
2010年8月20日にパナソニックから発売されたコンパクトデジタルカメラ「LUMIXFX700」のPR活動として9月23日の東京・新宿ステーションスクエアに、女優・綾瀬はるかさんの10mという巨大バルーンを突如として出現させるイベントを行った。
液晶画面に触れることで、ピント合わせやシャッターを切るといった操作ができることが製品特徴だが「いくら特製を述べても、店頭などで実際に触れてもらわなくては、その良さは伝わらない」と発売と同時に、タッチシャッターを疑似体験できるゲームをウェブ上で展開。
画面の中の綾瀬さん像をタッチさせるとポイントが加算され、像が大きくなっていくしくみである。
ゲーム開始時にはさくらんぼと同じ大きさだった綾瀬さんが、約1ヶ月間に899万件以上のポイントが集まり、結果として10mまで成長。
9月23日のイベントには巨大かつリアルな綾瀬さんのバルーンが登場した。
設定がわかりにくいなど、直感的に使えないと、ここぞという一瞬を逃してしまうという声から新たにタッチ液晶を搭載し、画面上でタッチするだけでピント合わせとシャッターが切れ、取り逃がさないことを最大のポイントにした。
スペックを訴求して憧れの対象となることよりも、簡単にきれいな写真が撮れる“あなたのためのカメラ”として、等身大の存在感を打ち出すことをコミュニケーションの軸とした。
PRのポイント
発売から1ヶ月間はウェブ上でのPRに注力し、9月23日に新宿駅前で体験イベントを実施し、巨大バルーンを登場させるなど話題の継続性を狙った。