芸能人ユーチューバーはむしろ大歓迎な理由3選!一般ユーチューバーが稼げないは真っ赤な嘘
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2022.07.31

芸能人ユーチューバーはむしろ大歓迎な理由3選!一般ユーチューバーが稼げないは真っ赤な嘘

たびたび「芸能人がどんどんユーチューバーデビューしているので、一般人がYouTubeで稼ぐのは難しい」などという声を聞きますよね。ですが、それはハッキリ言って大ウソです。

芸能人ユーチューバー関係のことに限りませんが、「YouTubeに詳しくない人がなんとなく言っていること」を鵜呑みにしてはいけません。芸能人ユーチューバーは一般人ユーチューバーの敵になるどころか、むしろ味方です。
その主な理由を挙げていきますね。

*記事を書いた人:わずか2年で登録者20万人の現役ユーチューバー

*こちらも人気:1再生いくら?人気ユーチューバーが本音で解説

 

芸能人ユーチューバーの参入がもたらすメリットデメリット

1.人々の「YouTubeへの関心」を高めてくれる

芸能人ユーチューバーが参入することによって、これまで全く興味がなかった人でもYouTubeを視聴するようになる事でしょう。例えば、最近ではジャニーズがYouTubeチャンネルを持つケースが増えてきました。ジャニーズファンには「本来YouTubeを観ない年輩の方」も少なくありません。そういった層が、「じゃあついでに」と他のYouTube動画も観ることは十分あり得ますよね。

2.おすすめ動画・関連動画機能

YouTubeを普段から観ている人であればピンと来る話だと思いますが、YouTubeには「おすすめ動画機能」「関連動画機能」がありますよね。例えば、「メントスコーラ」の動画を視聴したとすると、関連動画・おすすめ動画として他のメントスコーラの動画が紹介される(されやすくなる)という機能ですね。

有名芸能人ユーチューバーが「新作ゲームの○○をプレイしてみた」という動画を投稿したとしましょう。この場合、他の「新作ゲームの○○に関する動画」が関連動画・おすすめ動画として出やすくなります。この機能を活用すれば、あなたの動画も注目されやすくなるというわけですね。

もちろん芸能人ユーチューバーだけでなく、他の有名ユーチューバーの関連動画に出るように工夫しても構いません。「そんなやり方は邪道では?」と感じるかもしれませんし、それも完全には否定できません。「趣味でYouTubeをやりたい!」というのであればオリジナリティ溢れる動画を投稿するべきでしょう。

ですが、現実には「稼いでいるユーチューバー」の多くは、「ギリギリパクリではない動画」を出しています。それどころか、「やっている人が違うだけで、やっている内容は同じ」という動画さえ、YouTube上にはゴロゴロ転がっています。例えば、YouTubeで「漫画 死刑」などで検索してみてください。※閲覧注意な動画が多いと思います。ご注意ください。

「YouTubeって似たような動画が多いんだな」と実感できることでしょう。そして、「YouTubeで稼ぐためのビジョン」がなんとなく見えてくる人もいるはずです。ちなみに「漫画系動画」の場合、各YouTubeチャンネルは「再生回数が多い他の動画」をパクっている可能性が高いです。

 

芸能人ユーチューバーはYouTube全体の地位向上に貢献

「一般人ユーチューバーが受け取るメリット」はそれほど多くないとは思いますが、「芸能人がYouTubeに進出することによる、YouTube自体の地位向上効果」もありがたいことではあります。一昔前は、テレビのバラエティー番組で「YouTubeを露骨に見下すような内容」が放送されることもありました。

ですが、YouTube・ユーチューバー文化の発展に伴いその風潮は改善されていきましたよね。そして、芸能人ユーチューバーがどんどん増えてきたことにより、「そもそもテレビ番組でユーチューバーをバカにすることができない」という状況になりました。(テレビ・YouTubeの両方で活動している芸能人も多く、その芸能人の手前、YouTube・ユーチューバーを揶揄することはできない)

端的に言うと、「YouTubeもいいよね」「YouTubeっていいよね」と感じる人が増えたわけですね。となると、「YouTube広告を出したがる企業」も多くなっていきますので、今後さらにユーチューバーとして稼ぎやすい時代が来ることでしょう。実際、「動画広告市場の規模」は、2024年までに2020年の2倍以上になると見られています


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
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