みなさんは「ユーチューバー」と聞くと、ヒカキンさんなどのいわゆる「顔出し系」の人を連想する方が多いと思います。ただ、実際には、
・姿は見せるが顔は隠す
・声だけ出す
・機械音声系
・Vチューバー
など色々なジャンルがあります。そのため、「ユーチューバーなら顔出ししないと!」とこだわる必要はありません。そこでこのコラムでは、「ユーチューバーとして活動するにあたって顔を出すことのメリット・デメリット」を紹介していきます。
*記事を書いた人:わずか2年で登録者20万人の現役ユーチューバー
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顔出しユーチューバーのメリット3選
1.自分をブランド化できる・自分が人気者になれる
顔出しをしたほうが、やはり「自分自身の人気」が出やすいです。そうなれば、「有名なあの人に任せよう」といわゆる企業案件の依頼をしてくれる企業が出てくるかもしれません。
2.活動の幅が広い
人気が出れば、比較的「どんな動画でも再生される」という状態になりますね。冒頭でヒカキンさんを例に挙げましたが、実に幅広いジャンルの動画を扱っていますよね。
これは、「顔を出せないユーチューバー」にはなかなか難しいことです。顔を出さない場合は、ファンは「人」ではなく、「動画内容」についてくることになります。そのため、専門性を高めていかないと、「なんだか中途半端なチャンネル」とみなされて、登録者数・再生数が伸びにくくなります。
3.ルックスや肩書が武器になる
また、ルックスが良ければそれだけで人気になる可能性もあります。あまり大きな声では言えませんが、YouTube内を探せば「動画内容はどうでもよくて、投稿者のルックスだけで再生されている」という動画も少なくありません。さらには何らかの特殊な肩書があれば、それだけで人気が出る場合もあります。
顔出しユーチューバーのデメリット3選
1.プライベートがなくなる
「ユーチューバーなんて、芸能人と比べればアングラな存在だから……」という認識は古いです。最近では人気ユーチューバーが週刊誌に追い回されるケースも増えてきました。いわゆる「炎上」をすればネットニュースはこぞって取り上げます。
また、俗に言う「特定」も怖いですね。どこまで本当なのかは不明ですが、「動画内の人物の瞳に映っている建物から、住所が特定された」というケースもあるようです。
「特定されるリスク」については、「テレビの世界の芸能人」に比べると圧倒的に高いと言えるでしょう。それに本人に全く落ち度がなくても炎上するかもしれませんし、面白半分で特定する人もいます。
2.人気がなくなった場合に巻き返すのが難しい
「顔を出さないユーチューバー」は、ほぼ「動画内容」だけで勝負しています。そのため人気がなくなった場合は、単純に動画内容を改善すれば巻き返せる可能性が高いです。一方、「顔出しユーチューバー」に関してはそうはいきません。どんなに面白い動画を出しても、ユーザーに「ああ、あのユーチューバーでしょ。どうせつまらないよ」と決めつけられてしまう恐れがあります。
「単に人気がなくなっただけ」なら盛り返せるケースもそう少なくはありませんが、「本人に多大な落ち度がある炎上」で人気を失った場合は、二度と復活できなくなってもおかしくありません。そして最終的には「ユーチューバーとして完全に忘れられる」わけです。
3.ルックスを批判される
あなたのルックスがどれほど優れていようと、人気が出れば「容姿の批判」をされるようになります。それはもう想像を絶するくらいの悪口が送られてくるようになります。ル
ックスに限りません。家族、思想、母校、声………などなど、「こんなことまで!」と叫びたくなるくらいに、様々な方向から誹謗中傷されますし、「全く当てはまらない批判」が届く場合もあります。あなたはこれに耐えられるでしょうか。
人のメンタルとは、結構もろいもの。目安として、「SNS上で好きな漫画やアニメ、有名人などの悪口が目に入らないように積極的な工夫(ブロックなど)をしている」のであれば、自分自身が批判されるとすぐに潰れるかもしれません。
4.「過去がクリーン」でないと炎上のリスクがある
また、最近では「SNS上の何年もの前の発言が掘り返されて炎上」「過去に同級生に嫌がらせをしていたことがバレて炎上」などのケースが増えてきました。したがって「これまでに危険な発言なんて絶対にしていない」と断言できる人以外は、顔だしユーチューバーをするべきではありません。「ちゃんと思い出せないけれど、多分大丈夫」という人もやめておくのが無難です。
解決法!覚悟無しに顔出しユーチューバーになるのはやめる
顔出しをすることにはメリットもありますが、「ある程度人気が出てこないと受け取れないメリット」がほとんどです。そして顔だしユーチューバーは、その「ある程度人気を出すこと」が難しいのでおすすめしません。
また、無事人気が出たとしても、今度は先ほど紹介したデメリットに常につきまとわれることになります。ですから、安易な気持ちで顔だしユーチューバーになるのはやめましょう。