「意図せぬ報道」を避ける・事後に対処するためにPR広報担当者がすべき5つのこと
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2021.08.25

「意図せぬ報道」を避ける・事後に対処するためにPR広報担当者がすべき5つのこと

PRリスクマネジメント

近年ネットの急速な普及により、人々のスムーズなコミュニケーションが実現していくことは、自然な流れかもしれません。それにともない、個人や企業の発言が炎上する速度や頻度も一瞬で広がってしまう事例も数多く出てきています。

今回はそんな現代社会で、広報担当者が「予期せぬ炎上」や「意図せぬ報道」を、いかに避ける・対処してくかについてのポイントをお伝えしていきたいと思います。

意図せぬ報道を避けるために日頃からポジティブ発信をし続ける

「企業ビジョン」や「社長の想い(インタビューなど)」など、日常的にポジティブな情報を発信し続けましょう。そうすれば仮に意図せぬ報道をされたとしても、見た人がマイナス感情を抱くことはないはずです。

また、報道関係者は忙しいので難しいかもしれませんが、その「日常的なポジティブな発信」を少しでも見てくれているのであれば、「マイナス印象を与えかねない報道」をしないよう配慮してくれる場合があります。

 

報道する記者との信頼関係を作り上げる

・こまめに連絡をする

・礼儀正しく接する

・何度も打ち合わせをする

・情報提供をする

などをして記者との信頼関係を作り上げましょう。そうすれば記者もフランクに接してくれるようになり、「(記事内容を直接見せてくれることはありませんが)こんな感じの内容でいいですか?」などと暗に聞いてくれる可能性があります。

また、記者との繋がりは「一回取材したら終わり」ではなく、できれば長期的に保ちたいものです。ときには「自社とは全く関係のないネタを提供する」などもしつつ、関係をキープしましょう。

 

プレスリリースに報道の解釈がわかれる内容を載せない

「こういうつもりで書いたのに、全く違う内容で報道されてしまった」という場合。それは、PR担当者の「こういうつもりがきちんとプレスリリースに情報として記載されていないことが原因であることが少なくありません。解釈がわかれるような曖昧な書き方をしないようにしましょう。

また、

1.自分(PR担当者)が知っている情報

2.記者が知っている(記者に伝える)情報

3.一般人が知っている情報

をきちんと区別することも大事です。

(※特に1と3)

例えば、「我が社の人気ジュース。350㏄のペットボトルを廃止して、500㏄のペットボトルに統一します」とプレスリリースに書くとしましょう。

PR担当者は、「350㏄のペットボトルに関しては環境負担も大きいので、エコロジーの観点も考慮して500㏄に統一する」と知っているかもしれませんが、一般人がそこまで把握しているはずがありませんよね。

そして一般の方に、「売上を伸ばすためだけに500㏄に統一するんでしょ?」と悪い印象を抱かれる恐れがあります。「エコの観点で500㏄に統一するというなら、それが記者と一般の方にも伝わるようなプレリリースを作成する必要があります。

 

意図せぬ報道を避けるため、載せる媒体を吟味する

プレリリースを送る前に、「偏向報道をする媒体ではないだろうか」と吟味しましょう。

特にインターネットメディアの場合は、「センセーショナルな見出しを作って、閲覧数を稼げれば勝ち」という側面が完全には否定できませんから、気を付ける必要があります。ベンチャー・中小企業の場合は、「とにかくメディア露出数を稼ぐべき」と言われていますが、手当たり次第に露出すればいいというわけではありません。

 

PR担当者自身が日々「価値観のアップデート」を行う

「あるテレビ報道にて、某有名飲食チェーン店のブラック・パワハラが明らかになり、大炎上した」という事例があります。どのような背景でそうなったのかは不明ですが、もしかしたらPR担当をはじめとする関係者に「このような厳しい姿勢で社員・アルバイターを使う自分たちは格好いい。我が社の情熱が伝わるに違いない」という誤った考えが方あったのかもしれません。

このようなことが起きないよう、広報担当者自身も日々「社会トレンドをキャッチアップ」をしましょう。分かりやすく言えば、「世間に対してアンテナをはる」ということが重要になります。

少しでも世の中の流れが分かっていれば一昔前のように、「ブラック・パワハラが肯定的に受け取られる」という勘違いはしないはずです。

もちろん、「社会トレンドをキャッチアップ」が全て正しいとは限りませんが、企業の存在意義や、ビジョンを、社会トレンドとの架け橋となるPRストーリーを作りながら時代の流れに合わせた情報発信を心がけることで、「意図せぬ報道」を避ける・対処できるでしょう。