービーなどを入れましょう。ただ、あまり長いと鬱陶しいので数秒で終わらせてください。「謎の残る主張」をするためのポイントは、

・結論を言わない(言ったらこれ以上観る必要がなくなり離脱します)

・「え、それってどういうこと?」と思わせる

の2点です。

ステップ2:あいさつ、自己紹介

「誰も興味がない」とは言ったものの、すでに「謎の残る主張」をしてあるので、自己紹介などをしても離脱されにくいです。ここでは「普段から○○ジャンルの動画投稿をしています」など、「他の動画も観たくなる自己紹介」をするのがポイントです。

ステップ3:「チャンネル登録お願いします」

「チャンネル登録お願いします」などのコメントを動画の最後に出すユーチューバーが少なくありません。ただ、そのタイミングにおける視聴者は、動画への興味が極端に薄れている状態ですからチャンネル登録の催促をしてもほとんど意味がありません。

ですから、「普段から○○ジャンルの動画投稿をしています。ぜひチャンネル登録をお願いします!」などと流れるように、お願いしてしまいましょう。

ステップ4:本題(謎の残る主張へのアンサー)

本題です。「謎の残る主張に対する答え」を出すつもりで内容を作り込みましょう。「あなたの主張を論破しようとしてくる人を説得する」というイメージを持つと動画を作りやすくなります。

例えば、「筋トレは週2回におさめるべき」という主張をする場合、その理由を5つほど挙げるでしょう。しかし、「いやいや○○についてはどうなるんですか?」と聞いてくるはずですから、それを想定してさらに回答します。このように「想定される質問→それに対して答える」という感覚で内容を作っていくと、自然に8分を超えさせやすくなります。

ステップ5:今回の内容をまとめる

「この動画で言いたかったことは何か」を改めて簡単にまとめます。このタイミングで、「視聴者を100パーセントすっきりさせる」のが理想ですから(あくまで理想ですが)、ここで補足を入れたり、新たな情報を付け加えたりするのはやめましょう。

ステップ6:終わりのあいさつ・チャンネル登録お願いします

「本日もありがとうございました。もしよろしければチャンネル登録・高評価お願いします!また次の動画でお会いしましょう!」くらいの簡単なもので構わないので、終わりのあいさつをすることをおすすめします。締めのあいさつが全くないと、親近感を持ちにくいですからね。

 

視聴維持率のアップはファンづくりが大切!

駆け出しユーチューバーのうちは、数的に全部対応できるはずです。

動画についてコメントには全て返信しましょう

投稿した動画についてコメントには全て返信しましょう(スパム、中傷などのコメントは消す)。するとコメントしてくれた人がファンになり、視聴維持率がアップする可能性が高まります。

また、コメント欄を見ている人に「真面目な人だな」と思わせることができ、多少ですが良い影響が出るかもしれません。


執筆者・監修者
上岡正明
テレビコメンテーター・経済記者
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事