飲食店の月額定額サービスは成功する?メディアも注目する焼肉屋「29ON」と「coffee mafia」
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2023.02.27

飲食店の月額定額サービスは成功する?メディアも注目する焼肉屋「29ON」と「coffee mafia」

近年増加しているサブスクリプションモデル。
その中でも飲食業界における定額制は注目を集めてるんです。

特に注目を集めているのは株式会社favy。連日、テレビに引っ張りだこ。
飲食情報メディアを運営しつつ、リアル店舗では完全会員制の焼かない焼肉屋「29ON」、月額制でコーヒーを提供する「coffee mafia」を展開しています。
こちらの店舗は注目を浴び、成功を収めていると言えますが、
飲食店でサブスクリプションが成功する理由について、考えていきたいと思います。

 

飲食店がサブスクリプションを導入した理由

飲食店のビジネスは「今何を食べたいか」「この近くに良さげなお店はないか」といった、場所や気分でお見せを選ぶこと多く、偶発性が高いビジネスです。
また、利益を得るキャッシュポイントが1つしかないことや、顧客管理アナリティクスが機能していなくデータが貯まらないというマイナスポイントが多くありました。
それを解決するのがサブスクリプションモデルです。

サブスクリプションモデルの2つの強みとは?

「29ON」は固定の年会費という収益ベースの上に来店時の食事代が加わるため、メニューの原価率を高くしても健全な経営を続けることができます。
また会員制にすることですべてのお客様の来店回数や頻度を把握することができ、個別のマーケティングアプローチを行うことが可能になりました。
「coffee mafia」は定額制にすることで継続的に来店してもらえるという効果があります。月額2000円なため、一杯200円のコーヒーで元を取るには10回以上の来店が必要になるという意識もあってか平均来店回数は19回前後となっています。

■今後は飲食業界もデータドリブンで

顧客データと利用履歴の紐付けがあまり進んでいない飲食業界、他の世界ではデータドリブンでPDCAを回すのが当たり前ですが飲食業界はそうした戦略を進めるための土台がありません。サブスクリプションモデルを取り入れることによりきちんとしたアナリティクスやリ・ターゲティングの考えを実現できます。

 

PRのポイント
■飲食店がつぶれないために飲食店がつぶれないためには、アナリティクスが大切になってきます。きちんとデータドリブンをしていくことができれば、今後飲食店が簡単につぶれない世界が出来上がっていくでしょう。

執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

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