カテゴリーページの役割と目的は?SEO効果の高いリンクの張り方を工夫しましょう
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2020.06.26

カテゴリーページの役割と目的は?SEO効果の高いリンクの張り方を工夫しましょう

カテゴリーページはトップページから一階層下がったページに多いです。

例えば、グルメサイトで100店舗分の情報が掲載されていたとしても、いきなりそれらの一覧を見せられても、訪問者は自分に必要なページを見つけられませんよね。

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カテゴリーページの役割と目的

カテゴリーページは、情報をさらに絞り込んで検索できるテンプレートです。

例えば、「鎌倉 グルメ」と検索する訪問者は、鎌倉のグルメから何かを絞り込みたい状態です。そのような訪問者に「鎌倉では和食が多い」「精進料理もある」「デートに使えるイタリアンがある」「最近ではパンケーキが人気」などの情報で鎌倉のグルメ内容を伝えることにより、訪問者の目的がより具体的になるよう誘導できます。訪問者のぼんやりとした目的にすべて応えられるような情報を網羅したページにしましょう。

 

カテゴリーページではわかりやすいアンカーテキストを設置

アンカーテキストとは、リンクを設置する際にサイト上に表示されるテキストのことです。

遷移先のページがどのようなページかわかりやすいリンクにするためには、アンカーテキスト内に遷移先の情報が記載されている必要があります。アンカーテキストとリンク先ページの<title>タグや<h1>タグに記載されている内容の意味が一致するようにページ間の導線になるリンクを設置しましょう。

◆リンクスパムに気を付ける

過去にアンカーテキスト内にキーワードを含めたリンクのほうが効果があると広まったときに、アンカーテキスト内にキーワードを大量に羅列したり、文脈とは関係ないキーワードを設置したりしてSEO効果を高めようとするスパム行為が横行しました。

Googleは、このようなリンクを評価しないようにアルゴリズムを調整し、作為的にキーワードを入れたリンクを張られたサイトに対して、ペナルティとして検索順位を下げるようになりました。

◆リンクはメッシュ型にしてサイトの評価を高める

検索エンジンはサイト全体のリンク構造も評価します。評価するリンク構造は、トップダウン型ではなく、メッシュ型のリンク構造です。メッシュ型のリンク構造とは、どのページから見ても上下の階層や同列横階層へのリンクが設置されている状態です。この構造にすることで、検索エンジンはクロールしやすくなり、訪問者も利用しやすいサイトになります。ページの評価が低下しがちな下層のカテゴリやページの改善も可能です。

◆メッシュ型のリンク構造に必要な3つの要素

メッシュ型リンク構造を構築するにはすべてのページに3つのリンク要素である「パンくずナビ」「下層へのディープリンク」「同列横階層の水平リンク」の導入が必要です。各ページ内のページ下部やサイドナビに設置する関連リンクは、ページの訪問者を直帰させず、ほかのページにも欲しい情報があると思われるようなリンクを設置しましょう。

◆重要なカテゴリから並べる

カテゴリーの並び順は、サイトとして重要視したいページや、検索ニーズの高いカテゴリから配置をしていきましょう。

月間の検索回数が少ないカテゴリもありますが、年間を通しての検索ニーズや、検索されるクエリとその他の検索クエリを掛け合わせた際に検索ニーズが多いカテゴリを上から順に配列するようにします。

とはいえ、「和食」「そば」「うどん」などの関連したカテゴリページへの導線は近くに配置して、ユーザーの使いやすさも観点に入れた配置にしましょう。

◆強調タグは多用しないようにする

これまでは<em>タグ(斜体で強調)や<strong>タグ(太字で強調)などの強調タグでマークアップした部分は検索エンジンにページ内において重要なテキストと認識されていましたが、現在では<b>タグ(太字で表示)や<i>タグ(斜体で表示)などの強調の意味を持たず表示だけを変更するタグと<em>タグや<strong>タグのような強調の意味を持ったタグをGoogleは等しく扱うとも言われています。

もし強調タグを使用する際はあまり多用しないようにしましょう。論理的に強調させたい以外で文字を視覚的に強調したいときは<span>タグとCSSの組み合わせで表示しましょう。

◆まとめ

カテゴリーページはサイト内の比較的上層にあり、訪問者はぼんやりと探したい情報を持っています。訪問者の道しるべになるナビゲーションを配置して、探したい情報が絞り込みやすくなるような構成を心がけましょう。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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