
幅広くメディアに掲載されており露出数も順調に伸びている。
しかし、メディア露出と売り上げが比例していない。。。
こんなとき、露出数を確保できた企業が目指すべきステージは、「掲載する!から顧客化する!」というステージです。
方程式は、
掲載⇒顧客化⇒ファン化!
そこで、体育会系PRコンサルタントの新貝が、ソリューション営業活動という視点から、広報PRを分析してみました。
メディア露出をしても顧客が刈り取れない
テレビ・新聞・雑誌・WEBそれぞれのメディア取材は定期的に入っており、
商品やサービスのメディア露出は多数獲得している。
しかし、イマイチ売り上げ高は比例しない。
いまどき、メディアの力は本当にあるのか?
PR・広報活動に意味はあるのか?
そんなネガティブな事も考えてしまうかもしれません。
実際に私がサポートさせて頂いていたお客様も
同じ様な悩みを抱えている方も多くいらっしゃいました。
メディア掲載は獲得できるが、売上高と比例しない、、、
その原因は、顧客化までの流れが見えていないから! 営業活動をイメージすると分かりやすいかもしれません。
通常、営業活動を行う上ではターゲット顧客をステージ毎に区分します。
①リード獲得 (広報PRなら認知拡大)
②リード育成 (広報PRなら注目・興味の発生)
③アポによる訪問 (広報PRなら消費者との接点創出 イベントなど…)
④顧客化 (広報PRなら購入される)
⑤紹介獲得 (広報PRなら口コミの拡大)
広報PRで、顧客化を狙うのも全く同様です。
顧客化までの流れを明確にしてターゲットのステージ毎に伝える情報や実施する取り組みを変えていきます。
ステージと移行条件を明確にして次の施策を考える
たとえば、顧客ステージとステージの移行条件を明確にすることだけで、施策が打ちやすくなります。
極論は『 営業活動を絡めた広報PRで顧客が次のステージに移行してもらうためにおこなっている 』と言えるでしょう。
1:リードを育成するとは
わかりやすくたとえると、リード獲得~リード育成へのステージ移行を目的とした場合、
●リード獲得の定義をターゲット層に紐づくメディア露出として、
●リード育成へのステージ移行の定義を自社HPへの月間アクセス数○○件UPとします。
そして、リード獲得済みのターゲット(露出されたメディアのターゲット層)に
「どの様なメッセージを送れば良いのか?」についての仮説検証を行います。
その場合、具体的にはソーシャル・リスニング等による消費者調査から訴求するべきメッセージを決めて発信、
そして、結果検証を行うという作業になります。
しかし、顧客化までのステージと定義を明確にしていなければ、
訴求するべきメッセージについて考えようという発想にはなりません。
ずっと、掲載数にこだわった広報活動を行うことになるでしょう。
2:顧客化までのステージを分けていなければ打ち手が分からず迷走する
しかし、顧客化までのステージを明確にできていなければ、
次に行うべき施策が分からず、結果、メディア露出ばかりを追うばかりで、
リリース本数と露出獲得できるが、顧客化に繋がらないという状況に陥ってしまいます。
実際に名前の知れた大企業も、このようなケースで苦しんでいることが多くなってきています。
まとめ 掲載する!から顧客化する!広報・PR活動とは?
それは、 ステージ毎に切り分けた施策を作り発信することです。
顧客ステージを明確にして、次のステージに移行してもらうための施策を考えて、発信する。
という意識を持つだけで露出獲得を目的として活動から
顧客化!を目的にした活動に変わります。
メディアへの露出はあくまでも手段であり、目的ではありません。
みなさんも『顧客ステージの切り分け』と『ステージに合わせた施策』を作り出して、
顧客アクションとユーザーメリットの多い、広報PRを実践してみませんか?