リダイレクトとは?広報やマーケ担当者必見!やむを得ないURL変更ではリダイレクトを設定しよう
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SEO
2020.07.27

リダイレクトとは?広報やマーケ担当者必見!やむを得ないURL変更ではリダイレクトを設定しよう

やむを得ず、URLを変更しなくてはならないといった場合には、元のURLを変更するというのはSEO的にはNGな行為なので、このような場合にはリダイレクトを設定します。今回は、その方法について学びます。

広報やマーケティング担当者がこれを知ることで、会社の問い合わせを守りながら、自社サイトやキャンペーンで攻めのSEO対策を打てます。

 

リダイレクトとは?URLは変えちゃダメ

サイト内のページにはひとつひとつにURLが割り当てられています。このURLを変更するということはSEO的にはNGです。理由としては、URLが移動してしまうと検索エンジンがそのURLを見つけられなくなってしまうことや、せっかくそのURLにリンクしている別のページからのリンクが機能しなくなるといったことが挙げられます。それでもやむを得ず、URLを変更しなくてはならない場合はいくつかあることでしょう。

URL変更をやむを得ず行う場合には、正しくリダイレクトを行う必要があります。リダイレクトを完璧に実施したとしても多少の順位下落リスクはあります。その上、リダイレクトを失敗してしまうと、かなり順位が下落するリスクがあるので注意しましょう。

 

リダイレクトは1対1が原則

URLが変わる場合、その下層のURLも変更になることが多いでしょう。また、ドメインが変わればすべてのURLが変更の対象となります。その際には、ひとつひとつのURLを対応する新しいURLにリダイレクトします。全部まとめてトップページにリダイレクトするなどという具合に、横着してはいけません。

古いURLが検索エンジンでヒットしてもトップページに転送されてしまうと、訪問者の目的が満たされません。検索エンジンもそれを理解しているので、順位も下降してしまいます。URLがhttpからhttpsになるだけでも、リダイレクトは必要です。

■リダイレクトは301リダイレクトを使う

リダイレクトにはいくつかの種類があります。中でも最もおすすめな方法は「301リダイレクト」という方法で、URLが恒久的に変更になったことを検索エンジンに伝える役割を果たします。これ以外のリダイレクトの方法はやむを得ない場合のみ、利用するようにしてください。合わせて、リダイレクトとしての有効度と、順位下落リスクにつても確認してみましょう。

■リダイレクトの設定を確認する

リダイレクトを設定した場合には、必ず目で動作しているかを確認しましょう。もしリダイレクトが動作していなかったら、誰にも知らせずにいきなり閉店してどこかへ移転してしまったデパートみたいに、その日から誰にも訪問されなくなってしまいます。確認は、旧URLにブラウザでアクセスして確認します。その際に、Internet ExplorerでF12キーを押して開発者ツールを表示させ、「ネットワーク」をクリックしてネットワーク上のデータの流れを調べましょう。

■リダイレクトの成否を確認する

次に、リダイレクトが効いて、検索エンジンのクローラーがちゃんとページをインデックスしているかどうかを調べましょう。Googleの検索ボックスで、新しいURLを入力して、その先頭に「cache:」と付けて「Enter」キーを押してください。「cache:https://example.com/fruits/」のように、スペースを空けずに検索します。

画面が表示されたら、「キャッシュされたURLが新URLとぴったり一致しているか」「ページのコンテンツ(キャッシュ)が表示されているか」といった項目を確認しましょう。キャッシュが表示されなかったり、URLが想定したものと異なっている場合にはリダイレクトが失敗している可能性があります。

 

リダイレクトはWEBマーケティングの基本です まとめ

SEOの技術要件のうち一番シンプルで、一番守られていないのがリダイレクト関連のものです。リダイレクトとは、あるURLからほかのURLへ転送させる機能です。

ここではリダイレクトが必要な場合と設定のポイントを学びました。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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